今年も原爆記念日が近づいてきました。北朝鮮が核保有国への道をひた走る一方、4月のプラハ演説で核廃絶を目指すと明言したオバマ大統領のリーダーシップで、米ロ首脳会談やG8サミットを通じて、首脳レベルで核廃絶を論議するという好ましい気運も生まれつつあります。
仙台在住の友人Sさんから得た情報によると、月遅れで七夕祭りを行う仙台では、初日が原爆記念日と重なることから、全国から寄せられた折鶴を飾って、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」を訴える「平和七夕」という催しを続けているそうです。この催しは「平和を祈る七夕」市民のつどい【代表者:油谷 重雄さん、連絡先:仙台YMCA(TEL・022-222-7533)】の呼びかけによるもので、今年もクリスロード商店街ジョリビル・ダイエー(図左側の地図参照)の前に、折り鶴の吹流しを5本飾るそうです。
折り鶴は7.5 cm四方の紙を折って作ったもの280~290羽に、4 mの紐を通したものを沢山束ねて、吹流しを作るそうです。図右側は、チラシを利用して作った折り鶴をタコ糸でつないだものの写真です。Sさんはたくさん折り続けるうちに、不思議と平和を願う気持ちが高まっていくのを感じて、その気持ちを共有して欲しいと声をかけた幾人かの方々にも手伝っていただいたそうです。1本の吹き流しに少なくとも3万6千羽、5本で18万羽の折り鶴が必要です。「平和を祈る七夕」市民のつどいでは、吹流しに収まりきれなかった鶴で首飾りを作り、七夕見物の方々に配布し大変喜ばれているそうです。
冒頭の図は、2005年に飾られた吹き流しの写真です。今年も全国から多数の折り鶴が集まり、飾り付け準備作業が佳境に入っていることでしょう。本番が楽しみです。仙台平和七夕に込められた願いが、芽生えつつある核廃絶への動きの追い風になることを願っています。情報と画像を提供していただいたSさんに深謝します。
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広島原爆投下の日ですね。
今日一日中テレビのニュースでもやっていました。
難しいことはわかりませんが、今こうして生きていることに感謝です。