combatfoxの日記

仕事の暇を見てサバイバル♪畑のスミに秘密基地♪今日も元気にサバイビー☆

不法投棄掃討作戦

2011-07-30 20:50:15 | ミリタリー
これは、以前、住んでいた県ででの話です。現在は別の県に住んでいます。

私は一人でよく山奥にキャンプ(サバイバル)へ行っていました。よく遊びに行っていた山を探索中、山の結構奥の方なのですが、洗濯機やTV、エアコンなどが不法に投棄されていました。綺麗な山だったので、正直ショックでした。辺りをよく調べてみると極最近も投棄された形跡がありました。私のスキルで何と出来ないか?と思い作戦を立てることにしました。まずその山へ通いつめ、情報を集めることにしました。約半年ほど通ったでしょうか?たまたま猟へ来られていた方と知り合い、それとなく山の持ち主さんのことなどを聞いてみました。その猟師の方とその日そこでキャンプして意気投合、心良く山の持ち主さんを紹介してくれました。山の持ち主さんは高齢で山の手入れもままならないと嘆いておられ、勿論、不法投棄がされているとは知らなかったそうです。私はその方と話していて、「私が何とかしないと」と思い、不法投棄物の処分と犯人を懲らしめたい胸を伝えると、出来ることなら自身の手でやりたいが、年齢的に厳しいので、私にゆだねてくれることになりました。危ないことはしない事と持ち主さんへ迷惑をかけないことを約束して,その意思を伝えたうえで行いたかったので、そう挨拶すると。涙ながらによろしく頼むと私を信じてくれました。そうと決まれば作戦です。まず最近、投棄されているらしい場所の確認、進入ルートや逃走ルートの確認、地形や昼と夜の現場の状況など細かく調べました。現場は細い砂利道を30分ほど車で分け入り、そこからさらに2分ほど林道を入ったところでうっそうとした木々に囲まれ、辺りからは分かり辛い場所でした。車両が出入りできるのは1箇所のみで現場もくぼんだ地形でこちらとしては好都合でした。ある程度作戦を立てたところで会社は遊休を使い作戦決行です。
作戦内容:まず投棄場所がくぼんだ地形なのでくぼ地を囲むように漁師が使う丈夫な海苔網で囲み逃走できないように幾重にも設置しました。勿論ばれないように偽装してです。それから、犯人が車で入ってきて投棄場所へ行っている間に、車で逃げられないように道を丸太だ塞ぐゲートを作りました。勿論これも偽装していますので普通に生えている木にしか見えません。車を止めるであろう場所と投棄場所までは竹林なのでそれを利用してまた海苔網で逃げられないようにしました。それから犯人を観察でき且つ、自分の身を守れる場所に隠れ家を作りゲートの開閉や証拠写真撮影も夜間撮影モード付きカメラを設置し隠れ家で行えるようにしました。あとこちらを複数人に思わせる仕掛け(拡声器や、リモートライトなど)も設置し、山の持ち主さんへ作戦手順を伝えました。犯人を罠で逃げられないようにしたらマズ、山持ち主さんへ連絡→持ち主さんが警察へ連絡→私が犯人を罠から出さないように見張っている、と言う段取りです。もし徒歩で逃げた場合には私が距離をおいて追尾し警察へゆだねることになっていました。半月ほど隠れ家で身を潜めて観察していました。遊休もあとわずかになったある日、夜2時ごろだったでしょうか、一台の軽トラックが進入してきました。夜中2時ごろ、こんな山の中にしかも通り抜け出来ない場所に来るなんて怪しさ満天です。荷台にはシートがかけてあり確認できません。身を潜めて観察していると、案の定トラックの荷台からなにやら家具?らしき物を運転手と助手席に居た男性が投棄場所へ運び始めました。しかし不法投棄の現場を押さえてから出ないと、言い逃れされる可能性大なので、ばっちり証拠を押さえてからの決行です!一応山の持ち主さんへ連絡を入れました。たまたま持ち主さんの息子さん(40代ぐらいの男性)が家に来ていたらしく、証拠がそろったら、息子さんが警察と同伴で着てくれるそうです。なんと心強い!思ってもいなかった増援です。いったん電話を切りしばらく見張っていると一人の男性が、口を滑らせました「残りの家具は重いので、車を止めた辺りで捨てて良いんじゃないか?」もう一人の犯人「そうだな、そうするか」・・・運よく設置していたカメラの直ぐ近くで、音声も入っているはずです。何より私がこの耳で聞いていますし、夜中に、人の山で、家具ごみ捨てて(置いて)しかもビデオに記録してるし、車で立ち去ろうとしたら決行です!!!重たそうな家具を車から少しのところに明らかに捨てる風な感じで投げ下ろすと車にシートをかけ始めました。すかさず電話で持ち主さんへ連絡・・・すでに息子さんが警察と向かってくれているとの事、まぁもし違っても(まずまちがいなかったけど)職務筆問と警告になるだろうとの藩だったようです。そうとなれば私は車での逃走防止に設置していたゲート(複数)をいっぺんに閉めました。音でビックリした犯人たちは、投棄場所方向へ少し逃げ、ばらばらに茂みに隠れました。私「ぷぷぷ・・・あなたたちはもう逃げられないのだよ~♪心の中で笑いながら」息子さんの連絡を待ちます。・・・直ぐに連絡が入り、下へ下る1本道の入り口へ付いたとのことです。私「犯人が捨てるのを確認、直ぐに来てください」息子さん「分かりました。今からパトカーでそちらへ向かいます。数分で到着します。」私はリモートライトをいっせいに点灯させ、拡声器で犯人に警告しました。そこを動くな、一部始終ビデオで記録しています。回りも取り囲んでいます。」犯人「・・・・」私「ライトで照らされてるところへでて、うつぶせになってください。抵抗する場合には、猟犬を放します」犯人「うるさいっ、お前誰じゃ~」私「犬をはなしますよ~」私が仕掛けておいたラジオ「ウォン、ウォン(犬の声)」犯人「分かった・・・分かったから犬は、放すなっ」そうこうしている内に、警察と息子さんが到着し無事犯人を逮捕できました。
後日お礼と言うことで、持ち主さんと息子さんに、お食事に招待していただきました。犯人は取り調べにも素直におおじているとの事で私の設置していたビデオにもしっかりと投棄の様子から、「捨てる」と言う確定的会話が、記録されており、言い逃れできない状態だったとのことでした。怪我も無く、解決できてよかったです。ちなみに過去に捨てられていた物も余罪追求ならびに、処分費用請求が行われるとの事でした。(ゴミは私が2tで約2台分ほどでしたが、自腹で処分しました)ちなみに処分費用は2万円ぐらいでしたが、家電から流れ出した、廃液や不法投棄で変えてしまった地形は元に戻りません。それだけが悲しいです。

