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学習まんが白虎隊

2016年08月07日 | 
昭和62年 私が小学生の時に買ってもらった白虎隊の本です。


当時、ユニオン映画「白虎隊」の放送後だったので会津は非常に混んでいて、雪にもかかわらず飯盛山にはずいぶん観光客がいたのを覚えています。
 白虎隊が戦場の戸の原口から飯盛山山中へ移動する時に使ったと言われる洞窟も、雪が降る中こんな場所通ったのか!と衝撃でした。白虎隊が通ったのは旧暦8月。新暦で10月に当たるので東北の秋口といったところでしょうか。単に小学生だった私はその日が雪だったので衝撃的だったのもしれません。

本題の白虎隊の話ですが、何故会津藩が微震戦争に巻き込まれたのか。また白虎隊の少年を含む会津藩士子弟は藩校日新館でどのような教えを受けていたのかが分かりやすく紹介されています。

私の好きなところは、幕末の会津藩士の子供たちが日常生活をどのように過ごしていたのか個人別エピソードが紹介されているところです。
例えば、篠田儀三郎などは約束したら必ず守る。日中蛍狩りを約束したが夕立になり自然解消かと思いきや、時間通りにやってきた。とか、津川喜代美は犬に襲われていた幼子を助けるときに指を食い千切られたが痛いとも言わずさらしで巻いて立ち去ったとか、有賀織之助はおいはぎをしていた駕籠かき人夫に出くわし見事に追い払ったり・・およそ小学生または中学生くらいの年齢でのエピソードとなるとかなり大人の武人だなと感心したものです。

15歳で元服し成人の仲間入りをする事を加味しても身長150センチそこそこの子供たちだ。


また、薩長軍が母成峠を越えて攻め込んできた時、各自自宅で出陣の挨拶をするのだがやはり大人びていて感心されられた。そして戦闘後飯盛山へ。当時の解釈で書かれているため、お城が燃えている事で会津藩は敗北。潔く自刃して果てた・・・そして1人、飯沼貞吉だけが生き残り後世に白虎隊伝説が語り継がれている。といった完結。

白虎隊の話も年々新しい文献や子孫の方の証言などで少し話の内容が変わってきているが、この話は昭和60年代のものですので若干解釈に違いはあれど、子供たちに白虎隊の話をする上では支障がないのでお勧めできます。



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