COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

7月26日(日)夜は「未来への提言」と「ASIAN VOICES」にご注目

2009-07-26 12:18:58 | Weblog
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 BS1で、たびたびこのブログで取り上げてきた「未来への提言」と、「ASIAN VOICES」が放送されます。

1.20:10‐21:00 未来への提言「元オランダ労組連合議長ロデバイク・デ・ワール」
 以下は番組HPからの情報です。
 長年、オランダ労働組合連合の議長を務め、「オランダ型ワークシェアリング」を築いた功績で世界に知られるロデバイク・デ・ワールさん(59)。深刻な雇用不安のなか注目を浴びている「オランダ型ワークシェアリング」は、パートタイマーであっても安心して働ける同一労働同一賃金の「均等待遇」政策だ。労働者の雇用を守りながら、企業にも雇用の柔軟性を与え、社会保障を充実させることができる独特のモデルとして、EUはオランダ型政策の導入を各国に指示、ILO(国際労働機関)も「労働時間差別の禁止」の決議に踏み切った。デ・ワールさんたちは、80年代後半、政界・財界・組合がひとつのテーブルについて話し合う雇用改革を進め、「ダッチミラクル」と呼ばれる奇跡的な経済回復を実現した。また1998年には、非正規労働者にも同様の権利を拡大した。日本では、セーフティ・ネットの綻びが目立ち、非正規雇用の労働者がワーキング・プアに陥る厳しい事態が続いている。21世紀、人間が人間らしく働いていくために必要なものは何か。社会の枠組みそのものを変えていくためには、どんな行動が必要なのか。現在はオランダ反貧困ネットワークの議長として、市民セクターの力を結集しているデ・ワールさんへのインタビューから、雇用の未来を考える。■インタビュアー:山田昌弘中央大学教授。 

2.23:10‐23:57  ASIAN VOICES「スリランカ内戦終結 平和は根づくか?」。
 ASIAN VOICESは4月から始まった二ヶ国語で放送される討論番組です。全内容を掲載した前回の核拡散の脅威のように、海外の複数の論客と東京のスタジオを結び、NHKの道傳解説員の司会で、率直で熱を帯びた論議が展開される番組です。今回のテーマは5月末にやっと内戦が終結したスリランカです。スリランカでは、少数派のタミル人と多数派のシンハラ人が対立し、双方の住民を巻き込んだ激しい内戦が26年間も続き、日本も停戦交渉に少なからず関わってきました。最終的にはシンハラ人政府軍による、タミル人側武装組織の武力制圧によって内戦が終結しましたが、戦後の復興と平和構築をめぐる難問が山積しています。アフガニスタンをはじめとして、世界の様々な地域で世界の不安定化につながりそうな紛争が起こっています。たとえ紛争を終結できても、壊すより作り直す方が大変というように、その後の持続的平和構築と復興は多大な困難を伴う事業です。そんな意味で、スリランカは注目すべきモデルケースとも言えます。番組では、スリランカの当事者と国際社会の代表が、武力終結の是非、戦後の復興に向けての課題などを議論するそうです。

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