横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

研修旅行(ラ コリーナ近江八幡@滋賀県近江八幡市)

2018年11月30日 | 建築旅行・建築巡り
 
おはようございます。

神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

11月も本日でラスト。明日から師走、12月です。

さて、研修旅行は今年で連続4回目となりました。旅行場所は社員皆で見たい建物を
出し合って、そこから投票を行って場所が決まります。
 
今年は私が提案した滋賀県に決まったんですが、私が見たかった建物というのが、タ
イトルの「ラ コリーナ近江八幡」です。

ラ コリーナ近江八幡(メイン店舗)
設計 藤森照信、中谷弘志
施工 秋村組
2014年 12月竣工



▲メイン店舗「草屋根」

軒先が低く立派に茂っている芝生の屋根はまるで山の様です。


▲低い軒を支えているのは裸の栗の木 塗り壁は味があります。


▲メイン店舗(草屋根)の中は和菓子、洋菓子の製造過程が見学できます。


▲カフェもありますが、出来立ての御菓子を買ってすぐにいただけるベンチが沢山ありました。


メイン店舗(草屋根)の裏は田んぼが広がり、田んぼを囲むように社屋とショップが点在しています。



▲田んぼ


▲社屋  どんぐりのようなかわいらしい銅板葺き屋根


▲社屋裏側  一般は入れないので、中が気になります。
 

自然の形を活かした梁や柱。これもまた生命力を感じさせるものだと思います。



▲方づえはまるで生きている木の様です



▲立派な木です
 
建物が植物で覆われている緑化建築は景観と馴染みやすく、建物全体が生命力にあふれて
いる感覚がとても好きです。私が建築を勉強していた学生の時に「タンポポハウス」を知
って以来、植物を建物
に組込むデザインをされる藤森照信先生は、私の一番好きな建築家
であります。


建築雑誌「新建築」-草屋根-の記事で藤森先生は、今まで緑化建築を9作試み4勝5敗と述
べていますが、この建物で5勝5敗となったようです。緑化建築が難しいのが分かります。


【関連記事】当ブログの中の「研修旅行」に関する記事一覧


 横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】
https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階
 >>googlemapで見る
TEL 045-212-3739

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

研修旅行(守山市立浮気(ふけ)保育園@滋賀県守山市)

2018年11月29日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

引き続き、研修旅行で見学させていただきました建築をご紹介いたします。
今回は、守山市立浮気(ふけ)保育園です。
建築家の藤本壮介氏が、129者の応募があったコンペで選定された公立保育園です。
老朽化による建替えで、定員150名、2015年4月より供用されています。


▲道路側からの外観

隣地の公園と場所を入れ替える形で建替えをされたそうです。
園舎をL型に配置して、その反対側に回廊状の縁側を設けて園庭が囲まれた配置になっています。
縁側越しに隣地の公園と接していて、地域とのつながりを意識した計画です。


▲L型に配置された園舎と中庭状の園庭


▲奥に見えるのが回廊状の縁側、その先が隣地の公園


▲階段を上がったところが絵本コーナー


▲勾配天井の遊戯室

建築家のチャレンジングな園舎に、工夫を凝らして保育していらっしゃるご様子はとても勉強になりました。
この度は突然の見学の申入れを快くお引き受けくださいましてありがとうございました。
また当日は石田園長より、ユーモアたっぷりに終始ご案内してくださいましてありがとうございました。

【関連記事】当ブログの中の「研修旅行」に関連する記事一覧


 横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】
https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階 >>googlemapで見る
TEL 045-212-3739

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

研修旅行(旧豊郷小学校@滋賀県犬上郡豊郷町)

2018年11月28日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

前回に引き続き、滋賀県での研修旅行で行ってきた建物についてご紹介します。

滋賀県犬上郡豊郷町にある旧豊郷小学校です。


▲ 旧豊郷小学校 正面

この建物は地元の実業家 古川鉄治郎さんの寄付により1937年(昭和12年)に建てられた小学校です。
この小学校の設計はアメリカ人建築家 ウィリアム・メレル・ヴォーリズさんです。


