【フェアリーS】伏兵ネモシン、鮮やかに差し切る <SP
3歳オープン牝馬による「第26回フェアリーステークス」(G3、芝1600メートル)は11日、中山競馬場で行われ、11番人気の伏兵コスモネモシン(牝=清水英、父・ゼンノロブロイ、母・デュプレ)が、2番人気アプリコットフィズを鮮やかに差し切って、重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分34秒8。
好スタートのカホマックスが後続を引き離して大逃げ。コスモネモシンは4、5番手、その後ろにアプリコットフィズ、1番人気テイラーバートンと3番人気メジロオードリーは後方集団につけた。
先に動いたのはアプリコットフィズ。3角付近から押し上げ、直線入口で10馬身近くあった差を一気に詰めて先頭に立った。そのまま押し切るかに見えたが、遅れてスパートしたコスモネモシンが外から急伸。ライバルを力強くかわしてゴール板を駆け抜けた。
クビ差の2着はアプリコットフィズ。1馬身1/4差の3着はテイラーバートン。メジロオードリーは、外に持ち出すのに手間取り、さらにクビ差の4着だった。
払戻金は単勝が6720円、枠連は(5)―(7)で4210円。馬連は(9)―(13)で9020円、馬単は(9)―(13)で2万9320円。3連複は(9)―(13)―(16)で7320円、3連単は(9)―(13)―(16)で8万7200円。ワイドは(9)―(13)が2110円、(9)―(16)が1950円、(13)―(16)が250円だった。
◆コスモネモシン 3歳牝馬、父ゼンノロブロイ、母デュプレ。北海道様似町の富田恭司氏生産、馬主はビッグレッドファーム。戦績は5戦2勝、重賞は初勝利。獲得賞金は4534万5000円。 [ 2010年01月11日 16:06 ]
【フェアリーS】戦い終えて
▼5着トーセンフリージア(田辺)マイルでこれだけの競馬ができたことは収穫。
▼6着ロジフェローズ(横山典)まだ覚えることはたくさんあるが、良くなっている感触はある。
▼7着セントアンズ(柴田善)スムーズに走って力を出し切った。マイルでも持つ。
▼8着ディアアレトゥーサ(柴山)しまいはいい脚を使った。キャリアが浅い中、頑張った。
▼9着ボンジュールメロン(三浦)早めに後続に来られて展開が厳しくなった。
▼10着カホマックス(北村宏)同じ逃げるにしても、もう少し加減が利けば結果も違うのだが…。
▼11着ミエノグレース(吉田隼)最後はジリジリ伸びているが…。ダートの方がいいかも。
▼14着ホッカイレシフェ(嘉藤)4角で手応えはあったが…。これから力をつける馬。
▼15着ナリタブルースター(藤岡佑)好スタートを切ったが、終始、外に逃げ気味だった。
▼16着クラリン(クラストゥス)スタートで馬が慌てた。一瞬伸びかけたが、後が続かなかった。
[ 2010年01月12日 ]