【東西ドキュメント・新潟記念 栗東=24日】連覇。安易な発想とは分かっているが上岡はひとまず村山厩舎へ。昨年の新潟記念をホッコーパドゥシャで制し、今年はスリーオリオンがスタンバイ。鹿屋助手は明るい口調で切り出した。「今年はスリーオリオンで。やれると思うんですけどね。以前は使った後の反動があったが、トモ(後肢)や腰が疲れにくくなってきた」
体質が強化されたとはいえ、まだ準オープンを勝ち上がったばかり。それでも陣営の評価は高い。「力は前からあったが展開面の不利が多かった。今は安定しているし、どんな競馬でもできる」。さらに特筆すべきは鞍上の内田。6回騎乗し2勝、2着2回、3着1回の好相性なのだ。「相性のいい騎手が続けて乗ってくれているのは強み」と鹿屋助手。話を聞くごとに上岡の馬券を買いたい気持ちは膨らんでいった。これぞ夏の上がり馬。勢いに任せて一気に重賞Vまで行くか。 [ 2010年08月25日 ]