今年のハロウィーンのとき、学校の仮装コスチュームパレードで宇宙服を着ていた女の子がいました。
その衣装は手作りで、でも、とてもかわいく印象的でした。
その後、その子のお母さんに会うことがあったので、衣装がよかったですねと話しかけました。
「あれは夫が作ったんです。もし自分が子どもだったらあんなのを着たいと言って。
夫は科学者なので、ああいうのが好きなんです」
その女の子は去年の学年途中で息子のクラスに転校してきました。
お母さんもお父さんもおとなしい人で、あまり話をしません。
お母さんはまだ人に挨拶しよう、友好的に・・・と心がけてる感じがするんですが、
あまり挨拶以上に話が進まないのです。唯一アメリカから越してきたという話だけ聞きましたが。
お父さんの方は無精ひげをたくわえて無表情、挨拶しても声は聞かれないという感じでした。
私は「科学者って、具体的にはどういうお仕事ですか」と聞いてみました。
「物理学者で、今は次世代エネルギーの開発をしているんです」というお答え。
そのエネルギーというのは、実はわが二女がとても興味を持っているものでした。
私は先端化学を研究する会社がこの近くにあるということ、想像さえしたことがありませんでした。
「もしかして、よかったらうちの娘とご主人が会ってお話するなんてできませんか?」
と聞いてみたら
「是非会社のほうへ訪ねて行かれたらいいですよ、若い人たちが興味を持つのを大歓迎していますから」
ということで自宅の電話番号を教えてくれました。
意外な展開になり、その晩、そのご主人に電話してみました。
すると、今まで声を聞いたこともなかったのですが、熱心にいろいろ話してくれて、娘ともかなり長く話して、時間が合うときに見学に来てくださいということになりました。
で、昨日見学に行ってきました。ホントにすぐ近くです。
私達のちょっと前に来たらしい、有名私学の高校生達もいました。
なんてことない、小さなオフィスの並ぶ建物の一角に、世界最先端の技術を研究開発する会社がありました。
私は娘を送っていったら帰るつもりでしたが
「入って見て行きますか?」と言われて、結構です、と言えず一緒に見学してきました。
(「お母さんは日本人だからなぁ・・・」とあとで二女に笑われましたが)
その、息子の同級生のお父さんがその研究開発のリーダーなのでした。
なので、一時間以上、熱っぽくそのプロジェクトについて語ってくれました。
(ん~~十年ぶりに物理の授業を聞いているようでした。わかりやすく話してくれたので、少しはわかりました。笑)
大きな実験設備もたくさんあり、ホントにこんなところにこんなものがあるなんて、とビックリしました。
もし、その研究開発が成功したら、人類のエネルギー史に新しい一ページを加えることになります。
安全で、低いコストで、安定したエネルギーを供給できるようになれば、今私達が心配している環境問題や化石燃料や核の問題などが解決できるのです。
歴史を創る現場になるかもしれないところを見学したというわけですね。
まだ何年も実験をしなければならないようですが、是非成功してほしいです。
「高校生の頃からそういう道に進む意思が固まって物理学を志した」という、その人の話を聞いて、
二女の目が輝いていたのです・・・・二女も環境問題を憂いて、次世代エネルギーの研究をしたいといっているので。質問もいくつかしてましたし・・・どうなりますやら。
でも、自分の好きな道が人類の未来に役立つかもしれない(そして、それでお給料ももらえる)というのはいいですよね。ああでもない、こうでもないと自分で考えたことが実現していくなんて。
一緒に夢を見させていただきました。
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その衣装は手作りで、でも、とてもかわいく印象的でした。
その後、その子のお母さんに会うことがあったので、衣装がよかったですねと話しかけました。
「あれは夫が作ったんです。もし自分が子どもだったらあんなのを着たいと言って。
夫は科学者なので、ああいうのが好きなんです」
その女の子は去年の学年途中で息子のクラスに転校してきました。
お母さんもお父さんもおとなしい人で、あまり話をしません。
お母さんはまだ人に挨拶しよう、友好的に・・・と心がけてる感じがするんですが、
あまり挨拶以上に話が進まないのです。唯一アメリカから越してきたという話だけ聞きましたが。
お父さんの方は無精ひげをたくわえて無表情、挨拶しても声は聞かれないという感じでした。
私は「科学者って、具体的にはどういうお仕事ですか」と聞いてみました。
「物理学者で、今は次世代エネルギーの開発をしているんです」というお答え。
そのエネルギーというのは、実はわが二女がとても興味を持っているものでした。
私は先端化学を研究する会社がこの近くにあるということ、想像さえしたことがありませんでした。
「もしかして、よかったらうちの娘とご主人が会ってお話するなんてできませんか?」
と聞いてみたら
「是非会社のほうへ訪ねて行かれたらいいですよ、若い人たちが興味を持つのを大歓迎していますから」
ということで自宅の電話番号を教えてくれました。
意外な展開になり、その晩、そのご主人に電話してみました。
すると、今まで声を聞いたこともなかったのですが、熱心にいろいろ話してくれて、娘ともかなり長く話して、時間が合うときに見学に来てくださいということになりました。
で、昨日見学に行ってきました。ホントにすぐ近くです。
私達のちょっと前に来たらしい、有名私学の高校生達もいました。
なんてことない、小さなオフィスの並ぶ建物の一角に、世界最先端の技術を研究開発する会社がありました。
私は娘を送っていったら帰るつもりでしたが
「入って見て行きますか?」と言われて、結構です、と言えず一緒に見学してきました。
(「お母さんは日本人だからなぁ・・・」とあとで二女に笑われましたが)
その、息子の同級生のお父さんがその研究開発のリーダーなのでした。
なので、一時間以上、熱っぽくそのプロジェクトについて語ってくれました。
(ん~~十年ぶりに物理の授業を聞いているようでした。わかりやすく話してくれたので、少しはわかりました。笑)
大きな実験設備もたくさんあり、ホントにこんなところにこんなものがあるなんて、とビックリしました。
もし、その研究開発が成功したら、人類のエネルギー史に新しい一ページを加えることになります。
安全で、低いコストで、安定したエネルギーを供給できるようになれば、今私達が心配している環境問題や化石燃料や核の問題などが解決できるのです。
歴史を創る現場になるかもしれないところを見学したというわけですね。
まだ何年も実験をしなければならないようですが、是非成功してほしいです。
「高校生の頃からそういう道に進む意思が固まって物理学を志した」という、その人の話を聞いて、
二女の目が輝いていたのです・・・・二女も環境問題を憂いて、次世代エネルギーの研究をしたいといっているので。質問もいくつかしてましたし・・・どうなりますやら。
でも、自分の好きな道が人類の未来に役立つかもしれない(そして、それでお給料ももらえる)というのはいいですよね。ああでもない、こうでもないと自分で考えたことが実現していくなんて。
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そういう知的な好奇心を刺激されることは、娘さんにとって重要なことだと思いますよ。
若いときにそういう機会に恵まれるっていいですよね。
親のほうもなんかウキウキしませんか?
なにかきっかけ作りになっていくといいですよね!
二女は科学にとても興味があり、UBCのある研究施設にも毎年見学に行ってるし、今回もうれしそうでした。きっと何か、これからもココロの中で続いていくものをもらったと思います。