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武漢肺炎の裏で

2020-04-21 22:57:34 | 報道の在り方


尖閣諸島の接続水域(24海里、44km)に中国軍艦が正月から、ほぼ毎日航行しているのはご承知のとおりです。
たとえば、1/1~1/27、2/2~2/16、2/19~2/25には、2~4隻が侵入し1隻は必ず機関砲を備えているといった状況は変わりません。

最近は、尖閣諸島だけではなく日本の周辺が騒がしいです。

① 3/18 中国軍艦4隻 宮古島の南東80kmを東進
     中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート2隻、
     フチ級補給艦1隻
② 3/24 中国軍艦1隻 下対馬の南西150kmを北東進
    中国海軍のジャンカイⅡ級フリゲート1隻が同24日、対馬海峡を北上して日本海
     に進出し、翌日に対馬海峡を南下して東シナ海へ航行
③ 3/26 ロシア軍艦18隻 宗谷岬の北西95kmを東進
④ 3/26 ロシア軍艦2隻 下対馬の南西200kmを東進
⑤ 3/30 中国漁船もどき1隻 屋久島の西650kmで衝突
        海自護衛艦「しまかぜ」に体当たり
⑥ 4/3 ロシア軍艦2隻 対馬の北東130kmを南西進
⑦ 4/10中国空母等6隻 男女群島の南西420kmを南東進


①~④と⑥はすべて排他的経済水域(EEZ)内に侵入しています。EEZの200海里は360kmです。

 武漢ウイルスのどさくさに紛れて、ここぞとばかりに領土をかすめ取ろうとする動きです。
 ⑤は、「しまかぜ」の左舷後部に追突された1mの穴が開いていますので、軍艦を改造して船首を強化した漁船もどきであり、支那は公海上であっても日本の護衛艦にぶつけてきます。
 ただ、日本では、大きなニュースになっていません。ここは地図で見ると中国大陸に近いように見えますが、実は東シナ海の日中中間線近くの公海上です。海上自衛隊の護衛艦が中国漁船もどきに衝突された事件です。





 尖閣諸島の危機についても日本のメディアが大きく取り上げることがないのは奇妙です。


日本経済新聞
護衛艦、東シナ海で中国漁船と衝突 1人けが
2020/3/31 9:15

30日午後8時半ごろ、鹿児島県屋久島の西約650キロにある東シナ海の公海上で、海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」が中国籍の漁船と衝突した。
河野太郎防衛相は31日の記者会見で、中国漁船の乗員1人が腰を痛めたと明らかにした。海上保安庁によると軽傷とみられる。河野氏は「海保の調査に全面的に協力していく」と述べた。
防衛省によると、護衛艦は29日午前に佐世保基地(長崎県)を出港し警戒監視の任務中だった。海保などによると、護衛艦は左舷後部の水線上約5メートルに1メートル×20センチの穴が開いた。漁船は右舷前方に損傷がある。
河野氏によると護衛艦は衝突後、現場海域の近くを航行していた中国海軍の艦艇に通報し、共に状況の確認に当たった。再発防止に向けて海自内に事故調査委員会を設置し、独自の原因究明を進める方針も示した。
〔共同〕



 支那は、日本の接続水域への侵入を繰り返しており、これまでの侵入行動から一段上げた活動が始まったと考えられます。米軍の空母に感染者がでた間隙をぬっているようです。
生ぬるい対応をしていると徐々にエスカレートすることは間違いありません。
 常態化していることは、実効支配につながる危険な状況です。もし尖閣諸島が実効支配されれば、次は対馬や石垣島などもターゲットにされてしまいます。

 こうした事件について日本はまったく対応が生ぬるいです。ロシアは北朝鮮など他国籍の船に対して強行措置を執ります。日本でもEEZ内で、ぶつかってきた漁船は拿捕して軍人の乗組員は投獄し相手の出方をみる必要があるでしょう。

 日本も接続水域内では、支那の漁船もどきはすべて拘束して検査するなど様子を見る必要があります。それくらいのことはしないとまずいです。

 すでに支那は「飽和攻撃」を仕掛けるのに十分な数量のミサイルを保有しています。
 支那は米軍空母をターゲットに最大射程1500kmの東風21Dの中距離弾道ミサイルや最大射程4000kmの東風26を所有し軍艦を改造した漁船もどきを援護しています。
 したがって、日本は現在既に相当に安保上のリスクにさらされていることは事実です。

 こうした状況を踏まえて米軍・海兵隊は、INF条約を破棄し保有禁止になっていたNSM地対艦ミサイルと公称射程1600kmのトマホーク巡航ミサイルを沖縄に新たに配備する予定です。中距離ミサイルの開発と配備を禁じたINF条約は、ロシアと米国相互の核の脅威を低下させることが目的でしたが、批准していない中国はどんどん開発し大きな脅威となってきたため米国は条約を破棄したのです。



 沖縄から尖閣諸島まで460kmですので、トマホーク巡航ミサイルで十分にカバーできますが、リスク分散のために陸上自衛隊も石垣島、宮古島、奄美大島に地対艦ミサイル部隊の配備を進めており、今後さらに尖閣諸島や対馬にも、短距離ミサイルや1500km級の長距離砲を設置して支那のミサイル積載の軍艦に対応しながら、尖閣諸島などをしっかり守っていかなければなりません。

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