
11月に入って初めての日本画教室。
今日も「朝顔」の続きです。
前回は、墨を使って色付けしましたが、今日は岩絵の具でそこに色をのせていきました。
岩絵の具っていうのは、鉱石や貴石を砕いて粉末にしたものです。
ラピスラズリなんか有名ですよね。群青です。高価です。
わたしの名前、cochineal(コチニール)は、実は鉱石ではなく、虫です。
サボテンに寄生している貝殻虫なんですよ。
それを乾燥させて粉末にすると真っ赤になるんです。
はっきり言ってとっても高いので、まだ買ってません。
毎回、今度こそ買おうと思って画材屋に行くのですが、
手が止まってしまいます。
「コチニール一つの値段で他の絵の具が5、6個買える……」と思うと(笑い)

まず、松葉緑青。こんな感じになりました。

次に白緑青と碧玉です。

最後に岩黒で葉に陰影をつけて、今回はおしまいです。
膠(にかわ)の加減がうまくいかなくて、碧玉が剥がれ堕ちてしまい、苦労しました。
何回やってもとれてしまうので、すっごく多めに膠いれたら、
膠シミができてしまった(汗)
まあ、それも効果というか、アジということで。
相変わらず、おおざっぱな性格……。