今年も原爆記念日が迫ってきました。広島、長崎での記念式典をはじめ、各地で核兵器廃絶に向けた様々な行事の準備が進められていますが、その実現には未だ道通しの感を禁じ得ません。そんな折、7月30日(火)のクローズアップ現代で、核大国アメリカや核開発に執念を燃やすイランの子ども達の間に、原爆を題材にした漫画「はだしのゲン」が広がりを見せていることが放送されます。以下は番組HPから得た概要です。
累計1000万部が発行された、原爆を題材にした漫画「はだしのゲン」。去年12月に作者中沢啓治さんが亡くなったあとも、今なお世界中でファンを増やし続けている。1973年、少年誌で連載を開始。中沢さんは人気が出なければ打ち切りになるというプレッシャーの中で「若い世代に、原爆の脅威を伝えたい」という強い思いを胸に、少年たちの心をつかむストーリーを描き上げた。そして今、「はだしのゲン」は、さらなる広がりを見せている。原爆投下の正当性を教えてきたアメリカの学校では、「はだしのゲン」を題材に戦争について見つめ直す授業が増えている。核開発に揺れるイランでも、7月に出版が実現した。原爆という重いテーマにもかかわらず、世界の人たち、子どもたちから共感される「はだしのゲン」。その理由はどこにあるのか、創作秘話や米・イランの現地取材で探る。
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