阪堺電気軌道は来年1月末をもって、上町線の住吉~住吉公園間(0.2㎞)を廃止することを発表した。
これに伴い、住吉公園停留場に乗り入れている列車(平日5本、土休日4本)は我孫子道停留所折り返しに変更、住吉交差部の軌道は改修したうえで、道路交通の安全性を向上させる。
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去年春のダイヤ変更で朝のみの営業となった住吉公園だが、それから2年も経たずに廃止されることになった。
廃止の主な理由はポイントなどの老朽化。そのうえ、上町線からの本数が減らされたにも関わらず中々廃止できなかったのは、正月の住吉大社参拝客輸送があったからだろう。現に今年の正月にはデータイム8分毎に臨時電車が設定されていたし。
廃止になるのは2016年の正月輸送が終わった後、2月以降に廃線跡を利用して、住吉停留所及び住吉鳥居前停留所は2017年以降の正月輸送に対応した何らかの改良工事が行われるのではないかと。正月の我孫子道方面は住吉停留所を通過するからな。
廃止になったら住吉公園の駅舎は解体、中にある店舗は撤退という形になるのだろうか。右読みの駅名がいい味出しているけど、南海ではよく見られる駅舎だからな。通路にある串カツ屋は食べログでも評判いいみたいだから、どうなるか気になることろだ。
減便といえば毎時3本になった阪堺線の恵美須町~住吉間が気になるところ。毎時2本の汐見橋線よりはマシだけど、並行路線が多いからな。堺市内までの乗り入れがなくなった時点で利用価値が薄れたかもしれない。
なお、路面電車の廃止は名鉄の軌道線以来10年9ヶ月ぶり。もうあの区間が廃止されてから10年も経つのだなと思ってしまう。路面電車の廃止は当分ないと思うのだけど、もし廃止されるなら、先述の阪堺線か土佐電鉄の末端区間か。
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