しーさるの鉄日記

埼京線相鉄直通列車と湘南新宿ライン、横須賀線の接続


去年11月に開業した相鉄・JR直通線、新宿~武蔵小杉間で同じ線路を走る湘南新宿ライン、西大井~武蔵小杉間で同じ線路を走る横須賀線との接続状況を時間帯ごとに見てみる。

●朝時間帯

改正前は武蔵小杉発6時37分の湘南新宿ラインが新宿への始発だが、改正後は6時20分の相鉄から直通が始発となっている。

朝7時半前から1時間、武蔵小杉発上りを見ると以下の通り。

29埼 31須 37湘 39須 43須 45湘 48埼 50須 55湘
00須 03湘 06須 09埼 11須 16湘 18須 21湘 23埼 26須

東京方面が横須賀線9本、新宿方面が湘南新宿ライン6本、相鉄からの直通4本の計19本になっている。最短2分間隔になることもあれば8時前のように5分間隔になることもある。改正前は横須賀線10本、湘南新宿ライン6本だったから、横須賀線が1本減り、相鉄からの直通4本が純増となった形だ。改正前の新宿方面は8~9分間隔だが、8時02分から14分まで12分のタイムラグがある。今回の改正では2~8分間隔となり、12分のタイムラグも8時09分の埼京線経由大宮行を新設することで解消した。一方、横須賀線は3~9分間隔だったのが4~10分間隔になる。
相鉄からの直通4本は、横須賀線に数分で接続する。そのため、二俣川~品川間の所要時間は38分と横浜5分乗換時より1分短い。そのうえ、階段を使わずに同一ホーム乗換ができる。但し、6ヶ月分の定期代は99,900円と横浜経由の86,460円に比べてだいぶ高い。埼京線から横須賀線に乗り換える場合は、混雑する武蔵小杉駅より西大井での乗換を推奨した方がいいだろう。横須賀線から埼京線への接続は、8時06分以外湘南新宿ラインを挟むことになる。よって、戸塚・横浜から大崎・渋谷への純増となるのは、武蔵小杉発8時06分の横須賀線から埼京線に乗り継いだ時の1本だけということになる。

大崎発新宿方面だと、改正前は6時46分の高崎行が始発で7時07分までブランク、7時台が湘4埼5の計9本、8時台が湘6埼9の計15本で運転間隔は3~5分となっている。改正後は6時台は高崎行の前に、29分の武蔵浦和行と32分の新宿行を新設、埼京線は海老名からの直通が7時台2本、8時台3本に純増に、7時台は11本、8時台は18本となる。7時台はまだ少ないが、8時台は21本運転している山手線と変わらない。大崎から新宿までの所要時間は、山手線で16分に対し、埼京線、湘南新宿ラインは11~12分といったところ。大崎から乗る場合は、埼京線、湘南新宿ラインがすぐに来れば選択、新宿での目的地が高島屋や東南口の辺りだったら、品川以北から山手線に乗った場合でも埼京線、湘南新宿ラインに乗り換えた方が速く着く。

埼京線直通が4本純増になったのはいいが、代々木での踏切閉鎖時間が長くなるのが問題だ。歩行者については、無料で代々木駅の通路を通過できる特例を整理すればクリアできると思うのだけど、長いスパンで見れば、改良工事でバリアフリー化しなければならない。

●データイム

新宿発下り12時台を見ると、
00特快小田 02相各 07りん 15逗子 26りん 30快平 32相特 45逗子 47りん
となっており、2~13分の運転間隔だ。15分の逗子行以外、湘南新宿ライン3本は直後を埼京線が追うようになっているから、運転本数が9本でも実質は6本ということになる。対武蔵小杉でも実質4本だ。相鉄直通は東海道線直通の直後を走る。このことで、新宿~西大井は現行の30分間隔から13、17分間隔と倍増する。また、池袋、高崎線方面から特別快速通過駅の恵比寿、快速通過駅の西大井への利便性が向上する。埼京線各停をりんかい線まで延長させて、10分以上の穴を埋めれば、山手線の混雑緩和を図るバイパスとして機能する。

武蔵小杉発下り12時台を見ると、
06逗子 11横須 19特快小田 23相各 26横須 37逗子 42横須 50快平 53相特 56横須
となっている。相鉄から横須賀線への接続はよく、新宿から横浜へ向かうのに使えるが、すぐ前には湘南新宿ラインがある。それでも目の前で湘南新宿ラインが発車した場合は使うことができる。横須賀線から相鉄へは10分以上待たされるから、東京・品川方面からは横浜経由が優位ということになる。

一方、武蔵小杉発上り12時台を見ると
00特快高 03相特 05横須 15普宇 23横須 27快籠 33相各 37横須 45普宇 55横須
となっている。対新宿では相鉄からの直通が純増になったものの、宇都宮行まで12分開くこともある。ただ、特別快速のすぐ後を相鉄の直通が追うので、横浜から西大井、恵比寿への利便性は向上した。相鉄から横須賀線への接続はよく、二俣川から品川までの所要時間は39分と、横浜で横須賀線に4分乗換した場合と変わらない。相鉄・JR直通を利用することで、横浜での面倒な乗換をする必要はないが、運賃は横浜経由の492円に対し、604円と112円も高くなる。

大崎発上り12時台を見ると
02りん 09特快高 13相特 22りん 25普宇 36快籠 40りん 43相各 55普宇
となっている。毎時9本の運転だが、後半で10分以上の開きが2回ある。乗換えアプリで、品川から池袋を調べると、山手線一本で引っかかるケースがほとんどだから、大崎で山手線から湘南新宿ライン・埼京線に乗り換える人は少ないだろう。りんかい線大崎止から相鉄から直通への接続は悪いので、りんかい線から恵比寿以北への有効本数は増えてない。
なお、りんかい線からの直通、つまり新木場発快速川越行は、改正での所要時間増に伴い10分繰り下がった。13分の相鉄からの直通のスジは、改正前はりんかい線からの直通のスジだった。

●夕方

新宿発下り19時台を見ると、
02りん 08国府 12りん 16相特 21りん 25大船 35りん
37相特 42りん 45平塚 50りん 54相特 59逗子
となっている。25分から35分まで10分開く以外は、6分以内の運転間隔になっている。目的地が大崎の場合は、新宿駅の西側からでも使っても良さそうだが、品川以北の場合は、新宿駅の東側からでも微妙なところだ。りんかい線直通から海老名行への接続はいいので、池袋から武蔵小杉方面への有効本数は増えた感じがする。

武蔵小杉発下り19時台を見ると、
02横須 14逗子 17横須 20相特 22横須 28国府
33横須 40相特 43横須 46大船 49横須 56横須
となっている。全体的に本数が多くなるものの、33分の横須賀線は相鉄まで7分接続となるから、品川方面から相鉄へ使うには微妙なところだ。湘南新宿ラインは28分から46分までタイムラグがあるが、40分の相鉄と43分の横須賀線を乗り継ぐことで代用ができる。

22時台以降の新宿発を見ると、本数は減るものの、運転間隔はそんなに偏ってない。湘南新宿ラインの最終は22時58分、海老名行最終はそれより遅い23時14分、武蔵小杉では横須賀線に7分接続となる。


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