COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

遠くの貧しい国々

2006-11-29 17:04:51 | Weblog
アフリカの貧しい国のドキュメンタリー番組が2日続けて放送になります。

29日(水)はポルトガルの植民地だったアンゴラ(21:10-22:00 NHK衛星第一 「アンゴラからの手紙~内戦終結から3年~」)。
1975年の独立以来、度重なる内戦を経て2002年にやっと停戦合意が成立し、国家再建の取組が始まりました。2003年から2年間、国連安全保障理事会非常任理事国を務め、イラク戦争開戦時にはアメリカ主導の決議案への対応を巡って激しい外交戦略の標的になりました。内戦で極度に疲弊した国ですが、石油やダイヤモンド等の鉱物資源に恵まれ、2007年にはナイジェリアと並ぶサハラ以南アフリカ最大の産油国として熱い目が注がれています。番組は南アフリカ共和国の取材班による2005年に記録で、巨大マンションに住む富める階級から、支援の手が届かない最底辺で生活を続ける多くの人々の姿を通して、不安定な国の格差社会の状況を伝えます。

11月30日(木)はリベリア(21:10-22:00 NHK衛星第一 「リベリア 再建への模索 ~内戦終結から3年~」)。
日本ではよく「リベリア船籍」という言葉を耳にしますが、1847年にアメリカの奴隷解放で移住した黒人が建国した西アフリカの国です。政情不安定で内戦が頻発し、2003年にアメリカの介入で暫定政権が発足、2005年11月に国連平和維持軍の監視の下で行われた大統領選挙で、アフリカで初めての民選女性大統領が就任しました。主要産物は鉄鉱石、天然ゴム、木材です。番組は暫定政権発足から新政権発足までの取材の記録で、食糧不足、高い失業率と小児死亡率、エイズの蔓延、政府の汚職など様々な難題を抱える中で、国を再建することの難しさを伝えます。
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