【ラジオNIKKEI杯2歳S】シャンティ納得 <DA
栗東坂路で併せ馬で追われたダノンシャンティ(左)
「ラジオNIKKEI杯2歳S・G3」(26日、阪神)
根っからの実戦タイプだ。ダノンシャンティは栗東坂路で4F54秒4-39秒7-14秒1。終始手応えに余裕があり、軽快な脚さばきでゴール板を駆け抜けた。時計は地味だが、もともと攻め馬で目立つ方ではない。「もう少しやっても良かったな、という手応えだったけどね」と松田国師は納得の表情を見せた。
マイル指向の強いフジキセキ産駒だが、この馬は違うという。「手脚が長くて上背も高い。胴も首も長いからね。距離に融通性があって、乗り手が行けって時しか行かない」。デビュー戦に芝の1800メートルを選んだのもそんな理由からだった。
新馬Vは抜け出すときの反応が素晴らしかった。レースのラスト2Fが11秒0-10秒9。スローペースで瞬発力が求められる競馬だった。「あのラップを差しているんだから、最後は10秒台のラップを2F続けて上がっていることになる。ケタ違いだし、なかなかいないよ」とトレーナーは決め手の鋭さに目を丸くする。「来年につながる勝ち方を」。クラシックに結びつく登竜門のレース。来春の主役候補へ名乗りを上げる。
【ラジオNIKKEI杯】ダノンシャンティ“どん欲” <SP
1戦1勝のダノンシャンティは坂路4F54秒4~1F14秒1でビーチランデブー(ホープフルS出走)と併入した。
「もう少しやってもいい手応えだったんだけどね。食べることにどん欲で、鍛えることができている。ゲート入りに難がありますが、この中間は入念に練習しています」と松田国師は連勝を狙っている。 [ 2009年12月24日 ]