▲ 木の床の長い廊下

長い廊下に面する教室の窓は木枠の開閉可能な格子窓がはめられています。

ここの見どころの一つ。階段の手摺には有名な童話の2匹が。


▲ 童話「うさぎとかめ」の主人公

階段を上っていくと、踊場には暖かい日差しが差し込んでいて気持ちよさそうにうさぎが眠っていました。


▲ 気持ちよさそうに眠るうさぎ


▲ ゆっくり少しずつ前進して、ゴールしたカメ

このうさぎとかめの彫刻は、
「グズでノロマでいじめられっこだった。」という古川さんに当時の小学校の先生が
「誰も見ていないところで努力をし、ゆっくりで良いから前に進んでいきなさい。」
と、その時に先生が教えてくれたのがうさぎとかめの物語だった。
・・・というのをヴォーリズさんに設計依頼した際に伝えたのだそうです。
ヴォーリズさんはその古川さんの幼き日の思い出とこの建物への思いをこのような形で残したのだそうです。


▲ 隣接している講堂

建物の両サイドには2階にも席がある大きな講堂とギャラリーがありました。

この小学校は過去に何度も取り壊しの危機を迎えていましたが、地元住民の希望と努力で現在も市民の交流の場として活用されています。
今では国の登録有形文化財に登録されています。

古く歴史ある建物がどんどん壊されてしまいますが、こういった形で今もこれからも有効活用されながら残される建物が増えていくと良いなと思います。

【関連記事】当ブログの中の「研修旅行」に関連する記事一覧

 


 横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】
https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階 >>googlemapで見る
TEL 045-212-3739

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1番を目指して

2018年10月16日 | 展覧会・アート・本


おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

現在、神奈川県立近代美術館・葉山館で行われている「アルヴァ・アアルト展 もう一つの自然」を
鑑賞してきました。
展示会では数多くの原図と模型、実際の建物で使用された取手やタイル、彼がデザインした照明、テ
ーブル、椅子、花器、衝立等が展示されていました。

フィンランドの代表建築家と言われるに相応しい作品の数々ですが、代表つまり1番になるために、
その優れたデザイン性の前にある戦略があったそうです。それは名前です。彼の本名はヒューゴ・
アルヴァ・ヘンリック・アアルト。頭文字はH・Aになるわけですが、名簿で調べた時に1番最初に
くるA・A表記になるようにアルヴァ・アアルトとしたそうです。1番を目指す強い意志を感じます。


▲企画展覧とは別室に特設コーナー「アアルト ルーム」があり、代表的な家具が体感できる様に
 なっています。 これはフィンランド家具ブランド・アルテックの『STOOL60』


▲「アアルト ルーム」内の展示  手前にアルテック『ARMCHAIR400』 奥にはアアルトの写真
  ARMCHAIR は曲で全体を支えているので、背もたれに深く座ったとき気持ちよくしなり、リラッ
  クスできます。

「アルヴァ・アアルト展 もう一つの自然」
  神奈川県立近代美術館 葉山館にて 
2018年11月25日日曜までです。

【関連記事】当ブログの中の「展示会」に関連する記事一覧


 横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】 
https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階 >>googlemapで見る
TEL 045-212-3739

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市民の交流空間 ~アオーレ長岡~

2018年10月03日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

先日の連休中に新潟に行ってきました。
その際に、シティホールプラザ「アオーレ長岡」に立ち寄ってみました。


▲ メイン道路からみた「アオーレ長岡」

ここは「アリーナ」「ナカドマ」「市役所」が一体となった市民交流拠点となっている建物です。
設計は建築家の隈研吾さん。

市役所を含む3つの建物がこの「ナカドマ」と呼ばれる大きなアトリウムでつながっています。


▲ 大きなアトリウム

ナカドマに面するガラスの空間は地元産の越後杉がふんだんに使われていて、暖かみのある落ち着いた空間になっています。

ナカドマではイベントをやっていたり、上階の空中に浮いたように配置されたガラスの箱は多目的ルームになっており、市民活動の展示会が行われていました。
このような多目的ルームも外部に開かれたスペースになっていてとても賑わっていました。


▲ ここもアトリウム内の外廊下 外とのつながりを感じられる多目的ルーム(市民交流ホール)

訪れたこの日も雨が降ったりやんだりしていましたが、雨に濡れずに外部空間を利用できることもあり、このナカドマには自然と人が集まりそれぞれ思い思いの時間を過ごしている様子でした。



▲ 2階から見たナカドマの様子

私たちがいる横浜市の市庁舎も現在建築中です。
横浜新市庁舎も大きなアトリウム空間が計画されているそうなので、どんな市民の交流空間になるのか楽しみです!

