アドマイヤサガス 10’１2月 朝日杯ＦＳ 1600mＧ１(中山）

【朝日杯ＦＳ】サガス短期放牧で成長/da

小牧を背に栗東坂路で追い切るアドマイヤサガス

　「朝日杯ＦＳ・Ｇ１」（１９日、中山）

１３世代連続でＪＲＡ重賞Ｖを挙げるなど、コンスタントに活躍しているフジキセキ産駒。これまで朝日杯ＦＳ覇者を輩出していないが、そのジンクスにサダムパテック、アドマイヤサガスの２頭が立ち向かう。サダムパテックは１５日の栗東坂路で軽快なフットワークを披露。アドマイヤサガスは１５日、併せ馬で大きく先着と仕上がりの良さをアピールした。

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小牧を背に、アドマイヤサガスは栗東坂路でアドマイヤコリン（２歳５００万下）と併せ馬。前日の雨で水を含んだチップを力強く蹴散らし、ラストは鞍上の合図に即応して鋭い伸び脚。僚馬に１秒先着した。タイムは４Ｆ５２秒６‐３８秒２‐１２秒８。「気を抜かさせないように最後まで追った。変わらずいい感じ。引っ掛からないし、乗りやすい馬」と小牧は満足げな表情を浮かべる。

見守った橋田師も「しまいまでしっかりとした動きだった。内容は良かったと思う」と目尻を下げた。前走のデイリー杯２歳Ｓでは、のちの２歳女王レーヴディソールの２着。短期放牧を挟み、さらに成長している。「今回は輸送も含めてこなせそうな条件。パワフルな馬だし、今の中山も合っている。どの２歳馬もそうだが、この馬も乗り遅れないぐらいには上積みがあるよ」と指揮官。２歳王者を奪取し、まずはレーヴに肩を並べてみせる。

【朝日杯ＦＳ】サガス６馬身半先着１２秒８ /SAN

2010.12.16 05:07

坂路の追い切りで僚馬をぶっちぎったアドマイヤサガス。タイム、動きとも絶好で、文句なしのＳ評価だ

朝日杯ＦＳの追い切りが１５日、東西トレセンで行われた。デイリー杯２歳Ｓ２着のアドマイヤサガスは坂路４ハロン５２秒６、終い１２秒８と優秀な時計で僚馬に６馬身半先着。２歳チャンプを目指す有力馬が渾身の仕上げで中山へ乗り込んでくる。

パワフルに坂路を駆け上がる姿が状態の良さを物語る。アドマイヤサガスが派手な最終デモで万全の態勢をアピールした。

最終追い切りはアドマイヤコリン（牡２、５００万下）のペースに合わせながら始まった。ペースが上がったのが中間地点から。コリンをラスト１ハロン手前で置き去りにすると、あとは怒濤の“独り旅”。１頭になってからは気を抜かせないように鞍上の手綱が激しく動いたが、まったく脚勢は乱れない。攻め駆けするタイプとはいえ、時計のかかる馬場状態で４ハロン５２秒６、ラスト１ハロン１２秒８は文句なし。最後は６馬身半差をつける圧巻の動きだった。

「本当に動きは良かったよ。前半は遅いなって思って乗っていたくらいだし、最後は併せ馬にならなかったからね」。小牧太騎手が笑顔を振りまき、手綱から伝わる好感触を口にした。

「少し仕掛けるように指示していたけど、最後までしっかりしていたし、伸びも良かった。間隔は開いたけど、いい形で出走できるね」と橋田調教師も抜群の動きに目尻を下げる。未勝利戦を勝ち上がった直後に挑んだデイリー杯２歳Ｓ（ＧＩＩ）で２着を確保。勝ち馬が阪神ＪＦを制したレーヴディソールだったことからも評価できる内容だった。賞金面に余裕ができたため、この中間は短期放牧を挟んでから入念な乗り込みを消化。臨戦過程に抜かりはない。

「この馬は乗りやすいのが一番いいところ。追ってしぶといタイプだから中山の坂も大丈夫だと思う。去年は自信満々だったけど、今年も相当な楽しみを持っているよ」。昨年のローズキングダムに続く“連覇”を狙う小牧太騎手にも気合が入る。トリッキーな中山のマイルで乗りやすさは大きな武器。アドマイヤサガスが２歳王者に就く可能性は十分にある。（瀬戸聡）

【朝日杯ＦＳ】サガス抜群センス　橋田師「注文ない」/SP

アドマイヤサガスは坂路での併せ馬。アドマイヤコリン（２歳５００万）が早々と脱落してしまい、標的を見失ったが「気を抜かないように最後までしっかり追った」（小牧）とラスト１Ｆは１２秒８での好フィニッシュだ。

「とにかく乗りやすい。この馬なら内枠を引けば、スタートから出してでも好位につけた方がいい」と熱を帯びる小牧の口調。そこにはこの馬を意のままに動かせるという自信があるからだ。

前走のデイリー杯２歳Ｓの２着は、勝ち馬（レーヴディソール）が先週の阪神ＪＦを勝ったことから橋田師は「今となってはレベルが高かったということ」と力量を推し量った。さらに「柔軟に走れるし、引っ掛かることがない。現時点では注文がつかない。初めてでも中山はこなせるはず」とセンスたっぷりだと強調して自信を見せていた。[ 2010年12月16日 ]

【朝日杯ＦＳ】サガス、器用さ中山向き！ ・ＳＡＮ2010.12.15 05:08

アドマイヤサガスは自在性が自慢。トリッキーな中山マイルが舞台でも上手な立ち回りが可能だろう。前走のデイリー杯２歳Ｓはレーヴディソールの２着だ。「前回の結果は相手を考えれば価値あるものでした。状態はいいですし、器用さがあるのでコースも心配していません」と中内田助手は好勝負を見込でいる。

【朝日杯ＦＳ】アドマイヤサガス「順調そのもの」/SP

デイリー杯２歳Ｓ２着から挑むアドマイヤサガスは坂路１本のメニューだった。
「中間は短期放牧へ。順調そのもので思い通りに調整できている」と中内田助手。初の中山についても「立ち回りがうまいので、いい面を出してくれれば」と前向きに話した。 [ 2010年12月15日 ]

【朝日杯ＦＳ】“パワフル”サガス「中山合う」・ＳＰ

阪神ＪＦの結果を受けてアドマイヤサガスの評価が上がってきそうだ。前走・デイリー杯２歳Ｓが、あのレーヴディソールに続く２着。こちらも抜け出す脚の鋭さには非凡なものがある。「パワフルな走りで中山コースは合っていると思います」と橋田師。鞍上は昨年の朝日杯ＦＳをローズキングダムで制した小牧だ。 [ 2010年12月14日 ]