SP<スポーツニッポン> HO <報知>
SAN<サンスポ> DA<ディリー>
NI<日刊スポーツ>
テンクウ松田博師3着以内に自信/弥生賞 <NI
<弥生賞:追い切り>
アドマイヤテンクウはCウッドで3頭併せ。僚馬アドマイヤレッド(古馬500万)の内を追走していっぱいに追われ、6ハロン87秒1-ラスト11秒8を計時。鋭く伸びて、悠々と1馬身先着した動きには松田博師も納得の表情だ。「変わらずいい動きをしていたな」と好ジャッジ。狙う権利獲得へ向けて、最終調整を終えた。
前走の京成杯では鼻差の2着に敗れたが、ハナに立って新味を見せた。中山の2000メートルという本番と同コースを経験できたことも大きく、使い込んで上昇する大型馬でもある。本番に向けて「若駒ならなおさらだが、使わなければ成長しない。前走の経験もあることだし、3着以内には入ってもらわないとな」と語気を強めた。
[2010年3月4日8時10分 紙面から]
【弥生賞】テンクウ切符獲りへ鋭伸 <DA
栗東CWで力強い追い切りを披露するアドマイヤテンクウ(左)
「弥生賞・G2」(7日、中山)
アドマイヤテンクウは3日、栗東CWでタガノジンガロ(3歳新馬)、アドマイヤレッド(4歳500万下)との3頭併せ。道中はじっくりと力をためて直線で最内を突くと、鋭く伸びて先着を決めた。6F87秒3‐40秒5‐12秒0。「あれぐらい伸びてくれないと、重賞では使えないわなあ」と松田博師は満足そうにうなずいた。
レースを重ねながら、確実に力をつけてきた。ひ弱な体質も徐々に強化され、500キロを超える馬体にも迫力感が出てきた。「若い馬の場合は、どんどん良くなってもらわないと。力強くはなってきたわな」と成長ぶりに目を細めた。
京成杯では逃げて鼻差2着。自在な競馬ができて、重賞でも通用するところを見せた。「前走の内容がいい方向に出てくれば」。クラシックの切符取りへ、チャンスをにらんでいた。
【弥生賞】Aテンクウ、迫力満点12秒0 <SAN
2010.3.4 05:09
京成杯2着アドマイヤテンクウが、迫力あふれる追い切りを披露した。CWコースの4コーナーで前2頭の内に入り、直線は3頭併走の形。ラスト100メートルあたりからパワー満点のフットワークで猛然と抜け出して、中タガノジンガロ(牡3新馬)に1馬身、外アドマイヤレッド(牝4、500万下)に2馬身先着した。以前は走る意欲に欠けていた馬が、ここへきて闘争心に火がついた。「前はダラダラした感じがあったが、腰に力がついてこういう動きができるようになった。ラジオNIKKEI杯でも(0秒2差5着と)差のない競馬をしているし、当時とは馬が違うから」と松田博調教師は意欲を漂わせていた。
アドマイヤテンクウ鋭く伸びた11秒8…報知杯弥生賞追い切り <HO
◆報知杯弥生賞追い切り(3日) アドマイヤテンクウは、Cウッドチップコースでタガノジンガロ(3歳新馬)、アドマイヤレッド(4歳500万)と3頭併せ。4角で内に潜り込み、中に1馬身、外には2馬身先着した。
6ハロン87秒1―40秒4―11秒8。しまい重点に、ラスト1ハロンは鋭く伸びた。見守った松田博調教師は「いい感じの走り。デビュー以来、追い切りはどんどん動くようになっている」とご機嫌だ。
前走の京成杯は、ゴール寸前まで粘りに粘って鼻差2着。「今度は、あんな逃げはないだろうが、前に行く競馬を覚えたのは収穫。体の緩さはだいぶ解消されてきた。ここは楽しみ」。トレーナーは、皐月賞切符を確実に取りに行く算段だ。
【弥生賞】アドマイヤテンクウ「いい感じ」 <SP
京成杯2着アドマイヤテンクウはCWコースの併せ馬。内に入り、しまい重点に追って1馬身先着した。「変わりないよ。いい感じでここまで来たし、力強くなってきた」と松田博師。前走の京成杯は、それまで差していた馬が急転の逃げだった。「中山だから、あれでよかったんじゃないか。週末の天気も悪くなるなら、前回の経験がいい方に生きてくれれば」と話していた。
[ 2010年03月04日 ]
テンクウ体格は夏とは「天と地」/弥生賞 <NI
<皐月賞TR:弥生賞>
京成杯2着のアドマイヤテンクウがクラシック行きの切符をかけて再び中山に登場する。2歳時から538キロと恵まれた体格を持っていたが、松田博師は「夏に比べて引き締まり、天と地ほどの差。以前は腹回りもボテっとしていた」と体付きの違いを強調。「まだ使いながらだろうが、権利ぐらいは取ってくれないと」と期待を寄せた。
[2010年3月3日8時33分 紙面から]
【弥生賞】テンクウが皐月切符獲る! <SAN
2010.3.3 05:04
アドマイヤテンクウは京成杯2着当時よりパワーアップ。キングカメハメハ産駒が絶好調なのも追い風だ
08、09年と2年連続2歳リーディングサイアーとなったキングカメハメハの産駒は早い時期からの活躍が目立つ。その一方で、不良馬場で7着に敗れたとはいえ中山記念で1番人気に推されたキングストリートのように、ゆっくりと成長するタイプもいる。昨年8月にデビューして、12月に未勝利を脱出したアドマイヤテンクウは、そんなタイプなのだろう。だが、ここへきてその“カメ”の成長のスピードが、急激にアップ。うなぎ上りの今の勢いなら、実績馬を脅かして何の不思議もない。