【関連記事】当ブログの中の「市役所」に関連する記事一覧


 横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】 
https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階 >>googlemapで見る
TEL 045-212-3739

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有機的デザインの代表

2018年09月21日 | 展覧会・アート・本

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

今年で生誕120年ということで、フィンランドの建築家・アルヴァ・アアルトの展示会が
神奈川県立近代美術館の葉山館にて9月15日(土)から開催されています。
彼は建築だけにとどまらず、絵画や家具・照明・ガラス器等の生活用品のデザインをしました。
iittalaから発表されているガラス器の「アルヴァ・アアルト コレクション」はデザインショッ
プで大変よく見かける作品です。

アアルト Aalto とはフィンランド語で波

名前のごとく自然と調和した曲線が特徴な有機的デザインで、有機的建築家の代表となってい
ます。(有機的建築という概念の提唱はフランク・ロイド・ライト氏)

建物を時間とコストを優先で建てるとなると、直線で幾何学的なものが工業の主流であり、
結果として有機的建築とは反対のものとなってしまいます。
この展示会を見て、色々なヒントを得たいと思っています。


▲ 神奈川県立近代美術館葉山館

【関連記事】当ブログ内にある「デザイン」に関する記事


横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】 

https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階 >>
googlemapで見る
TEL 045-212-3739

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改修して活きる POUSADA

2018年07月27日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

6月から私が続けていましたポルトガルにまつわるブログ。今回で一度終了を
したいと思います。最終回では、POUSADAについてふれてみます。

POUSADA
ポウサーダ、ポザーダ…発音は分からないのですが、これはポルトガル国営の
ホテルのことで、城や修道院等を改修したものになります。

私が宿泊したpusadaはポルトガルの北部アマレスにある Pousada  da  
Santa Maria do Bouro
ここへは首都リスボンから鉄道にてポルト経由ブラガで下車。そこからバスに
1時間ほど揺られてたどり着きます。(行くのになかなか大変な場所にあります。)
こちらは修道院を改修したタイプのpousadaで、隣接してある教会がシンボルに
なっています。


▲隣接の教会


▲pousada入口

改修設計はポルトガルの建築家・ソウト デ モウラ氏

ポルトガルにおけるカトリックの歴史を知りませんが、私がかつて通っていた
カトリックスクールと同じ空気が漂っていました。建物外観からも分かりますが、
質素、清楚、簡素という物静かな美しさありました。



▲回廊の中庭


▲ロビーからレストランへ通じる廊下


▲ホテルのレストラン  ポルトガル料理、ポルトガルスイーツが美味しい!!

部屋のデザインもとてもシンプルですが、シンプルな中に温か味が感じられます。


▲ベッドの背にある木の壁は、BOX状になっていて中はバスルームです。右上は換気ダクト???


▲窓の向こう側は小さな山村  石造りの壁に鉄枠のガラス窓。どっしりとした構えは落ち着きが
 あります。

ソウト デ モウラ氏は1989年~1997年までここに滞在し、改修設計を行ったそうです。
じっくりと建物と向き合い、修道院の空気を宿泊施設へと繋ぐ。
モロウ氏が伝えたいものが感じとれる素敵なpousadaです。


 横浜の設計事務所 
【コア建築設計工房】 
https://www.arc-core.co.jp/



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポルトガルの現代建築

2018年07月19日 | 建築旅行・建築巡り

こんにちは。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

6月から私が継続的に書いているポルトガルについて、今回も書かせてもらい
ます!
世界的に有名なポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ・ヴィエラ   
恥ずべきことにポルトガルに行くまでは私はこの建築家を知らずにおり、
今回のポルトガル旅行で現代建築も見たいと思い、検索にて知りました。
ポルトガルに数々の作品が建築されている様で、彼が卒業し、建築もした
ポルト大学の建築学部棟を見たいなと思っていましたが…観光には組み込む
ことができませんでした。
ですが、なんとかして何かしら見ておきたいポルトガルの現代建築。
夜にフリーライブが行われることを事前に調べて、見に行ったところが…

