横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

ワックスがけ ~引越し後の作業~

2020年01月20日 | 建築材料・設備・工法

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

お客様をお迎えするミーティングルームの床には無垢のウォールナットが表面に施されている複合フローリングをはりました。
フローリングの施工はプロにお願いしましたが、表面のワックスがけは自分たちで行いました。


▲ 1回目のワックスがけの様子。ワックスをかけたところはより一層木目とウォールナットの色が濃く浮かび上がります。

赤ちゃんが舐めても害がないとされる、植物油が使用されている自然塗料(今回はオスモウッドワックス)を塗りました。
オイルを塗り込み木に浸透させることで、木の呼吸を止めずに表面を保護することができます。
このような自然塗料は保育園や住宅等の木部には幅広く利用されることが多いです。

1回目は引越し直後の年末に、新年明けてから2回目のワックスを塗りました。
ウォールナットの木目と色が活かされたきれいな仕上がりになりました。
弊社にお越しの際はミーティングルームの床にもちょっと注目してみてください。

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フローリング

2019年06月17日 | 建築材料・設備・工法

おはようございます。 神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

フローリングのサンプルが見られるショールームに行って来ました。無垢材を使用することを考えていますので『無垢フローリングドットコム』という無垢材を取り扱っている商社のショールームを見学です。ショールームには靴を脱いで上がるスタイルになっていますので実際に木材の感覚を足で感じる事ができます。確認をしてみたかったものはヒノキ、スギ、ヒバになります。これは全て国産材で揃える事が可能なこと針葉樹であることです。国産の広葉樹ですとケヤキ、クリ、ナラなどがありますが、どうしても材の硬さが気になりますので今回は針葉樹を中心に確認してきました。

サンプルは実際にのって足触りの確認をする事も可能でスタッフの方は是非、裸足でどうぞとのことでしたが、今回はちょっとやめておきました。スタッフの方の説明は丁寧で多少変な質問にも丁寧に答えていただきました。


▲ショールームの雰囲気はおしゃれなカフェのようです。
 棚にサンプルが納められています。


▲こちらのサンプルは実際に踏んで脚触りを試すことが出来ます。


▲国産材以外の物も多数ありました。

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A保育園が完成しました!

2018年04月26日 | 竣工!

こんにちは。
神奈川県横浜市の建築設計事務所 株式会社コア建築設計工房の伊部です。

先月、横浜市の認可保育園 A保育園が竣工しました。
木造2階建て、延床面積813.40㎡、定員96名の保育園です。



▲外観正面


ご依頼された法人様は、「ヨコミネ式保育」を実践されており、園児たちが
思い切り身体を動かせるように、柱が無い広い空間をご希望でした。
木造で大空間を実現させるために、大きなトラスを採用しました。


▲トラスの設置 



▲2階の保育室は間仕切り壁がありません







▲フロアの中央にも自然光が入るように高窓、天窓を設置しました



避難に有利な1階に低年齢児の保育室を設けました。


▲1階 0歳児室、1歳児室


▲1階 2歳児室

園舎内は木の温もりを感じられる落ち着いた雰囲気をご希望でしたので、
明るめの色のフローリング、木質の腰壁を採用しました。


設計、工事ともに非常にタイトなスケジュールでしたが、施工会社 中鉢建設さん
のご尽力により予定通り4月に開園することができました。




 


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横浜市 某企業主導型保育施設 竣工

2018年03月22日 | 竣工!
おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所 株式会社コア建築設計工房の井下です。

先日、横浜市内の某企業主導型保育施設(内閣府が主導する新制度、詳しくはリンク先をご確認ください)が竣工いたしました。
創立60周年を迎える幼稚園が隣接する敷地に計画した、0,1,2歳児の19名を受け入れるための保育施設です。

▲横浜市内企業主導型保育施設の外観(撮影:コア建築設計工房)


元々この場所にあった和風の庭を活かした建築をご要望され、
和をテーマとしてデザインをスタートさせました。
和風の庭には池があり、その中ではメダカが泳いでいます。
幼稚園の子供たちもそれを見に来ることができるように回遊式の庭になっています。

▲発想の原点となった和風の庭(撮影:コア建築設計工房)

藍色の外壁、左官仕上、縦格子で和を表現しています。
白いボックスと藍色のボックスがクロスした形状で、宙に浮いた左側の部分は玄関庇を兼ねています。

▲横浜市内企業主導型保育施設の外観(撮影:コア建築設計工房)


保育室の照明器具、建具のスリットも格子のデザインに揃えました。

▲横浜市内企業主導型保育施設の1,2歳児室(撮影:コア建築設計工房)

床は竹のフローリングで、素材から和を感じさせます。
天井高に変化をつけて、落ち着いた空間と活動的な空間に使い分けできるようにしました。

▲横浜市内企業主導型保育施設の2階遊戯室(撮影:コア建築設計工房)


