「先週もやっているからね。これで十分。暑さが和らいで、馬もシャキッとしてきたし、いい状態で出走できそう。今回の舞台も心配していない」と宮本調教師は前向きに語った。骨折休養明けのフローラSでも粘って2着と好走。マイペースなら一発あっても不思議ではない。
ワルツ万全の仕上がり/ローズS/NI
<ローズS:追い切り>
アグネスワルツ(牝3、栗東・宮本)が絶好の動きを見せた。暗闇に包まれた栗東坂路で額の流星が小気味よく動く。ラスト1ハロンを強めに追われると、4ハロン53秒1、ラスト1ハロン12秒4。オークス3着馬が万全の仕上がりで秋初戦に挑む。宮本師は「先週びっしりとやっているので今週は上がり重点。仕上がりはいいね」と状態面に自信を持つ。
オークスは3着。上位5頭中4頭が差し、追い込み馬だったが先行馬として1頭だけ掲示板を確保した。直線入り口で先頭に立つ厳しい競馬ながら1着同着だった上位2頭から2馬身差に粘った。精神面の強さは猛暑の夏にも生きた。獣医師の診断も夏負けなど一切なく、臨戦態勢は整った。「いいメンバーがそろったが、こちらもいい出来で柴田(善臣)騎手に託せる」と、トレーナーは自信を持って送り出す。
[2010年9月16日8時5分 紙面から]
【ローズS水曜追い】アグネスワルツ上昇しつつ始動戦/SP