しーさるの鉄日記

大阪地下鉄谷町線3/25ダイヤ改正


大阪市交通局は3/25に谷町線でダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。

●平日朝ラッシュ時に、大日行2本、都島行1本及び、八尾南行2本、喜連瓜破行2本を増発する。このことで、朝ラッシュ時間帯が7時半前後まで繰上げられる。(天王寺駅北行、東梅田行南行基準)
●データイムにおいて、大日~八尾南間毎時6本、都島~文の里間ではそれに毎時6本をプラスした毎時12本運転しているのを、全区間毎時8本の7分30秒間隔に変更する。
●平日夕ラッシュ時に大日行と都島行を1本ずつ増発する。また、喜連瓜破行を1本増発するとともに、文の里行3本を喜連瓜破行に延長変更させる。

●土休日朝時間帯に大日行7本と八尾南行9本を増発し、全線での運転間隔を5~6分40秒に短縮させる。また、夕方時間帯についても、大日行と八尾南行を6本ずつ増発し、全線での運転間隔を6分40秒に短縮させる。

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1996年以来20年ぶりのダイヤ改正、データイムの全線通しと途中折り返しの交互運転を取り止める大幅な改正となった。このダイヤパターンは、40年前の都島~守口間延伸からずっと維持していたのだろうか。まぁ東京でも、丸ノ内線の新宿折り返しが減っているし、千代田線も5分間隔化しているから、ずっと持続してきたダイヤが変わる時期なのかもしれない。データイムの運用本数は、現状だと全線通しが11運用、途中折り返しが6運用の計17運用、これを全線通しだけの15運用に減らすようだ。

全線開業して34年も経つ谷町線だが、大日~都島間、文の里~八尾南間は都島~文の里以上に利用客数が増えている。特にモノレール乗り入れとショッピングセンターが開業した大日は、1998年で5000人ほどだった定期外客が7000人まで伸びている。南側は1990年代から横ばい状態だったが、平野以南は並行路線がないから、10分間隔ではそれなりに混んでいるのだろう。

データイムの都島~文の里は減便になるものの、7分半ヘッド化させることで、谷町四丁目接続中央線、谷町九丁目接続千日前線との接続時間が一定化される。また、南森町接続JR東西線との接続も一定化される。鶴見緑地線は7分ヘッドなので、データイムは鶴見緑地線より少し本数が少ないことになる。輸送力は谷町線の方が大きいけどね。

データイム本数増発区間と並行する京阪守口市~野江間と近鉄河堀口~針中野間にはどれくらいの影響があるのだろうか。地下鉄は運賃が高いけど、中心部まで直通するからな。それがモンロー主義の狙いなのだけど。所要時間に大差がないことを考えると、今までは5分先行の都島(文の里)始発に乗り継げたのが、今回の改正でできなくなるということか。例を挙げれば、千林大宮発38分の地下鉄に間に合わなくても、千林42分の京阪に乗れば、千林大宮発48分を待たずして天満橋以南の谷町線の駅には5分早く着いていたのだけどね。

平日は、朝ラッシュ時間帯の繰上げ。朝ラッシュ時の拡大ではないので、改正後ラッシュ時間帯後、つまり天王寺発北行では840以降、東梅田発南行では855以降、数本間引かれ現状より運転間隔が広がりそうだ。データイムも運転間隔が広がるから、仕方がないけどね。

土休日朝夕は、都島~文の里間列車朝16本夕12本を、大日、八尾南に伸ばすとのこと。6分40秒間隔になるのは、9時台に何本か入庫して、データイムの7分30秒間隔に移行するということか。

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