福井鉄道3/25ダイヤ改正

福井鉄道とえちぜん鉄道は、3/25にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。

●越前武生発540福井駅着629の普通を新設して、金沢行JR特急『ダイナスター』に接続させる。

●越前武生発615の急行田原町行を廃止する。これに伴い、越前武生発632の普通福井行は６分繰上げ、645の急行田原町行は９分繰り上げる。廃止になった急行の代わりに、604発の福井駅行を田原町行に変更したうえで、三国港行に接続させる。また、越前武生発749、福井駅経由田原町行も廃止する。

●田原町発617の普通越前武生行を田原町～福井駅間で部分廃止する。代わりに福井駅発659の普通越前武生行を変更延長して、田原町駅発643とする。

●越前武生発737と823の田原町行直行を福井駅に経由させる。また、越前武生発18時台から20時台の普通田原町行直行６本についても、福井駅を経由させる。

●朝の越前武生～福大前西福井間直通普通をえちぜん鉄道線内で１～５分繰下げる。

●福井鉄道とえちぜん鉄道に駅ナンバリングを導入する。
（福井：E1～勝山：E23、まつもと町屋：E24～三国港：E44、越前武生：F0～福井駅：F22、仁愛女子高校：F23、田原町：F24）

●えちぜん鉄道において、坂井市内の駅名を以下のものに改称する。
太郎丸→太郎丸エンゼルランド、西春江→西春江ハートピア、西長田→西長田ゆりの里、下兵庫→下兵庫こうふく

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福井鉄道とえちぜん鉄道が相互乗り入れするようになってから一年目のダイヤ改正、朝夕を中心に運転系統の見直しなどがされた。

まず、福井駅前行始発の35分繰上げ、このことでリリースに掲載されている650発の『ダイナスター』の他に、米原・名古屋方面は639発の『しらざぎ』に10分で接続する。越前武生行の始発に乗っても、越後武生656着で武生発652の『しらさぎ』には間に合わないから、始発の繰上げは大きい。ちなみに、この『しらさぎ』と『ひかり』を乗り継ぐと、『ダイナスター』と『かがやき』乗継より10分早く東京駅に到着する。

始発が繰り上がったのはいいのだけど、越前武生発604の普通が土日同様、福井駅へ向かわないことに、福井発658の大阪行『サンダーバード』への接続が微妙になる。まぁ、今でも５分乗り換えだから、微妙だけどね。越前武生方面の始発に乗ればいいだけだし。

福井駅経由が田原町直行になったのはこの朝の列車だけで、あとは朝夜に田原町直行を福井駅経由にさせた。特に、夕方以降の福井鉄道線沿線から三大都市圏への利便性が向上した。例えば19分着は大阪行の『サンダーバード』に9～15分で接続する。ヒゲ線が単線のままになったものの、福井駅が２線になったのは大きい。でも、田原町着が17分遅くなったため、えちぜん鉄道三国方面への接続が２分から一本後の15分待ちになったのが難点、でもこの時間帯は夜間なので、市役所前から三国方面への流動は少ないのだろう。朝の直通の時間繰り下げは、遅延が目立ったのだろうか。収容力の少ないLRTで輸送するから、乗降に時間がかかるようだ。

駅ナンバリングは北陸初、観光客の多い金沢で導入しててもおかしくないのに、福井の私鉄が初めてとなるのは意外。2016年度中に家久～サンドーム西間に新駅を造る話は流れてしまったのだろうか。ＪＲのように、新駅を造ることが判明している場合は、追加することを前提にしてナンバリングを飛ばすのだけどね。

坂井市内の駅名は副駅名でなく、長ったらしいものに正式に改称するようだ。下兵庫のこうふくは、幸福でなく興福寺の荘園だったことから名付けたそうだ。この改称は、勝山線の方にも波及しそうな予感がする。