「(キングカメハメハ産駒は)ゴロンとしたタイプが多いけど、ウチのは全体的に大きいもんなあ。もう30キロくらい、小さかったらよかったのにな」。前走で532キロの巨漢に松田博調教師がにが笑いを浮かべる。大目標が迫っても“特別なことをするわけではない”のが松田博流。長めから丹念に乗り込み、日々の積み重ねで成長を促す。デビュー前は550キロもあろうかという馬体に加えて、おっとりした性格。それでも無理に絞ることをせず、素質をじっくり引き出して今がある。
体重こそ変わっていないが「体はだいぶ引き締まってきた。調教での動きもよくなってきたな。使う度によくなっていることは間違いない」。頼もしさを増した姿にトレーナーは目を細める。
実戦でも集中力に欠ける面があったが、ラジオNIKKEI杯2歳Sではメンバー最速の上がり3ハロン34秒1で追い込み5着。ヴィクトワールピサにコンマ2秒差まで迫った。そして前走の京成杯はまさかの逃げ。エイシンフラッシュにハナ差、敗れたが、行く気がなかった馬が、前に行けたのは大きな収穫だった。
初めて前に馬がいなかったことで「戸惑ってフラフラしていた」という松田博師。その経験は今回に生きるはずで「前走はペースが遅かったといっても、馬が走る気になってきたし、今度も後ろからということはないだろう」と意欲満々だ。前向きさは大きな武器。ヴィクトワールを逆転する可能性は少なくない。
「何とか(皐月賞の)権利を取らんと。でも、どうせならダービーまでの権利が欲しい」。最低でも2着に入って賞金を加算するのが願い。着実な成長を遂げる愛馬に、松田博師はクラシックへの夢を馳せている。(下村静史)
アドマイヤテンクウ、逃げで目覚める…報知杯弥生賞 <HO
皐月賞の“イス”をかけて、アドマイヤテンクウが報知杯弥生賞(3着まで優先出走権)に出走する。1勝馬の身ながら、強豪がそろったラジオNIKKEI杯2歳S5着、京成杯2着。その実力は多くの人が認めるところ。管理する松田博調教師は、今年で6年連続の報知杯挑戦。過去2勝(06年アドマイヤムーン、07年アドマイヤオーラ)のトレーナーは、自信を持って未完の大器を東上させる。
意表を突く逃げだった。1月の京成杯(中山)。それまで出足に課題を残していたアドマイヤテンクウは、主導権を主張。ゴール寸前まで粘って、鼻差2着の接戦を演じた。
「以前は腰に力がなく、ずっと後方から進める競馬をしていた。前走は初めて先頭に立って競馬をしたから、馬が少し戸惑っていた。でも、一度ああいうレースをしたことで、今度は、スムーズに先団につけることができるやろ」。松田博調教師は、180度違う戦法での戦いに上機嫌だ。
広い栗東トレセンの中でも、雄大な馬格(前走時で532キロ)はひと際目を引く。「2歳のころは、腹がボテッとしていたけど、その時に比べたら、いい感じに締まってきた。天と地ほどの差がある」。
この中間も順調そのもの。すでに6本の併せ馬を消化。1週前の2月24日に、Cウッドチップコースを3頭併せで6ハロン83秒3、ラスト1ハロン11秒5。3日後の27日は、6ハロン84秒3―39秒9―12秒0。「きびきびと、力強く走っていた」とトレーナーは目を細めた。
報知杯弥生賞は、同じオーナー、厩舎のアドマイヤムーン、アドマイヤオーラが2年連続で優勝。ここをステップに春のクラシックレースに挑んだ。今年はラジオNIKKEI杯2歳S(5着)で苦い経験を味わったヴィクトワールピサが大きく立ちはだかるが、指揮官はしっかりと前を向いた。「ラジオNIKKEI杯の時と比べて、メンバーはそれほど変わらない。あのころとは馬が全然、違う。京成杯の時よりも良くなっているからな。しっかりした面を出してくれれば」。
数々の名馬を送り出したクラシックの登竜門を真っ先にくぐり抜けた時、2歳王者として待ち受けるローズキングダムに、最強のライバルが出現する。
【弥生賞】アドマイヤテンクウ調子上げてきた <SP
500キロを楽に超える大型馬アドマイヤテンクウは一戦ごとに調子を上げてきた。松田博師は「去年の夏に使い出したときはひ弱だったけど、だいぶしっかりしてきたな。使いながら体が締まってきたし、稽古の動きを見ても馬に走る気が出てきたんじゃないかな」と感心しきり。暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sが発馬の後手をばん回する走りで、ヴィクトワールピサと0秒2差。逆転は可能だ。 [ 2010年03月03日 ]
【弥生賞】テンクウ鋭さ増した! <DA
「弥生賞・G2」(7日、中山)
非凡なセンスで重賞タイトルを狙う。前走の京成杯ではアッと驚く逃げの手を打ち、鼻差の2着に惜敗したアドマイヤテンクウ。27日には栗東CWを馬なりで、6F84秒3‐40秒3‐11秒9。シャープさが増している。「順調だな。未勝利戦を勝ったころは腰が甘くてメリハリがなかったが、使うごとに良くなっている」と松田博師は確かな成長を感じ取っていた。
【弥生賞】アドマイヤテンクウ照準ピタリ <SP
京成杯2着と素質が開花しつつあるアドマイヤテンクウが今度も中山芝2000メートルに照準を合わせてきた。松田博師は「順調に来ているよ。使うごとに体が締まってきたし、稽古でもいくらか走る気になってきたんじゃないかな。いい形で皐月賞につなげていければ」と期待を口にしていた。 [ 2010年03月02日 ]