瑞希です。
アルバム「Green」の解説の続きとして、本来は順番通りやらなければならないのですが、敢えて今日は最後の「Re:Birth」を解説しようと思います。この曲は配信はされておらず、CDのみの特典的な楽曲になっています。前にもお話しましたが、この曲は13分を超える長い曲なので、配信サイトでは1曲として扱ってもらえなかったことが原因でした。
元々SuezaやMizuki Projectでは色々な曲をやっています。普通のポップス、ロック、バラードもありますが、ボサノバやサンバ、みんなの歌のような童謡ぽいもの(ひよこはとり)とか、聞いてもらうとわかるのですが、意外と多岐に渡ってやっているのです。どれか1曲くらいは「これいいな!」って言ってもらいたいと思って作ったのもありますが・・・。
で、この「Re:Birth」という曲ですが、有希さんとも話してて、ミュージカルっぽいものもやって見たいな、と思って作ったものです。なので、全部で6つのパーツから構成されています。元々の構成はPrologue〜目覚め〜Changes〜出会い〜旅立ち〜Epilogueと言った「異世界転生もの」のイメージで楽曲は作ったのですが、しっかりと良い意味で「有希ちゃんワールド」の曲となりました。「うん、これならちゃんとミュージカルになっている!」と言った感じの仕上がりとなっています。
作曲的にはPrologueはちょっとFFをイメージしたような出だしから、物憂げな3拍子の「目覚め」パートに移行。「Changes」は昔作った曲をいじりなおして、変拍子を組み込んだものにしました。ギターとKeyソロの変調はFusionをやる上でよくやるパターンで、多分「Another World」でも使う手法ですね。オーケストラヒットと定番のDsとBの掛け合いで盛り上げるだけ盛り上げといて、一気に落とすと言った感じで、飽きない展開を意識しました。「出会い」では一度打ちのめされた人間が新しい出会いの中で少しずつt立ち上がって行き、次の「旅立ち」で走り出していくような感じで作りました。まぁ、正直を言うと、最後の旅立ちはSun Festaでやっていた「Route 66」と言う私のオリジナルがあるのですが、それを完全にこの曲に組み込んでしまいました。(笑) まぁ、こんな風にうまく繋いで行くと、長い曲も飽きずに作れるんだなぁ〜、と言うのがよくわかりました。
今回コロナ禍もあり、今のところこれをライブでやる予定はないのですが、どこかで一度はやって見たいな、と思う曲だと思っています。でもボーカルはこれは結構大変ですね。(笑)
自分でも記念に残る1作との自負があります。なので、この曲だけは配信では聞けませんので、ぜひCDをお買い求めいただき、お聴きいただければ嬉しいです。(と密かに宣伝はしています。)