ポルトガル第二の都市  ポルトにある音楽堂 カーサ・ダ・ムジカ
Casa da Musica
こちらはオランダの建築家 レム・コールハース氏設計です。


四角い塊の角を思い付きでサクサクと何度も切り落として出来上がったような形。
地面から斜めに強くせり出した壁。
空をRCで硬く鋭く斜めに彩る一方、地面は優しい色の石で柔らかく曲線を描く。
とても巨大なアートオブジェだなと、私は感じました。



▲ポルトの地下鉄、その名も「Casa da Musica」駅を降りて、建物に向かうと最初に目する面


▲多面になっています


▲メインエントランス脇の広場
この日はスケボーをしている子達と一眼レフを抱えた人達が多数いました。


▲裏口と器材搬入口


▲こんなに斜めです!


▲スケボーが楽しい?敷地内


▲地下駐車場出入口


 


▲お驚きの仕上がり。地下駐車場へのエレベータ


▲サインではこんな文字が使われています。


▲1階カフェにてフリーライブ(リハーサル中)



▲夜22:30 これより上部の写真は夜20時前後(20時過ぎまで空は明るいです)

この日、私が訪れた時間にはコンサートホールでのコンサートがなく閉館していましたが、
日中はコンサートがなくても入館出来るらしく、館内の案内ツアーもある様です。


 横浜の設計事務所 
【コア建築設計工房】 
https://www.arc-core.co.jp/


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田研修旅行 秋田駅西口「木造」バスターミナル

2017年12月23日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。
第5弾でしょうか?? 連投になっていませんが、過去のブログに引き続き、
2017年の11月に行きました秋田研修旅行のご報告をしたいと思います。

秋田の有名な民芸品・曲げわっぱ。これは杉の高い耐久性と柔軟性、軽さ、断熱
性等を活かしたものになります。秋田には天然杉美林があり、日本の三大美林の
1つなのだそうです。そんな秋田の杉・秋田杉を使って建築したのが、秋田駅の
西口にあるバスターミナルです。地産地消建築ですね。

デザイン・設計は工業デザイナー・南雲勝志氏と建築家・小野寺康氏。

ぎゅっと凝縮したように綺麗に整列された柱と梁。杉が林立しているかの様です。


2階の渡り廊下、上部からの写真です。 こちらも丸い照明が奇麗に配置され、日本らしい清潔感と
温かみというのが感じられます。ほっこりするこの照明の色。ちょうちんを思わせませんか?


ベンチには迫力ある1本ものの大断面芯材が使われていました。
構造:木造  延べ面積559㎡
2014年グッドデザイン賞 金賞受賞


おまけコーナー
このバスターミナルの目の前にあるお店できりたんぽ鍋を食べました。


ジュンサイ、はたはた、いぶりがっこ 秋田料理も満喫しましたよ。

 


 横浜の設計事務所 
【コア建築設計工房】 
http://www.arc-core.co.jp/

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泳げ鯉のぼり相模川

2017年05月17日 | 建築旅行・建築巡り

こんにちは。
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の井下です。

連休中に、相模原市の
泳げ鯉のぼり相模川」というイベントに行ってきました。
相模川に3本のロープをかけて約1,200匹の鯉のぼりが泳ぎます。



風が無いとめざしのようでしたが、、、



風が吹くと生き生きと泳ぎ始めて見ている方も気持ちよくなってきます。
息子は、石投げに夢中。




帰りに近くのアクアリウムさがみはらに寄ってきました。
以前来た時からは外壁がきれいになっていました。
建築家、仙田満さんの作品です。


相模川に生息する魚たちが展示されています。

延べ面積1,662㎡
これくらいの規模の博物館、美術館を手掛けられるようになりたいです。



屋外にあるアルキメデスのポンプ
らせん状のホースをくるくる回すと、水が汲みあげられていきます。
ギリシャ時代に考えられた仕組みが現在も使われているそうです。








 横浜の設計事務所 
【コア建築設計工房】 
http://www.arc-core.co.jp/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画 人生フルーツ

