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1965~ Daido Moriyama | Gallery916

2013-07-16 | RICOH GR

Gr291229
PENTAX RICOH GR 18.3mm F2.8 f/5.6 1/250 ISO-100 AWB

コントラストの高いモノクロームプリント...
大胆なフレーミング...
スナップ写真の巨匠...
Gr291238_2
PENTAX RICOH GR 18.3mm F2.8 f/5.6 1/250 ISO-2000 AWB


先日、竹芝にあるGallery916に行ってまいりました。
7月20日までの展示期間ということで何とか間に合いました。

子供のころ、写真雑誌にモノクロで都会の雑踏の中の一部を写したものを見たことがあります。
どのような構図だったのか、人物だったのか、風景だったのか、すべて曖昧な記憶ですが、印象派はっきり覚えています。

・・・「気持ち悪い」と。

生理的に受け付けなかったのは子供だったからでしょう。
そしてその時に目にした写真はそれ以外に何も語りかけてくれませんでした。

そして今。
まさか自分からそのような写真を見に行くとは・・・

・・・「気持ち悪い」・・・とんでもない。
子供のころと同様、そこには森山さんの日常のありふれたシーンが強く焼き付けられていていました。(一部、そうでないものもありましたが)
それは人と街の情景が記憶の底に埋もれていたものを時を超えて目の前に連れ戻してくれたかのようでした。

写真は表面的な部分を見れば「綺麗」「上手」など一般的な評価に終始してしまいますが、森山さんの写真は見る者が語りかけねば何も答えてくれないことを教えてくれたようです。
森山さんの写真は画角が森山さんの目、そのものであり、まさに自分がそこに存在したかのような錯覚さえ覚える写真ばかり。

私も街中のスナップ写真は撮りますがとても森山さんのような写真は無理かもしれません。
自分がその街の一部と化さなければ森山さんのような写真は撮れないと思いました。

それはもちろんテクニックであったりセンスであったりするかもしれませんけど。
何よりもその場に溶け込む事の出来るお方なのだと確信しました。(お会いしたことはないけれど)

衝撃的でした。


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