「京成杯・G3」(16日、中山)
血統馬の逆襲が怖い。ホープフルSで5着に敗れたプレイは12日、美浦Wでの併せ馬。先行したザドライブ(5歳1000万下)との間隔を1Fごとに詰めていくと、ゴール前だけ強めに追われて1馬身の先着を決めた。
6F81秒4‐40秒0‐14秒1と上がりは掛かったが、斎藤師は「今日はそれほどやるつもりはなかった」と意に介さない。「前走後の回復が遅かったので先週、楽をさせたんです。おかげでフレッシュな状態に戻ったし、いい出来だと思って頂いて大丈夫です」と胸を張った。
国内外のG1で計3勝を挙げたアドマイヤムーンの半弟にあたり、セレクトセールで1億4500万円の高値をつけた馬。「まだまだ体がしっかりしていない」と陣営が言い続ける現状ながら、5戦4連対と結果を出している。「今回は2、3番手から4角先頭のイメージで」とトレーナーは戦法を描いている。