瑞希です。
「歳をとると・・・、」とか言うとどこぞの爺のような気がするのであんまり使いたくないのですが、最近よく物忘れをします。一度ご挨拶をしたひとは絶対忘れないという「神様」みたいな人もいるのでしょうが、私なんか仕事上とかで名刺を一度交換した人はよっぽどのインパクトがないと覚えられません。というか、3回くらいあうか、何回か仕事を一緒にしないと覚えられないんです。また、傘とか眼鏡とかはしょっちゅう置き忘れます。なので、高いものは買わないで全部消耗品扱いにできるようなもので間に合わせています。お酒を飲むと翌日何があったか記憶がありません。まぁ飲みすぎとか言われることしばしばですが・・・。
でもこれらのことって、最初は「ついに自分も若年性アルツハイマーの入り口に入ってしまった!」とか思って不安になったことがあります。必死になって記憶を呼び出すこと多々ありました。で、出なかったら結構ショックなんてことも。
しかしよくよく考えてみると、これらには原因があることがわかりました。人生長く生きている間いろいろな経験をします。その経験は記憶という名で脳にメモリーされます。ところが、コンピューターのメモリーもそうですが、リザーブ領域が少なければ求めるデータにたどり着くまで時間がかかりませんが、そうでなければあちこち探しまわってようやくたどり着くのです。つまり、呼び出すには時間がかかるのです。また人間の脳には基本的に「短期記憶」と「長期記憶」の2つがあって、まず物事は「短期記憶」に入れられます。その後脳内で取捨選択され、必要なものは「長期記憶」として、脳内に保存されるのです。
こういう考え方をすれば、会った人が覚えられないというのも最初は「短期記憶」に入りますが、すぐにその人と関わりがなければ「長期記憶」に保存されず消されてしまうのです。同様に傘や眼鏡を忘れるというのも、「なくてもなんとかなる」と思えば、わざわざ「長期記憶」に入れる必要はないのです。これが帰るときに外で雨が降っていれば、濡れるのはいやなので傘を思い出すこともあるのでしょう。雨=ショートカットアイコンみたいなもので、「ないとなんともならない」から思いだすのです。お酒を飲んで記憶をなくすのは、この最たる例で、必要ないことをわざわざ覚えておいても無駄だから、寝るとさっぱり忘れてしまうことなのです。なので、一晩寝て記憶がない時っていうのは意外としっかり周りに対応できているので問題ないのです。ただ、なんか問題を起こしたり、アホなことをするとそれが強烈なインパクトとしてショートカットを形成し、翌日しまったと思うのです!
なのでちょっとしたことで物忘れしたりするのは病気ではないのです、と考えたら少しすっきりしますよ! 多分同じようなことで悩んでいる人っているかな?って思います。どうですか?(わら
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