ドイツ 柵と農家と道 2009年11月26日 | 海外風景 ドイツ ギャーと叫んだ。 その声で目が覚めた。 柔らかい草むらの上で寝そべっている自分を発見した。 目の前には道と柵と気持よさそうな農家があった。 あそこへ行くには、道を渡り、柵を越えなければならない。 遠回りをしてでも あの農家にたどり着きたい。 他の誰かが扉をあける前に。
ドイツ 道と農村の物語 2009年11月26日 | 海外風景 ドイツ この道を歩くと全くおなかがすかない 歩いても歩いても農家がある おなかがすいた頃に 農夫がふかしたじゃがいもを分けてくれた 「うちの娘が作ったじゃがいもだべ。おいしかったらうちの娘を貰ってくれ」 娘と新しい道を歩いた 娘の歩く速度と自分の速度は違う でも、一緒に歩いた それはひとりで歩くより楽しいからだ 同じ景色を二人で語る 二人分楽しめる 雨が降った 僕が持っていた一本の傘に二人が入った 雨が傘にあたる量は、僕一人の時と同じだ この道を歩くとおなかがすかない 新しい流れにおながふくれているからかもしれない 撮影:1984年7月
ドイツ 家と道と車と電線 2009年11月25日 | 海外風景 ドイツ 昔と変わらぬ風景の中で 颯爽(さっそう)と車が走る 違和感が全くない 電線が無いからだと思う 日本もこのぐらいの気遣いが風景に欲しいものだ
ドイツ ミュンヘン 明るい夜 2009年11月20日 | 海外風景 ドイツ 年齢と共に景色が変わってくる 小さい頃高いと思っていた塀が低く見えたりする 遅いと思っていた太陽の動きは 今は 早い 人間関係は 意外と よく読めるようになった 明るい夜長を楽しむ25年前の夏のミュンヘン この景色に、今のミュンヘンで出会ったら 同じ角度でシャッターを押す自信はない 撮影:1984年 7月
ドイツ フランクフルト 伝統 2009年11月19日 | 海外風景 ドイツ 古いと感じない伝統があった 江戸時代の長屋に女子大生が普通に暮らしているような こういう状況は伝統ではなく 文化なのだろう ストッキングの小さな赤が くすんだ石壁の歴史を生かしていた
ドイツ ハイデルベルク 時の色 2009年11月17日 | 海外風景 ドイツ 時に色を感じた時は、この時である。 時というのは不思議なものだ 10代の色、20代の色、、、、 ハイデルベルグに大きな時計台があった これを眺めている人たちの心の中にも 色と時間が絶妙な平凡さの中で輝くように融合しているだろう (撮影:1984年7月)
ドイツ フランクフルト フルーツショップ 2009年11月15日 | 海外風景 ドイツ まだ海外初心者の頃であった ヨーロッパの文化は日本のそれとは面白いほど違っていた 見るものすべてがおもしろい ドイツ人はこんなにもバナナを食べる人々とは知らなかった 街歩きをしているときフルーツショップがあった 店の天井からバナナがぶら下げてあった それも驚きであった (撮影: 1984年 12月)