今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

NASAが見せたくない火星の本当のカラー画像を見られる

2008年02月13日 20時08分02秒 | 今日の真相画像





 今日から新しく「火星の真相画像」主題を追加しました。

 正直、このようなカラー画像に突き当たるまでそれなりに奮闘いたしました。
 やったという感激よりも、どちらかというと肩の荷がようやく降ろせたというような心境です。

 NASAの火星のローバー画像が、茶系統で偽装されていることは公開したときから感じていましたし、日ごとにそのような心象が強まっていました。
ですから、1年以上に渡って火星主題を更新していなかったのです。もちろん、宇宙画像項目で何回か取り上げてはいても、それほど興味が動くというものでもありませんでした。

 しかし、最近になってローバーの長命をビデオにしようと企画してから、ものは試しとNASAのローバー画像をいじくってみたのです。
 そうしたら、意図も簡単に茶系統の覆いが取れたのです。それを本当の火星の自然の色と思い込むことにしたのですが、心の大半をまだ色彩偽造の心象が占めていて、茶系統の覆いを取り払うような努力が必要だと痛感しました。

 もうNASAのカラー画像を相手にするべきではなく、ローバーが本当に伝えている色彩画像データをカラー合成するしかないと試行錯誤を繰り返しました。

 その結果が、今、皆さんが見ている火星の本当の色に近いカラー画像です。

 なぜ、本当の色に近いと断りを入れるかというと、ローバーの送信しているRGBの色彩データではR、つまり赤系統が強いものが大半なのです。また、GB、つまり緑と青の色彩データも対象によって、偏りがあるためです。

 本当の色は、カラーチャートになりますが、これも必要なRGB3原色データがそろっていることが珍しくて、自然な色彩に近づける参考にしかなりません。
カラーチャートで赤、青、緑、黄が明確になっているカラーチャートの背景に写っているのが、たとえわずかであろうとも本当の火星の自然の色になります。


 今日取り上げた7点の火星ローバーのカラー画像は、オポチュニティーの第1日目から第4日目の記録からです。全てが、Rデータで赤の強い原稿からになります。

 火星の真相画像主題では、当サイトが合成したカラー画像の原稿を得られるように設定していますので、皆さんもチャレンジしてみてください。
 なお、当サイトが恣意的に作っていない証拠としては、カラー画像のヒストグラム分析でわかると思います。一部で、明暗度を強めるためにヒストグラムに隙間があることもありますが、RGBのバランスは崩れていないはずです。



「火星の真相画像」


「惑星テラ見聞録 ホーム」



やはり、火星は青かった。一部だけれどね。これが本当の火星の色だ。

2008年02月13日 12時33分13秒 | 太陽系の画像







NASAの公開している火星ローバーのRGB3原色データを元に、白黒データをカラーに変換したら青い火星が飛び出てきました。

しかも場所は、現在オポチュニティーちゃんが活躍しているところです。

ローバーの撮ったRGB画像データは、Rデータが赤が強く出るものでそのまま用いるとカラーチャートでいびつな色彩になります。
それで、RデータをRGB3原色にさらに分解し純粋に近いRデータをカラー合成用のRデータに変換しました。
同じように、GBそれぞれのデータもRGB分解しそれぞれの純粋に近いGBのカラー合成用に変換しました。

結果が、カラーチャートです。合成後には鮮やかさをプラスの方に調整しました。その後に明暗調整をしてこのカラーチャートに仕上げました。
その手順を基本にローバー・オポチュニティーの撮ったビクトリア・クレーターのRGB白黒画像データをカラー合成したのが今日の画像です。

見事なまでに青い火星が浮かび上がりましたね。

ただ言えることは、明るすぎるデータの場合には更なる手順を要するみたいでした。

しかし、これで求めていた火星の本当の自然の色に近い風景を見ることができます。

今後、火星の真相ページでカラー合成した原稿の入手先等を設定しますので、チャレンジしてみてください。
フリーソフトでもそれなりのカラー合成ができると思いますが、今日の画像のように仕上げるには、少し高価なソフトが必要かもしれません。

もう、これでNASA指定の火星の色彩に辛抱しなくて済みます。ただ、カラーチャートを除いてほとんどのRデータが赤の強いものですから、仕上がったカラー画像からは、見る人の思いで赤みを差し引いて鑑賞するのがベターなのかも知れません。ですから、当サイトでは、赤みを差し引かずにそのままご案内いたします。


ちょっとだけ訂正があります。
昨日のブログで当サイトが合成したオポチュニティーのカラーチャートの日付を間違えていました。正しくは、2007年4月29日でした。
そう、4年も経過しているにもかかわらず、火星の風は、ローバーちゃんたちに本当の火星の色を伝えられるように支援していたのです。
赤、青、緑、黄のカラーチャートがまだ参照できるのですから、日付の4年くらいの差など問題にしないでね。


参考までに、カラー画像で色彩を故意に加減している場合には、ヒストグラムでRGBのバランスが極端にになります。RGBの3つの山がほぼ一致しているのが自然に近いといえるかもしれません。



「今日の拡大画像」


「惑星テラ見聞録 ホーム」