すずりの形状をしたトイレの手洗い流しと立上り壁の石張りにて、和のイメージで統一しています。

▲横浜市内企業主導型保育施設の大人用トイレ(撮影:コア建築設計工房)

階段下のスペースを絵本コーナーにしました。
心の根っこを育てるところなので、壁の色を大地の色にしています。

▲横浜市内企業主導型保育施設の絵本コーナー(撮影:コア建築設計工房)


サインを取り付ける壁面がマグネットのつくホワイトボードだったので、
このコアラのサインもマグネットにしました。

▲横浜市内企業主導型保育施設のコアラ組のサイン、製作はアトリエムーブ(撮影:コア建築設計工房)


0,1,2歳児19名分の調理なので、家庭用のシステムキッチンにしました。
アレルギー対応調理にも適した4口あるIHコンロです。

▲パナソニック、マルチワイドIH(撮影:コア建築設計工房)

食器の量は一般家庭よりも多くなるので、大型の食器洗浄機を入れました。

▲ドイツのメーカー、ミーレの食洗器、ワイド60cm(撮影:コア建築設計工房)


隣に幼稚園の本園があるので、こちらは電話1回線で良いとのことでした。
その場合は、電話、インターホン、電気錠開錠がこの子機1台でできるものが選定できます。

▲パナソニックのインターホン子機(撮影:コア建築設計工房)


設計期間、工事期間はとてもタイトなスケジュールでしたが、
施工していただいた大同工業さんのお力によって予定通り竣工を迎えることができました。
この企業主導型保育施設と認可保育園と違うところは、
市町村を通さず園児募集をしなければならないところです。
提携企業を探すのもすべて自力で行う必要があります。
そんな中、入園希望者もたくさんいらっしゃるようで、安心しました。
法人様の思いを形にすることができたこと、
また地域の待機児童解消の一端にお役に立つことができて嬉しく思います。

企業主導型保育事業は、平成30年度も2万人の枠で継続されることがアナウンスされています。
助成金額は認可保育園並運営費整備費共)基準です。
過去の実施状況からすると一次募集はおそらく5月頃になるかと思います。
その時点で図面と見積りの提出を要求されます。
早く書類が整ったところから助成決定がされるので
ご検討はお早めにご準備ください。
ご相談をお待ちしております。
電話 045-212-3739
メール ishita@arc-core.co.jp

 


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もう一度、訪問したい邸宅

2015年08月10日 | 建築旅行・建築巡り

こんにちは。
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の須田です。

時々、ふと思い出す邸宅…小学生の頃に習っていた英語教室の先生のご自宅です。
設計士が外国の方らしく、絵本に出てくるようなお家で、
映画「西の魔女が死んだ」を見た時、雰囲気が似ていて、とても懐かしくなったのを覚えています。

ざっくり思い出すのは…
高台に立地し、広い庭には季節の花々が咲き、いつも緑で溢れていました。
木造でL字の間取りで、平屋の部分と2階建ての部分とがあって。
淡い緑色の板を横張りにした外壁に、各窓には緑色のオーニングがついていて。
玄関戸やサッシは木製のため、開閉時には「キーッ」と音が鳴って(笑)
建物自体はだいぶ古いけれど、定期的に修繕をしていたので、美しく年を重ねていました。


無垢のフローリングや家具類は、少し赤みを帯びダークブラウンで統一されていて、
子供ながらに落ち着く感覚があったのを覚えています。
毎回、夕方のレッスンということもあって、真夏でも扇風機だけで過ごせる位に快適でした。

またインテリアもアンティークなものばかりで、最新家電や蛍光灯は無かった記憶があります。
ワープロが流行っていた時も、タイプライターを愛用していて、あの音が大好きでした。

今なら、先生の一つ一つのモノに対するこだわりや愛情が分かるような気がして、
もう一度、訪問したい邸宅です。

皆様も、こういう思い出ございますか?


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内装計画1

2015年04月23日 | 設計のポイント

室内の計画に当たって考慮することは、

その部位に適した素材であるか、メンテナンスはできるか、という使い勝手や、

費用対効果に見合うか、

常に目線に入り、空間を印象付けるものなので、色味、質感、肌触りなども検討が必要です。

また、形、高低差、組み合わせのバランスなどによっても雰囲気が違ってきます。

 

床材を選定するにあたっても、保育園によって何を重視されるかさまざまです。

メンテナンスしやすい床をご希望される場合は、ウレタン塗装されたフローリングや塩ビシートなどをお勧めします。

室内では裸足で過ごして足裏での感触を重視される場合は、無垢フローリングのオイル塗装は木の温もりを感じられます。

浮造り仕上といってわざと表面に凹凸をつけたものは、より足裏の感覚を刺激します。

和の雰囲気を出したいけどメンテナンスにも配慮したい場合は、

竹集成材のウレタン塗装もお勧めです。竹の節目がアクセントになって趣があります。

保育士さんは常に膝をついて保育にあたるので、クッション性の高い床材を希望される場合もあります。

緩衝材の入った塩ビシートや、コルクタイルなどがお勧めです。

トイレや厨房の床は今はドライ化されているので、

防滑タイプの塩ビシートを選択することが増えています。

 

