cobatchの独り言

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聖教新聞(2015/ 2/25) 名字の言

2015年03月11日 18時39分25秒 | コラム・ルポ

聖教新聞(2015/ 2/25) 名字の言

 「大漁旗を貸してほしい」。昨年の春、東北の漁師が頼まれた。「小学校の運動会で使いたい。大漁旗を子どもたちに見せてあげたい」という▼漁師は、「栄光丸」と染め抜かれた旗を手渡した。栄光丸は、4年前の東日本大震災の津波で海に消えた。船だけではない。人生を懸けてきた海に、人生の土台を根こそぎ奪われた。震災後、多くの人の支えを力に立ち上がり、地域の復興をけん引している▼後日、子どもたちが夏休みを利用して漁師を訪ね、手作りの大漁旗をプレゼントしてくれた。若緑の下地に、栄光丸の大漁旗と、「がんばれ」「ありがとうございます」などの文字が丁寧に書かれていた。震災に立ち向かう漁師の話を聞いて、一生懸命に作ったのだ。漁師は「気持ちがうれしかった。それが復興を加速する力になる。この旗を新しい船に掲げたい」と▼相手を「助ける」ことは大変でも、相手に「関心を持つ」ことは誰にでもできるはず。関心は英語でinterestと言うが、同語はラテン語のinter(内に)―esse(存在する)に由来する。”自分の内に相手を入れる”ということだろう▼関心を持つ、つまり、”あなたを、私の心の中に入れています”と伝えることが、励ましにつながる。震災から4年を迎える今、そう思う。(川)


 

東日本大震災から4年。

福島へボランティアに行きたいとは思い続けているんですが、なかなか実行に移せません。 


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