西武鉄道40000系導入

西武鉄道では2016年度から2019年度にかけて、新型通勤車両『40000系』を導入することを発表した。

導入両数は80両（10両固定×8編成）、一部編成はロング・クロスシート転換車両とする。先頭車の一番端の扉間はパートナーゾーンとし、フリースペースの真ん中に車窓を楽しめる浅いロングシートを配置、側面窓を大きく確保して背の低い子供でも景色を見れるようにする。

空気を浄化する「プラズマクラスター」の導入で車内の快適性を確保、各ドア上には情報配信装置「スマイルビジョン」を確保する。

なお、車両製作は西武鉄道からの受注が初めてとなる川崎重工が担当する。

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30000系の量産は今年度で終わり、来年度からは40000系の量産、30000系は８両編成の方がメインだったが、40000系は全て10両固定編成となる。貫通扉付で10両固定だから地下鉄も乗り入れることも可能だが、2017年度くらいまでは地上運用に投入して、西武2000を置き換えると思われる。

一部編成は、TJライナーのようなロング・クロス転換車両になるのだけど、TJライナータイプの列車を設定するとなると既存特急との格差が気になることろ。既存特急と40000では椅子の構造が違うからな。もし設定するなら、有楽町線からのメトロホームウェイタイプになるのではないかと。そのために地下鉄乗入対応ロング・クロス転換車両を作ったのかもしれない。

導入計画は、初年度に新宿線に２編成投入して2000を置き換え、最終的には新宿線に５編成、池袋線にロング・クロス３編成を投入して有楽町線直通ライナーに充当すると予想、ライナー用をデータイムの有楽町線直通に充当するとしたら6000数本を地上専用として、池袋線の2000を置き換えるのではないかと。そうなると池袋線から黄色い電車はなくなるかもしれない。

パートナーゾーンを見たら、座席配置で東京モノレールが頭をよぎった。ライナー運用の時は立ち席関係ないからデッドスペースになってしまうけど、池袋での出口位置関係を考えるといい感じに詰み込めるかもしれない。側面窓を広くして、ロングシートからも眺めを楽しめるようにしたのは、観光列車みたいな考え方だな。

6000、20000、30000と日立製作所製作が続いたが、40000を製作するのは川崎重工。首都圏私鉄では小田急、京急、メトロぐらいしか製作しなかった川崎重工だが、ここ最近になって東武500、西武40000と受注している。