フローリングの巾、長さ、張り方でも印象が変わります。

幅広、長尺だとダイナミックに、細幅、乱尺だとモザイクのような仕上がりになります。

樹種もそれぞれさまざまな特徴があります。

メープル、タモ、ナラ、チェリー、ウォルナット、チークなど広葉樹系は、固いのでキズに強いです。

杉、檜、桐、パインなど針葉樹系は、柔らかいのでキズになりやすいですが、温かみがある樹種です。

床暖房する場合には、専用の床材を選定する必要があります。

湿気の多い場所には、収縮の少ない合板フローリングの方が適している場合もあります。 

犬がいる場合は、つるつる滑る床は犬の足腰に悪影響があるので、

グリップの利く床にしてあげた方がいいです。

最近は少ないですが、防音性を高めたい場合は、絨毯敷きにします。

 

玄関など土間部分には、タイルや石張が多いです。

滑り止めのために豆砂利舗装とすることもあります。

スロープなど転倒することが想定される部位には、ゴムチップ舗装で柔らかい材料があります。

ウッドデッキはとても人気があります。

風ざらしでも耐久性の高いイペ、ウリン、セランガンバツなどの南洋材を使用しますが、

灰汁が流れたり、こどもの柔らかい肌には小さなささくれが刺さったりデメリットもあるので、

木粉樹脂でできたデッキ材などにする場合もあります。

 

床だけでとりとめもなくだらだらと書いてしまいました。すみません。

次回は壁についてさらにだらだらと書いてみます。

 

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保育園の改修工事-2-

2013年04月04日 | 工事監理

先日、お伝えした改修工事の保育園が、無事に竣工しました
見どころは、無垢のヒノキを使ったフローリングです。
合板フローリングと比べると、維持管理が少し面倒ですが、
木の温かみと、やわらかさは格別です


【内装工事】

間仕切り壁の鋼製下地材と給排水管
床下に給排水管を転がすため、完成後の床の高さは、既存床より24センチ上がります。



排水管を屋外の桝へつなぎます。




間仕切り壁と天井の鋼製下地材

 

 


鋼製下地材、躯体に石膏ボードを貼ります。

 

 


クロス(壁紙)、腰壁、フローリングが貼られると、段々と保育園の雰囲気に

 

 

【竣工】

 

 

 

お施主様のご希望で、腰壁を淡い桜色にしたのですが、
個人的にとっても気に入ってしまいました。
ビビットカラーのような明るい色も元気いっぱいな気がして大好きですが、
パステルカラーのような淡い色合いも良いなぁと思いました。

そして、ヒノキ香るフローリングは最高でした

大きなトラブルもなく、工期が予定通り進んだのは、
現場監督さんをはじめ、職人さんの方々のおかげです。
どうもありがとうございました

きちんとした竣工写真は、後日HPにてアップしますっ

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横浜市 待機児童ゼロへ

2013年03月09日 | 工事監理

待機児童ゼロへ向けて、コア設計でも3月竣工の保育園が4園あり、

RC造、S造、木造、内部改修とさまざまです。

木造の現場の進捗をお伝えします。

 

基礎工事・・・敷地に高低差があるので段違いの基礎となっています。

 

上棟・・・日暮れ前に何とか上棟

 

屋根工事・・・ガルバリウム鋼板縦はぜ葺き

 

外壁ウリン羽目板張り

 

外壁ガルバリウム鋼板張り

 

 

床下地・・・根太45×60@303  配管工事

 

 

床暖房工事・・・ガス温水式床暖房

 

 

床張り工事・・・ナラ無垢フローリング

 

 

石膏ボード張り・・・ホルムアルデヒドを吸収分解するボードです。

 

竣工までもう少し、これから仕上にかかります。

 

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経年変化

2011年09月15日 | 建築材料・設備・工法

最近、革の財布をネットでオーダーしました。

http://nauts.jp/

厚みが薄くて小振りだけど小銭やカードも入る財布をずっと探してましたが、

たまたま見かけたサイトで自由にオーダーもできるマネークリップを見て、これだ!と思い早速注文しました。

今は出来上がりを楽しみに待っています。

 

革製品は、使い込んでいくほど経年変化してより味わい深く価値が増すものです。

私たちが作る建築も、時がたつほどより趣きのあるようにしたいと考えています。

無垢のフローリングは磨くほど木の油分で飴色に輝きます。

レッドシダーの外壁は日に当たりシルバーグレーに馴染んできます。

 

私自身も歳をとるたびに成長できるよう日々勉強してまいります。

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