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ふーちゃんの京都デジカメウォーキング

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晴耕雨読 雨学(映画 祇園会館) まぼろしの邪馬台国&歩いても 歩いても

2009年04月21日 22時34分16秒 | 映画1



二人の旅がやがて、
日本中に旋風を巻き起こす

 昭和31年、博多。長浜和子と宮崎康平はNHK福岡で出会う。和子が担当する番組「九州の歴史」に、島原鉄道の社長であり、盲目の郷土史家として名のある康平が招かれたのだ。康平は、邪馬台国の実像を知ることが日本人の起源を探ることであると力説する。破天荒な人が谷戸惑う和子だったが、康平は「島原へ来んしゃい」と誘う。この出会いが和子の運命を大きく変えることになる。
 一ヶ月後、和子は島原鉄道の列車に乗っていた。
 社長としての康平は、誰が何と言おうと自分の意見を通してしまう傲慢な男。そんな康平にいつも周囲は振り回されてばかり。新型バスを導入し、島原観光バスを走らせるという新事業も例外ではなく、和子はそのバスガール教育部長として島原の地に迎え入れられる。「みんなわしが食わしちゃるけん」と豪快に笑う康平。そして、和子は真新しい制服姿のバスガールの卵たちに歩き方、化粧の仕方、子供や年寄の扱い方を指導する。
 バス事業が成功し、鉄同経営も少しずつ上向きになりかけたある日、事件は起きた。急な集中豪雨が島原を遅い、線路を調べに出かけた康平が行方不明になったのだ。暴風雨の中、和子は康平を探しに行く。なんとか康平は無事に見つかったが、意識が戻ると「わが郷土、島原は遺跡の上にできた町」と神がかりなことを言いだした。川に流されまいと必死で捕まった土器――康平の命を救ったその土器は、なんと縄文時代中期のものらしい。
 康平の一言で鉄道の復旧作業が始まると、次々と土器が発掘される。しかし、会議室では島原鉄道の重役たちが集まり、宮崎康平社長の解任決議がなされていた…。康平の解任によって島端観光バスは廃止、バスガールは解雇、和子が島原にいる必要もなくなった。荷物をまとめて島原を発つ日、駅で和子を待っていたのは康平だった。
「まだ島原にはあんたの仕事があっとです」
「何でしょう」
「宮崎康平の女房ですたい」
「……!!」
 再び和子の島原での生活が始まった。それは目の見えない工芸の代わりに和子が魏志倭人伝、日本書紀、古事記を読んで聞かせ、康平が読み解き、“まぼろしの邪馬台国”の場所を探すという、文字通り手探りの共同作業だった。ただ、書物から邪馬台国の全貌を明らかにするには限界があった。和子は実際の場所に言って確かめようと提案する。「私があなたの目になります」と。実際に歩いた地形が和子の作った立体地図に記され、魏志倭人伝の国名と現代の地名が徐々に重なり合っていく。康平の夢はいつしか二人の夢となっていた。その後、多くの年月を費やして、康平がその先に見つけたものとは…。

出演:吉永小百合 竹中直人 窪塚洋介 風間トオル 平田満 柳原可南子 ほか
監督:堤幸彦
脚本:大石静
音楽:大島ミチル
原案:「新装版 まぼろしの邪馬台国」宮崎康平(講談社文庫)
上映時間:1時間58分


人生は、いつもちょっとだけ
間に合わない

 夏の終わりに、横山良多は妻と息子を連れて実家を訪れた。開業医だった父とそりの合わない良多は失業中の事もあり、久々の帰郷も気が重い。明るい姉の一家も来て、横山家には久しぶりに笑い声が響く。得意料理を次々にこしらえる母と、相変わらず家長としての威厳にこだわる父。ありふれた家族の風景だが、今日は、15年前に亡くなった横山家の長男の命日だった。
 跡継ぎにと期待した長男に先立たれた父の無念、母の痛み。優秀だった兄といつも比べられてきた良多の、父への反発心。姉は、持前の明るさで器用に家族の間を取り持つが、子連れで再婚して日の浅い良多の妻は、緊張で気疲れする。
 そんな中、良多はささいなきっかけから、親の老いを実感する。ふと口にした約束は果たされず、小さな胸騒ぎは見過ごされる。人生は、いつもちょっとだけ間に合わない事に満ちているのだ。
 『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した是枝裕和監督の最新作は、俳優陣の極上のアンサンブルが、家族の愛しさ、可笑しさ、厄介さ、人の心の奥底に横たわる残酷さを描き出していく家庭劇だ。特別な事件が起きるわけではない24時間のホームドラマには、家族の関係や歴史が刻み込まれ、そこに誰しもが自分の家族の姿を発見するだろう。

出演:阿倍寛 夏川結衣 YOU 高橋和也 田中祥平 樹木希林 原田芳雄
監督/脚本/原作:是枝裕和
配給:シネカノン
上映時間:1時間54分

今日の天気


今日の歩行数は
往復ウォーキング 
歩数計が行方不明  ズボンのポケットにも洗濯機には入っていないけれど・・・。


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ケイタイからのアップロードは事実上無理だ 
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