週末の注目番組～2075年 地球温暖化のシナリオ～

　７月初めに放送された番組の再放送ですが、13日（土）21：10‐22：00と22：10‐23：00のNHK衛星第一で、前・後編に分けて、BS世界のドキュメンタリー＜シリーズ　近未来予測＞「人類滅亡を回避せよ～2075年　地球温暖化のシナリオ～」が放送されます。この番組はノーベル平和賞を受賞した国連の機構・IPCC（気候変動に関する政府間パネル）の予測データに基づき、人類がこのまま二酸化炭素を排出し続けると、地球はどう変化するのか。温暖化が進んだ未来社会で、私たちの子孫はどのような事態に直面するのか。そして、人類は生き延びるために、どのような選択を迫られるのかを予測した科学ドキュメンタリー・ドラマです。
　2075年の地球では、極地やヒマラヤの氷が解け、大都市の空をイナゴの大群が覆い、世界各地で大洪水が頻発する。その一方、広がり続ける砂漠に村々が飲み込まれ、大量の環境難民が発生し、多くの国が国境を閉ざす・・・。フランス、ドイツ、アフリカ、カナダ極北地域を主要な舞台に、地球と人類の未来の姿を描き、現代社会のあり方を鋭く問いかけるそうです。
　原題は、”Changing Climates, Changing Times”で、フランスCAPA 2008年の制作です。このブログで話題にあげた映像詩プラネット（原題：The Planet、スウェーデンのシャロンフィルム制作）は人類が地球と生態系に及ぼしてきた影響をインパクトの強い映像で示し、将来の選択肢を考えさせるものでした。今回の作品で示される2075年の世界は、私達の眼にどのように映るでしょうか。