2008年最初の宇宙画像は、光を反響させる変光星V838です。
つぼみから満開のように開いた宇宙の薔薇は、その模様をゴッホの星の夜に擬態していました。
そして、散りかけた今、織り成す雲の模様は、宇宙人面、悪魔、バットマンの元の姿など多様です。
そして、一際目立つのが、タコ頭の宇宙人面にハリセンを打とうとしている三角頭巾を被った四二神模様です。
星雲でこのような模様にはっきりと想起できるのは、本当に珍しいものです。
思い込みすぎかもしれませんが、これらの模様に見えたときには、911テロでWTCに上がった爆発の炎と黒煙、そして、崩壊後に見られた粉塵模様以来の衝撃でした。
このV838星体系にも惑星が有って、その惑星生命の末期の表れとは、過言になるでしょうか?
本当は、周辺の星々と塵雲による偶然の配置なのでしょうが、遥か遠くの惑星地球へのメッセージのようにも思えてきました。
この塵雲に限らず、近くのオリオン星雲では、誕生したばかりの星の円盤を識別できるくらいに拡大した時に、星雲の外層端あたりに本当に☆型の模様がいくつかありました。
自然の織り成す模様眺めは、思わぬ微笑さえ提供してくれます。
一休和尚の至言、「正月は冥土の旅の一里塚。目出たくも有り、目出たくも無し」
けれども、正月は、やはり、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
星の光エコーの最新眺め
これらは、光反響と呼ばれる宇宙での珍しい現象の最も最近のNASAハッブル宇宙望遠鏡眺めです。
ほぼ5年前に噴出した星からの光は、星を囲む塵の雲を通り過ぎて外部に伝わり続けます。
光は、塵から反射したり「反響(エコー)」して、それから地球へ旅立ちます。
散乱する光が、旅行する余分な距離のため、それは星の爆発自体の光のずっと後で、地球に着きます。
従って、例えば、光反響は、アルプスのヨーデル歌手による音が、周辺の山腹から反響するように生み出された音のエコーの類似です。
私たちの銀河の周辺部にある異常な変光星V838 一角獣座(V838 Mon, V838 Monocerotis)からのエコーは、20,000光年の向こうから来ます。
「今日の宇宙画像 宇宙人面から悪魔模様まで織り成す散り行く宇宙の薔薇」
「宇宙の小さな旅 第9回・宇宙の薔薇は美しく散る。稀な現象の観察記録」
「惑星テラ見聞録 ホーム」
宇宙の薔薇 美しく散る 今日の宇宙画像 コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録