クロイドンノース

メルボルン郊外のクロイドンノースでの主婦の生活。
息子の言語発達遅滞のことやクロッシェの記録も。

グランドファイナル2014 連続V

2014年10月08日 | 日記

今年も9月の終わりはオーストラリアンルールフットボールリーグ(AFL、通称Footy)の決勝戦で締めくくりでした。

去年のグランドファイナル日記

うちはFootyナシでは生きて行けないGが毎年きちんと家族3人分の会員費を払っています。
が、LHがほとんど興味を示さずソワソワするので、そんな息子と観戦するのが苦痛で私もすっかりFootyからは遠ざかっており、会員費も無駄になっています。

が、決勝戦チケットは会員が優先的に手に入れることができるので、今年も3人分きちんと手に入り、私も決勝だけはいそいそとチームカラーを身にまとい観戦しに行ってきました。


今年はシドニーのSwansというチームと。


朝からCityのパブとかにたむろしていたシドニーファン達ですが、

マルディグラじゃないんだけど・・・?


と言いたくなる出で立ちの人が多かったですね。

「シドニーのやつらは本物のFootyファンじゃないから」
と心底軽蔑したように冷たく言い捨てるG。


シドニー・スワンズは、数年前の決勝戦で我が家ひいきのホーソーン・ホークスはコテンパンにやられた因縁のチーム。
さらに、ホーソーンのスター選手だったバディ(ニックネーム)が今年からそのシドニーのチームへ移籍していたので(シドニーにガールフレンドが住んでいるからという理由で!)、古巣のチームとの対戦ということで、彼のプレーやホーソーン側の「バディ封じ」も見ものでした。


もう一つ、見ものといえば、試合前の余興。

オージーの国民性でもある段取りの悪さは、このコンサートに象徴されているかと思います。

毎年、スベるんです。


去年は往年のロックスター、ミートローフでした。
が、「ミートローフはもはやただのデブのおっさんで歌えない」
という有様で、AFLの下調べ不足を浮き彫りにしたのでした。



ちょっと大阪人っぽいところがあるオージーはその後、AFLの段取りの悪さとミートローフネタのジョークでかなり盛り上がりましたね。


さて、今年もどんなシニアスターを呼んで、どんなオチが待ち受けているのかと思っていましたが、今年はいい意味で大当たりでした!


トム・ジョーンズ!

試合前のTVインタビューではFootyのことをラグビーと言ったことに対してかなりネットでは攻撃を受けましたが、

国外の人間からしてみたら
Footyなんて誰も知らねーよ

ってことを受け入れられないオージー達だから・・・。



試合前、トム・ジョーンズのインタビューの様子をパブで友人カップルと見ていたのですが、私たちは声をそろえて
「う~ん…」と心配に。

「おじいちゃん、朝ごはんはもう食べたでしょ」って言いたくなる感じのシニアっぷり。

友人なんて「きっと今自分がどこにいるかわかってないよ」って。

が、一旦歌い出したら70代?のトム・ジョーンズ、激しかったです!
生歌、素敵でした。

あんな白髪のおじいちゃんだけど、その昔若い女性ファンたちが下着を投げて黄色い声をあげたってのがわかりました。(笑

そうそう、この赤毛の人もいました。


彼が歌いだすとすぐにTwitterで赤毛関連のジョークが炸裂。

ハリー王子、歌うまいね

とか。

シドニー・スワンズのチームカラーが赤だから、

チームカラーで来てくれるなんて、エド・シーランはいい人だね

など、ボケ倒しだったようで。


試合のほうはというと、良かったです。
前半からホーソーンがスイスイとゴールを決めていき、裏切り者のバディがキックすれば思いっきりブーイングして、ファンも気が晴れたかと思います。

今年は一番遠い最上階の席。後ろから7列目でした・・・。

勝利の瞬間

表彰式


何度も何度もチームソングを歌って、周りにほとんど人がいなくなっても試合後の余韻にひたってたG。

グラスの杯を持ったハッピーなおじさんがみんなに貸して回ってたので、うちも勢い的に。


余韻を楽しむ人たち。

グランドファイナルの2週間前にはシドニーでテロリスト予備軍みたいな人たちのアジトの一斉家宅捜索、逮捕などがありました。
そしてさらに1週間後メルボルンでも同様に家宅捜索や逮捕がありました。

以前にも増して警官や警備員がおり、そしてFBIも見守る厳戒態勢の中での試合でした。

試合前の余興中、バージン・ブルーの飛行機が超低空飛行で通り過ぎて行った瞬間があったのですが、FBIの近くに座っていたとある有名人が「銃に手が行ってた!」って後から大騒ぎしてました。

旅客機に対して拳銃でどうする気だったのかなぁという疑問は残るけど、その男気に乾杯!(?)
こういう人たちのおかげで安心して観戦できました!
無事終了で良かったです!

お祝いは、去年のようにドイツパブHofbrauhausに行きたかったGだけど、どこのパブも満員!満員!
だったので、Footyファンが少なそうな私のお気に入りの日本食レストラン昇屋さんへ。

お祝いの焼肉~。

せっかくの焼肉なんだけど、私はもう脂身たっぷりの肉は気持ち悪いので、シーフードを食べる係りでした。

この日は夜10時頃家に着きましたが、その後少なくとも2回は録画した決勝戦を見たG。
次の日の日曜日もずーっと決勝戦をつけっぱなしでした。

フットボールに旦那・パートナー・彼氏を奪われる女性のことをFooty Widow(フットボール未亡人)と言うのですが、私もまた今年一冬、Footy Widowとしてサバイブしました。

「来年からはLHともっとどこかへ行こう!」と毎年思うのですが、週末は家でダラダラしてしまいがち・・・。

来年はガンガンLHをじじばばに預けて、私一人の時間を作りたいというのが今の気持ちですが、どうなることでしょ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