SS系種牡馬のアグネスタキオンとスペシャルウィークも、それぞれ同13勝と好成績だ。タキオン産駒ミステリアスライトと、スペシャル産駒ナリタクリスタルにも高い期待を寄せていい。両馬の比較では、母が米GIゲイムリーH勝ちのミステリアスを上とみる。
同じSS系でも、フジキセキ産駒はマイラー色が強い。2000メートルに好実績があるゴールデンダリアだが、血統的には前走の千八の方がいいだろう。モエレビクトリーの父ゴールドヘイローは、地方競馬で活躍馬を出しているようにダート向き。芝で高速決着になると分が悪い。
タニノギムレット産駒はアブソリュート、セイクリッドバレー、ダイワジャンヌの3頭がエントリー。こちらもマイラー色が強いし、馬場が広いコース向きで条件的には微妙。ただし、アブソリュートは同じ一族からスクリーンヒーロー(08年ジャパンC)、ステージチャンプ(95年ステイヤーズS)といった活躍馬が出ているだけに、その底力には注意したい。
コスモファントムの父スティーヴンゴットイーヴンは米GIドンHの勝ち馬で、産駒は05年の米最優秀2歳牡馬スティービーワンダーボーイをはじめ、ダートのマイル前後での活躍が目立つ。ファントム自身は芝の中距離重賞でも活躍しているが、母系も短距離色が濃く、本質的には2000メートルは長い。(血統取材班)
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