JＲＡ発 10' ４月 アンタレスS ダ１８００m (京都) レースの傾向と対策

 

 

目指すはダート界の一等星！「第15回 アンタレスステークス」

過去14回のアンタレスＳ優勝馬延べ14頭中、単勝１番人気の支持を集めていた馬はわずか２頭。一方、2009年の優勝馬ウォータクティクス、2006年の優勝馬フィフティーワナーなど、重賞初挑戦の身で好走を果たす馬も少なくない。夏場、そして下半期のダートグレード競走戦線に向け、意外な主役候補が誕生するレースだ。今回は過去10年の結果から、レースの傾向を分析していこう。

重賞ウイナーに注目！ 過去10年の３着以内馬30頭中12頭は、ＪＲＡの重賞で優勝した経験があり、３着内率34.3％と好走率の面でも優秀な数値を残していた。今年もビッグレースの優勝馬が参戦してきたら、ぜひ注目してみたい。〔表１〕

〔表１〕 ＪＲＡの重賞における優勝経験の有無成績（過去10年） ＪＲＡの重賞における優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 ３着内率 あり 5-4-3-23 14.3% 25.7% 34.3% なし 5-6-7-104 4.1% 9.0% 14.8%

前走「重賞」組が優勢！ 過去10年の３着以内馬30頭中、３分の２にあたる延べ21頭は、前走が「ＪＲＡの重賞か地方のダートグレード競走」だった。好走率に大きな差はないものの、やはり前走で注目度の高い重賞に出走していた馬が中心のレースと言えそうだ。〔表２〕

〔表２〕 前走の条件別成績（過去10年） 前走の条件 成績 勝率 連対率 ３着内率 ＪＲＡの重賞か地方のダートグレード競走 5-8-8-75 5.2% 13.5% 21.9% その他のレース 5-2-2-52 8.2% 11.5% 14.8%