JR東日本とJR西日本は、『美味しさ五つ星。北陸新幹線キャンペーン』にあわせて、仙台~金沢間で直通新幹線を運転することを発表した。11/7は仙台1036発金沢1430着、11/8は金沢1726発仙台2134着、途中、福島、郡山と黒部宇奈月温泉から先の各駅に停車する。
両日ともE7での運転、びゅうトラベルサービスなどで発売する旅行商品扱いとし、一般販売はしない。
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仙台と金沢を直結する新幹線が旅行パックとはいえ設定されることになった。運転日が平日ということで、検査回送を兼ねているのだろうか。
この両都市間には元々航路が2往復設定される程度の需要があったが、新幹線の開業に伴い年間の搭乗率は60%から44%に、利用客数にしておよそ15000人が減少した。一便当たり10人にも満たない減少だが、航空会社的にはそのダメージは大きい。
東北新幹線から北陸新幹線への接続は良いこともあり、仙台721の『はやぶさ』に乗った場合、大宮8分接続で『かがやき』に乗り継げ金沢には1047と3時間26分で到着する。一方、航路で一番朝早いルートは仙台818のアクセス線電車に乗って金沢着は1130、3時間12分で新幹線と大差ない。料金は、新幹線は21,700と2つの新幹線で高くなるが、航路は33,000近くかかる。特割を使えば7,700円安くなるが、それでも新幹線より高い。
今回運転される新幹線は、金沢行3時間54分、仙台行4時間8分と、先述の乗継パターンよりは30分前後余計にかかるが、『やまびこ』から『かがやき』に乗り継いだ場合、『はやぶさ』から『はくたか』に乗り継いだ場合と大差ない。そのうえ、大宮駅の階段を昇降する必要はない。
スジを予想してみると、仙台を1036も出発、『やまびこ134号』の後を追って大宮には1210前後に到着、大宮を短時間で折り返した後、『かがやき529号』のスジを踏襲して走る異なる。一方上りは、臨時スジを踏襲せずに『かがやき529号』の30分後を後追い、大宮には1942前後の到着、1950前後に発車して、郡山で9分停車して『はやぶさ105号』に追い抜かれる。大宮着1946の上りMaxとき、大宮発1946にはやこま、1954に各停やまびこが設定されているうえに、それが宇都宮で『はやぶさ』に抜かれるから、大宮の発着時間は限定されるだろうな。高崎も通過するMaxときから逃げ切るための富山から大宮まで所要時間は1時間52分、『かがやき』は長野で2分停車しても1時間50分を切るから十分できるか。大宮駅での運転停車は真ん中の15・16番線で行うのだろうか。
仙台支社のリリースによると、パックツアーにはホテルと1日バス乗車券が付いたものがある。その最安値は47,800円、新幹線往復に4,400円を足しただけだから、ホテル宿泊費は4000円を切る。かと思えば、グランクラスで加賀屋に泊まるものもあり1泊2日で20万近くもする。でも、これで評判良くても、首都圏対北陸の方が需要高いから、旅行パッケージ以外の定期運転までにはならないと思う。
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