無事逮捕できて何よりでしたが、私としては山を守れてよかったです。しかし、警察にはこっぴどくしかられちゃいました。(^-^;もし犯人が、凶器を持っていたりしたら危険なのでもうしないようにと言われたことと、地主の許可があったとはいえ、後から検証で分かったらしいのですが、大掛かりな罠にあきれていたそうですwまぁ何はともあれ無事、懲らしめられたので、良かったです。しかし、不法投棄が後をたたない、なんて悲しいかぎりです。いつまでも豊かな自然を後世に残して生きたいと思っています。危険な逮捕撃はしないように出来るだけ頑張りますwいつの日か、自然を荒らすフトドキ者が現れたら、またCombatFoxが退治に現れるかもしれませんw皆さんのチョットした心配りで守れる自然があります。自分に出来る形で貢献していきましょう。

注)これは私が、地主さんの許可を得て行ったことです。出来る限りの配慮はして行ったとはいえ危険が及ぶ可能性は否めませんし、地主さんなどにも迷惑がかかる可能性もありました。犯人にも怪我はさせられませんし、皆さんは絶対に真似しないで下さい。当方としても今考えれば危なかったかも知れないと反省しているエピソードです。この内容を模倣、真似、転用、悪用など行って発生した如何なる損害も当方は追いかねます。