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しーさるの鉄日記

西武池袋線、有楽町線3/14ダイヤ改正


西武鉄道と東京メトロ有楽町線では3/14にダイヤ改正を行なった。池袋線系統の改正概要は以下の通り。

●すべての特急を『Laview』で統一し、池袋→西武秩父間の最短所要時間を77分に短縮する。

●夜間時間帯などで『Laview』から一般電車などへの接続を見直す。

●平日下り夜間の『S-TRAIN』を練馬に停車させるとともに、小手指に延長変更させる。

●データイムにおいて、有楽町線からの直通電車を毎時2本ずつ増発する。また、平日夜間時間帯も有楽町線からの直通電車を増発させる。

●データイムのFライナー(快速急行)新桜台停車を取りやめる。また、小手指において、飯能発各駅停車から始発のFライナー(快速急行)に接続させる。

●データイムの優等電車の所要時間を短縮させる。

●上り初電車を3~4分繰上げ、山手線外回りへの接続に余裕を持たせる。上り終電は準急に格上げの上、2分繰上げ、それに伴い、石神井公園始発の各駅停車を新設する。

●土休日朝夕に運転している西武線直通快速急行を見直し、池袋~飯能間での運転を取りやめる。代わりに池袋~飯能間では急行を運転する。

●平日夕方において、池袋発16時12分の各駅停車所沢行、16時57分の準急所沢行を西武球場前行に延長変更させる。また、22時台の小手指行1本を飯能まで延長変更する。

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西武鉄道のダイヤ改正、池袋線では特急『ちちぶ』『むさし』を新型車両で統一する他、座席指定列車『S-TRAIN』の小手指への延長、データイムの有楽町線直通電車の増発などを行なうことになった。

去年3月の改正で、特急のうち平日11本、土休日10本に投入された『Laview』、6月には平日17本、土休日16本に、10月には平日32本、土休日31本まで増えて、今回の改正では池袋線の特急、平日57本、土休日58本全てを置き換えることになった。

全列車を『Laview』に置き換えたためか、所要時間を短縮させている。前回の改正では池袋~所沢間で19分運転を行なうのは下り数本に限られていたが、今回の改正ではデータイム全ての特急が19分運転を行なうようになった。但し、上りは10時台が20分運転となっている以外は21分以上かかっている。池袋~西武秩父間についても、池袋~所沢間19分運転の『ちちぶ』でも78分運転だったが、今回の改正ではデータイムのほとんどの特急が77分運転となった。

データイムの特急が速達化できた理由は、『Laview』に統一することで新たなランカーブを引き直せたからだろう。一般車両流用の10000系『NRA』の起動加速度が2.6に対し、地下鉄乗り入れを考慮している『Laview』は3.3で加速するからな。あと、追い抜く列車の時刻変更もある。保谷で追い抜く各停所沢行の場合、練馬での5分停車を2分停車に短縮、石神井公園で数分停車しているから時刻表としてはスジ自体は変わりないけど、保谷着を数十秒くらい繰上げているのではないかと。改正前は有楽町線から来るのが各停だから、それを先行させるために練馬で停車しているのだけど、改正後は準急に格上げになるから、その調整をする必要はなくなる。また、平日ダイヤにおいて、入間市で急行を追い抜くようになっている。土休日ダイヤでは入間市追い抜きをしているのは11時台だけだが、飯能の停車時間を短縮して77分運転となっている。

下り特急の速達化に伴い、秩父線内で交換する上り特急も時刻を全区間で1分ずつ繰上げている。それに伴い飯能発07分の各停も05分に繰上げ、小手指着も繰り上がり始発のFライナーに接続するようになった。去年の改正で非接続となり解決すべき課題と言っていたが、下り特急の速達化からの間接的な形で解決した。目からうろこが落ちるような話だ。

一般列車ではデータイムの有楽町線からの石神井公園発着各停を毎時2本純増させている。有楽町線から西武方面では各停小手指行を数分繰上げ、次の5分後の列車を増発分の各停石神井公園行としている。改正前ダイヤではFライナーが新桜台を通過すると13分のタイムラグになるが、それが10分になっている。一方、西武から有楽町線方面はわかりやすく、石神井公園において、各停から格上げとなった準急新木場行が出発した2分後に各停新木場行が発車する。