2017年02月20日 | 展覧会・アート・本

こんにちは
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の長谷川です。
2月17日金曜日には春一番が訪れ、本日は最高気温18度予報。
春らしくなっているのを実感する今日この頃です。

昨日は久しぶりに映画館で映画を楽しんできました。
東海テレビ放送製作の映画・『人生フルーツ』

建築家 つばたしゅういち さんと 奥様 つばた英子 さん
お二人ご夫婦のドキュメンターリー映画です。

しゅういちさんが生活場所として選んだ土地への想い・責任が、淡々
としたきめ細やかな日常生活を通して、少しずつ果たされていく
お二人の素敵な人生観が沢山つまった映画でした。

正直なところ、私は建築家津端修一さんをこの映画を観るまで
知りませんでした。この映画を観たいと思ったきっかけは、
映画のポスターです。
かわいらしいタイトルになんとも優しそうな老夫婦の写真




しゅういちさんが建築家と知らなくても、見たいと思わせる何かがありました。

こつこつ、ゆっくり

見ていただきたい映画です。


横浜の設計事務所
【コア建築設計工房】
http://www.arc-core.co.jp/






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

直島・豊島研修旅行 豊島横尾館

2017年01月06日 | 建築旅行・建築巡り

横浜の設計事務所 株式会社コア建築設計工房の伊部です。
明けましておめでとうございます。
今年は、もっとブログにも参加していこうと思います

みんなに続いて研修旅行の報告をしたいと思います。
今回は、豊島の家浦地区にある『豊島横尾館』です。

    

     
現代美術の世界的アーティスト・横尾忠則氏と建築家・永山祐子氏によるコラボ作品です。

古民家を改修して展示館にしたものです。
既存建物の配置を生かして「母屋」「倉」「納屋」で構成されています。

ゲートを入るといきなり庭から作品が始まります。
独特の色使いでペイントされた石で作られた池。横尾氏の世界観に圧倒されます
「母屋」は、典型的な日本家屋で「田の字型」の間取り。
建具を取り払い1室とし、「生と死」をテーマとした作品が展開されています。

「納屋」には赤いガラスが施されており、ガラス越しに庭をみると[あちらの世界]と[こちらの世界]を感じさせるような演出になっています。
 

今年も研修旅行を通していろんなアート、建物に触れる機会を得ました。
自分が感じたものが、これからの自分に生かされていったらいいなと思っています





横浜の設計事務所
【コア建築設計工房】
http://www.arc-core.co.jp/

 

 

 

 

 

 

 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊東豊雄 講演会「この場所にしかない建築」

2016年07月14日 | セミナー・講習会

こんばんは。
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の井下です。

先日、アイカ工業主催の建築家伊東豊雄氏による講演会に行ってきました。
テーマはこの場所にしかない建築でした。

諏訪のご出身で諏訪大社のお話から始まりました。
御柱祭りで有名な諏訪大社には本殿が無く、上社、下社とも、それぞれ御柱が4本建っており、
4本の柱に囲まれた中心部に神が宿るとされているそうです。
建築とは、空間を作り出すことであり、
それは4本の柱を建てるだけで、特別な空間を作り出すことができる例として挙げられました。

せんだいメディアテークもその延長にあるそうです。
チューブ状の柱が建ち、その間に空間を作り出す、
また、その柱がその場所から生えてきたかのように見せるため、スパイラル状になっています。

釜石のみんなの家も18本の柱からなり、そこにみんなが集まるところを作られました。 

伊東さんの建築のテーマは、「自然とどう折り合いをつけるか」
うずまき、気まぐれで不安定な自然と、幾何学的な建築とをどのように結び付けるか
中沢新一氏「建築のエチカ」を引用し、説明されました。

