1990年4月24日に、スペースシャトル・ディスカバリーで宇宙の位置についたハッブルに重大な欠陥がありました。
それは、鋭い鏡の欠陥で、ハッブルが鮮明な映像を撮るのを妨げました。
鏡の端は、人間の髪の幅の僅か50分の1だけあまりに平らでした。
けれども、その任務を達成するためにハッブルは、あらゆるごく小さな細部でも完璧でなければなりません。
とても絶えられないほど重要な欠陥でした。
それから2年に渡って、NASAとESAの科学者とエンジニアは、一緒に矯正光学宇宙望遠鏡軸の取換えの補正光学パッケージ(COSTAR)の設計・構築に取り組みました。
ハッブルの管理者は、その時、厳しいもう一つの判断に面しました。
それは、COSTARをハッブルに取り付けるために、どの科学計器を取り外すかでした。
彼らは、結局、高速光度計を選びました。
1993年のハッブルの最初のサービス飛行任務は、歴史で人間の宇宙飛行のハイライトの1つとして記憶に残りました。
それは、スペースシャトル飛行が、その後に達成できないほどに天文学者と一般の注目を記録しました。
細心に計画されそして実行された飛行任務は、全ての点に関して成功しました。
誰でもが希望を抱いたよりもCOSTARは、より完全にハッブルの視力を修正しました。
宇宙飛行士によって取り付けられた眼鏡が、完全にハブルの近視を修正していたことは即座に明らかでした。
そう、ハッブルは、ついに準備万端になったのです。
また、その飛行は、スペースシャトルがハッブルを訪ねた最初になりました。
望遠鏡は、新しい能力を利用し続けるために改良が設計されていました。
さらに多くの計器の開発が進められる場合、電気的や機械的な部品が設置され利用可能になり、計画もされています。
また、地球上で車の保守点検が必要なように、そう、ハッブルも時々調整する必要があります。
エンジニアと科学者を定期的にシャトルでハッブルに送り、宇宙飛行士が車の整備士のように様々な道具でアップグレードしています。
それほど遠くない過去、1993年、1997年、1999年、2002年にハッブルのサービス飛行任務がありました。
そして、2005年に行われるはずだった任務は、残念なことに、コロンビア墜落の悲劇の余波でキャンセルされました。
ハッブルの将来は、不確実です。
ハッブルは、軌道についてから元々15年間機能するように設計されていました。
もう、その時が来ていますが、現在その人生が20年まで伸ばすことができると予想されています。
ハッブルが今後も科学を生産していくのならば、サービスの飛行任務を実行しなければなりません。
現在、ロボット・サービス飛行任務の新しい計画があります。
ロボットそのような飛行任務が可能かどうかにかかわらず、ハッブルの重要な任務は、結局終わります。
しかし、ハッブル宇宙望遠鏡の引退は、私たちの無類なき宇宙の見方の終わりへの引き金にはなりません。
それは、むしろ、さらにより多くの驚くべき発見の時代と宇宙映像の幕開けにつながります。
ハッブルは、後継者を持っています。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、現在設計されていて、2011年にも運営が開始されるかもしれません。
その日が来るならば、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、私たちの住む宇宙の魅力的な世界を発見し、よりよく知り得る情報をもたらすことでしょう。
「時空の旅 第1回 ハッブル宇宙望遠鏡と共に -2-」 ビデオ
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