COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

自然エネルギーを目指す取組みを描いたドキュメンタリーの再放送

2013-07-28 23:45:00 | Weblog

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 参議院選挙では、国民世論の過半数を占める脱原発への期待が結果に反映されず、政官産業界は国内原発の再稼動、使用済み核燃料再処理、原発の輸出などへの傾斜を強めています。福島第一原発の事故現場では依然として深刻な状態が続いているのに、事故当事国として見識と品格が問われる事態です。代替エネルギーへの取組みの本気度にありますが問題です。7月29日と31日の夕刻、昨年10月に放送された<シリーズ エネルギーのこれから>で放送された番組のうち2本が再放送されます。以下は、今回再放送される番組の概要です。

7月29日(月)18:00-18:50 BS1 BS世界のドキュメンタリー選「本気で自然エネルギー!」。
 アメリカの公共放送局が放送した持続可能エネルギーの具体策を紹介するシリーズの1本。再生可能エネルギーに舵を切った世界各地の取り組みを紹介、技術的にも、経済的にも本格的転換は可能だとする。スペインやモロッコで進む大規模太陽光発電。今後は欧州、北アフリカ、中東の合同コンソーシアムにより2050年までに北アフリカの電力需要の80%、欧州の15%をまかなう計画だ。ブラジルは、世界から石油がなくなっても自動車を走らせことができる唯一の国だ。サトウキビから抽出したエタノールを燃料とした自動車を1970年代から製造してきた。トウモロコシより効率がよく、食糧生産を犠牲にしないで規模を拡大できるという。デンマークのサムソー島とアメリカ・テキサス州のラスコーは住民主導で風力発電に乗り出し、余剰電力も自ら管理することでコミュニティ全体に利益をもたらすことに成功している。中国は中央政府が計画的に再生可能エネルギー開発に投資してきた。石炭燃焼で生じるCO2を回収・利用する技術で排出量を削減している発電所を独占取材。90%回収も夢ではない。

7月31日(水)18:00-18:50 BS1 BS世界のドキュメンタリー選「市民の“グリーン革命”」。
 アメリカの公共放送局が放送した持続可能エネルギーの具体策を紹介するシリーズの1本。市民自身がエネルギー消費行動を変えようと立ち上がった5つの自治体を訪ね、取り組みと成果を紹介する。 メリーランド州のボルチモアでは、低所得者住宅地で地域ぐるみの省エネを呼びかけ、年間200万キロワット時を節電、光熱費を7%削減した。カンザスでは16のコミュニティーがエネルギー効率を競い合うコンテストを実施。賞金10万ドルを目指して住民同士が知恵を出し取り組んだ結果、200万ドル相当を節約することができた。省エネだけでなく、家庭の出費も減り、地域経済も活性化するなど、さまざまな利点があった。石油生産で有名なアラスカ州。寒さが厳しい冬季に膨大なディーゼル燃料を消費してきたが、流木を活用したバイオ燃料や地熱を利用した暖房設備の導入で、エネルギー消費を大幅に削減。オレゴン州ポートランドでは、30年前に高速道路への投資を削減し、自転車道と公共交通機関への投資に切り替えた。現在はアメリカで最もグリーンな町と言われ、経済的にも安定した。

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