小田急と千代田線の3月14日ダイヤ改正、平日朝の改正概要は以下の通り。
●各駅停車の10両化を進め、新宿着7時55分から8時35分に到着する各駅停車を10両で統一する。
●海老名発7時49分の各駅停車小田原行と新百合ヶ丘発7時37分の急行唐木田行を増発する。
●千代田線において、始発駅の変更を行い、7時台の北綾瀬始発と8時台の綾瀬始発を1本ずつ増加させる。
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小田急のダイヤ改正、平日朝については各駅停車の10両化を進め、新宿着7時55分から8時35分に到着する各駅停車を5本を10両で統一することになった。朝上り各停は、登戸で快速急行、成城学園前で通勤準急に接続するパターン、祖師ヶ谷大蔵以東から新宿へ向かう客は各停新宿行を選択するしかないし、成城学園前から通勤準急に乗っても、代々木上原で快速急行に乗り換える必要があることを考えると、喜多見以西からも各停を乗り通す客がザラにいそうだ。
10両5本で7時55分から8時35分まで50両分の輸送力になったが、2008年の時刻表では7時57分から8時38分まで7本、全て8両としたら56両となっており、昔よりは減少したことになる。でも、代々木上原以西では千代田線直通の分、倍増したわけだし、経堂からの通勤準急、快速急行乗り継ぎにシフトしているのではないかと。
それ以外にも、リリースにはないが平日早朝の成城学園前発6時09分の各停新宿行を、相武台前発5時23分に延長変更させている。このことで、狛江付近の6時前後の13分前後のタイムラグを埋めるだけでなく、登戸で快急に接続することで、玉川学園前~向ヶ丘遊園間から下北沢~新宿間への時間短縮を図っている。逆方向では代々木上原発6時45分の各停向ヶ丘遊園行を準急に格上げしている。
下りでは海老名発7時45分の急行小田原行と52分の伊勢原行の間に、49分の小田原行を新設することになった、この影響で42分発(向ヶ丘遊園発6時59分)の列車は本厚木での6分停車を取りやめ、小田原行だったのを秦野行に変更、新設の海老名始発が本厚木から先のスジを踏襲している。つまり、海老名~秦野間で純増という形になっている。7時台に海老名発小田原行が設定された代わりに、海老名発6時35分の伊勢原行は廃止になっている。
多摩線では、まず唐木田発5時45分の急行新百合ヶ丘行を増発、新百合ヶ丘では急行柏行に2分で接続する。快急の直後を走る急行なので比較的空いている。唐木田発6時42分の各停新百合ヶ丘行については5分繰上げの37分発に、接続列車を快急新宿行から通準松戸行にすることで、快急の混雑緩和を図る。
あと、リリースにある新百合ヶ丘発7時37分の急行唐木田行を増発、新宿方面の急行から6分で接続させる。多摩センター方面への逆流動を考慮したものだと思われる。代わりに北綾瀬を始発とする代々木上原発9時09分、新百合ヶ丘発9時54分の唐木田行が成城学園前行に短縮変更となり、多摩線区間も含め部分廃止されている。
ラッシュの終わった頃には代々木上原発10時17分の各停成城学園前行を準急向ヶ丘遊園行に変更している。
千代田線では、ピーク時間帯の始発駅の変更を行っている。
まず、北綾瀬発7時32分の綾瀬行を38分の代々木上原行に変更、3両から10両に輸送力を増強して、7時20分発から8時19分発まである大手町方面への直通のタイムラグを40分に短縮する。先行とは6分間隔だったのが10分間隔になるが、輸送力が増強されるので混雑は緩和される。この列車の繰下げで、40分の綾瀬行も45分に繰下げ、50分発との10分間隔を51分発との6分間隔として、混雑緩和を図ることになる。
それ以降20分以上は変更ないが、綾瀬発8時06分は我孫子発が取手発に、代わりに次の取手発が柏発になっている。我孫子~柏間は本数が減ったので、8時15分の柏発を我孫子発にしてフォローしている。このことで、綾瀬発、柏発の連続から、柏発と綾瀬発が我孫子発を挟むことになり、我孫子、北柏でのタイムラグがなくなる。また、8時22分の我孫子発から28分の取手発まで、松戸発、北綾瀬発を挟んで北松戸以北ではタイムラグが発生していたが、我孫子発、松戸発、取手八、北綾瀬発を順序を入れ替え、解消している。
だが、綾瀬発8時28分は、取手発から柏発に、8時31分は柏発から綾瀬始発となり、JR線内での運転が取りやめになっている。北柏から大手町9時出社の利用客にとっては、1本逃したら9分遅くなるわけで厳しいところだ。逆方向については、霞が関発7時02分の北綾瀬行を増発している。これは回送を営業運転化したものだと思われる。
データイムの小田急は大きな変更はないが、箱根湯本発10時50分の特急を廃止、28分発を27分に繰り上げ、海老名、町田停車から秦野、本厚木、相模大野、新百合ヶ丘停車タイプに変更している。
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