しーさるの鉄日記

羽越本線に観光列車『海里』投入


JR東日本は、HB-E300系4両1編成を新造、観光列車『海里(かいり)』として新潟~酒田間を運行することを発表した。

観光列車『海里』のコンセプトは、『新潟の食』、『庄内の食』、『日本海の景観』、エクステリアデザインは、先頭車を夕日、中間車を新雪とし、先頭車後部でグラデーションさせる。

1号車は2人掛けのリクライニングシートが30席、2号車はフルフラット化のできる4人掛けコンパートメントが8室32席、3号車は売店とイベントスペース、4号車は2人掛けと4人掛けのテーブル付シートのダイニング24席となっており、定員合計は86名となる。

運行開始は、庄内エリアデスティネーションキャンペーンが行われる来年10月としている。

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様々な観光列車を走らせている新潟支社だが、ようやく新造の観光列車を投入することになった。車両は、秋田の『リゾートしらかみ』、青森の『リゾートあすなろ』、長野の『リゾートふるさと』同様、HB-E300系、愛称名はリゾートが付かずに『海里』となった。

車内レイアウトは、『リゾートしらかみ』の&メ成を踏襲しているようだが、4号車はダイニングとなり座席数が半分近く減っている。3号車については売店スペースが&メ成より広く、売店以外は客席でなくイベントスペースになっている。2号車のコンパートメントは荷物置場、1号車のリクライニングシートは運転台後ろのスペースを確保するため、4席ずつ減らされている。0

イベントスペースでは『食』と『景観』の旅を演出するとのことで、どういったことを行うかは明確になってない。途中駅で地元の弁当や特産物を積み込んで、販売すると思われる。客席を無くしたくらいだから、『TOHOKU EMOTION』みたいにキッチンとバーにしても良さそうだけどね。

新潟の観光列車だから、今年初めに引退した『NO.DO.KA』の穴埋めだと思っていたけど、新潟~酒田間での運転と明記されているから『きらきらうえつ』の置き換えだと思われる。『きらきらうえつ』の種車である485系は昭和50年前後に製造され、『NO.DO.KA』の種車の189系と変わらないからな。10月に『海里』が投入されると同時に『きらきらうえつ』は羽越本線から撤退、『NO.DO.KA』同様、来年の年明けぐらいまであちらこちらで走ってから引退するといったところか。定員は、『きらきらうえつ』が116名なのに対し、『海里』が86名と30名も減少、1両分の定員ぐらい減るのだけど、需要的にどうなのだろう。

『きらきらうえつ』の現行ダイヤは、新潟発1011→酒田着1251、酒田発1610→新潟着1831、食にこだわって、車内で食事させることを考えると、酒田行は1時間くらい、新潟行は3時間くらい繰り上がりそうな予感がする。時期によって、秋田延長ダイヤ、夕日ダイヤ、秋田ベースのダイヤでの運転もあるけど、『海里』に置き換わった後もそのダイヤで運転するか気になるところだ。

ところで、『NO.DO.KA』の後継が登場してないから、E129が臨時列車としてほくほく線などに乗り入れたり、長野から『リゾートふるさと』を借りているのだな。そう考えると、走るエリアにこだわらないHB-E300系をもう1編成導入して欲しいところだけどね。『越乃Shu*Kura』の引退を待ってもいいのだけど、デビューしてたった4年だから、最後のキハ40になりそうな勢いだ。


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