石神井公園発着各停発着の増発に伴い、有楽町線からの各停のうち、新木場発保谷行と小手指発新木場行の毎時2本を準急に格上げしている。保谷行については、中村橋、富士見台、練馬高野台通過になったが、練馬発を繰り下げ、石神井公園で急行との緩急接続のために数分停車するようになったので、保谷着は変わらない。小手指発準急新木場行は、ひばりケ丘発を2分繰上げ、練馬発は5分繰上げとなっている。ただ、練馬や小竹向原の停車時間は改正前より長くなっているので、西武線の駅から有楽町線の駅への時間短縮は1分程度だ。



練馬での接続パターンを比較したのが上の図である。下りについては、増発分の石神井公園行から豊島園行からの接続を受けるようになったので、4分停車を3分停車に短縮、13分発を10分発に繰り上げている。また、池袋発所沢行は有楽町線からの各停保谷行でなく準急保谷行を先行させるようになった。一方、上りは保谷発(一部所沢発)の各停池袋行が小手指から準急として来た新木場行に接続すようになった。

池袋発を見ると、改正前は池袋発51分だった豊島園行が47分発に変更、すぐ前を先行していた急行は3分後追いになり、東長崎待避になっている。それにも関わらず練馬着は1分繰上げ、さらに接続する副都心線からの保谷行も時刻が繰り上がる。この繰り上がった保谷行に接続するのが、池袋~石神井公園間で8分に時間短縮した池袋発00分の急行だ。急行を時間短縮させたが故に、その前の時間の追い越しパターンを変更したのではないかと思ってしまう。ひばりが丘で追い抜く各停については、到着してから急行が追いつくまでの時間に余裕があったため、時刻変更はしてない。

有楽町線からの小手指行については数分繰上げているため、Fライナーとの接続駅を石神井公園だったのをひばりが丘に変更している。池袋発10分、40分の準急に乗ると、練馬でFライナー、石神井公園で各停に乗り継ぐことで大泉学園までは15分だったが、準急乗り通しで18分かかることになる。一方、清瀬、東久留米、秋津までの所要時間は短縮されることになる。

保谷発初電車については、池袋着4時51分だったのを4時48分に繰り上げる。このことで52分発の山手線で新たに接続させる。52分の山手線が出たら、20分近く列車がないから、これは大きい。

2扉の4000系については、飯能以東への乗り入れを取りやめる。ホームドアの兼ね合いと新型特急や『S-TRAIN』への誘導があるのだろう。池袋から長瀞、三峰口まで乗り換えなしで行けたのだから、4両の40000系を投入して置き換える手も無くはなかったと思うのけど。まぁ、クロスシートでも40000系より4000系の方が上だけどね。

夜間については、『S-TRAIN』を練馬に停車させるとともに、小手指まで延長することに。105号、107号、109号は小手指への入庫回送を営業運転化したもの、101号、103号は小手指まで走って折り返し豊洲まで回送しても時間的な余裕はある。練馬は運転停車を営業扱いしたもの、普通保谷行、小手指行にすぐに接続、豊島園行に3~6分で接続する。最終109号以外は、西所沢で西武球場前行に8~9分で接続、小手指で飯能行に接続する。

新木場発20時27分、小竹向原発21時10分の石神井公園行を増発して、5分間隔の時間帯を増やしている。また、新木場発22時54分、小竹向原発23時39分の準急小手指行を増発して、23時台後半の19分のタイムラグをなくしている。その1本前の31分発の小手指行は28分発の清瀬行に短縮変更となる。

それ以外に練馬発21時台の快速飯能行とそれに接続する準急小手指行は、始発駅を新木場と池袋で入れ替え、小竹向原発22時45分の小手指行は飯能行に延長変更となる。また、池袋発23時17分の各停保谷行は18分の石神井公園行となる。

あと、定期列車ではないが、『52席の至福』が芦ヶ久保での停車時間を36分から24分に短縮して、西武秩父着を13時58分から13時47分に繰り上げている。このことで御花畑発14時31分のSLに乗るのに、祭の湯でお土産物などを買う時間が確保された。

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