・ぎふメディアコスモスでは、周囲の山並みに溶け込むような3次曲線の屋根形状になり、
伏流水を使った自然エネルギーによる冷房システムを取り入れているそうです。

・新国立競技場B案のお話もされました。
コンペで求められたのは、日本らしさと木を使うこと。
伊東さんは72本の柱を円形に並べて、その中心部に競技場があるという、諏訪大社のような、
また、縄文時代から日本人にとっては、柱というものが重要視されていることを表現されたそうです。
竹中工務店と組んでましたが、モエンウッドという耐火建築で使用できる柱で、太さは最大1.5m角とのこと。
この日はおっしゃりませんでしたが、別なところでは、A案のことを、
神宮の杜に、五重塔(お寺)を建てていいのだろうかと発言されていました。

・プエブラのバロックミュージアム(メキシコ)については、
グリッドを少しずらすことで生まれる空間を外部とつながる中間領域として考えられていました。

・台中国家歌劇院(台湾)は、
せんだいメディアテークでは縦方向だけだったチューブが、横方向にもながれ、
チューブの中が室内だったり、別な場所では外だったり、そこが、中なのか外なのかとても複雑な構造でした。
これも別なところで伊東さんが「胃の中は外部である」とおっしゃっていたことを思い出しました。
口から食道、胃、小腸、大腸とつづき、肛門からでるこのチューブは、外部につながっているということです。

内部のような外部、外部のような内部を作ることで、自然と折り合いをつけているのだと思います。
 

落ち着いた語り口でさりげなく話しながら、とてつもなく複雑なことをやってのけてしまう、
また、世界を駆け巡り超多忙でありながら、被災地復興のボランティアを先頭きって行われているバイタリティー。
とても心地の良いエネルギーをいただきました。
日々の業務につなげていきたいです。





横浜の設計事務所 
【コア建築設計工房】 
http://www.arc-core.co.jp/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こどもがあそびたくなる遊環構造

2016年06月14日 | 展覧会・アート・本

こんばんは。
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の井下です。

建築家仙田満氏の著書「こどもの庭」を読みました。
今までの実例30園の写真集です。
巻末に文章でまとめられていますが、
「こどもがあそびたくなる遊環構造」は特に共感いたしました。

こどもにとって「あそびたい」「運動したい」「勉強したい」という意欲はどれも同じもので、
「おもしろそうだ」(interest)と興味をもち、
「やってみる」(challenge)と行動し、
「成功する、満足する」(success)という循環することで意欲がますます高まっていく、
これをICS循環と呼んでいる・・・

遊環構造の条件も挙げられています。
・循環機能がある
・安全で変化に富んでいる
・シンボル性の高い空間
・”めまい” を体験できる(=すべる、ぶら下がる、跳ぶ、潜る等)
・ショートカットができる
・循環に広場がある
・全体がポーラス(多孔質)な空間である(=どこからでも出入りできる)

この中で、循環機能とは、回遊性のある空間になるかと思います。
回遊性とは、行き止まりなくグルグルと回れる空間です。
平面的には、ぐるっと一周回れるようなレイアウト、
断面的には、滑り台やロープなどの上下の動きが追加されること、
そんなこどもの好奇心を掻き立てる空間を作っていきたいと思います。




横浜の設計事務所 
【コア建築設計工房】 
http://www.arc-core.co.jp/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランク・ゲーリー展

2016年02月20日 | 展覧会・アート・本

こんにちは。 横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

以前『気になる展示会』というタイトルでblogを書いたのですが、3つあげた中の
2つに行くことができました。

今回は行った展示会2つのうち1つをご紹介。

『建築家フランク・ゲーリー展』
会場は六本木のミッドタウンガーデン内にある21_21 DESIGN SIGHT。
こちら建物は安藤忠雄氏設計。

会期最終日、close一時間半前に到着でした。

同じ様にギリギリに詰め掛けた方々で入口は列をなして、
会場内も人が盛り盛りでした。
人の多さに滅入ってしまい、流すように見学。



彼の言葉に『建築が他の芸術と違う点は外皮があること』
(一語一句正確に覚えていないので私の言葉に変わっています)
というのがありました。
彼の展示されていた模型や出来上がった建築物はまさに、この
部分にこだわった作品だと思います。



横浜の設計事務所
【コア建築設計工房】
http://www.arc-core.co.jp/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする