しーさるの鉄日記

なにわ筋線の計画発表


大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄、阪急電鉄の5者は、なにわ筋線を以下の内容で計画、国との協議を進めていくことになった。

整備区間はJR難波駅/南海新今宮駅~(仮称)北梅田となる。JR難波からの線と新今宮からの線は(仮称)西本町で合流、新今宮からの線には(仮称)南海新難波を設置する。また、(仮称)西本町と(仮称)北梅田の間には(仮称)中之島を設置する。

総事業費は3,300億、事業スキームは地下高速鉄道整備事業費補助による上下分離方式を想定しており、2031年春の開業を目指す。なお、北梅田駅から十三方面に分岐するなにわ筋連絡線についても、調査・検討をすすめる。

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80年代から構想があったなにわ筋線だが、ようやく計画しているルートと駅の詳細が明らかになった。当初、南海からは汐見橋線を経由するルートだったが、利用客の多い難波を経由することになった。

駅や路線の位置をリリースの地図から推測する。北梅田駅を出ると、既設の大阪環状線へのトンネルを外側から分岐し、上下別にシールドで進む感じになるのだろうか。中之島の辺りでなにわ筋と合流するから、京阪とは駅の端同士での接続となる。京阪中之島駅の改札の位置は、なにわ筋から200m近く離れたリーガロイヤルホテルの辺りだから歩く羽目になりそうだ。西本町は、中央線の本町と阿波座の間をくぐった先に造られる。本町からも阿波座からも数百メートル離れており、大きな荷物をもっての乗り換えは厳しいかもしれない。動く歩道つきの地下道を整備してくれるといいのだけど。

西本町を出て、長堀通をくぐると左カーブでなにわ筋かわ離れる。道頓堀川の手前で路線は分かれ、一方はJR難波駅へ、もう一方はパークス通りの下を走る。南海新難波駅は、JR難波の東側にあることから千日前通をくぐった先、四つ橋線の駅と微妙に離れた所に造られそうだ。あまり地下深くなければ、御堂筋線難波や近鉄・阪神の大阪梅田からの乗り換えが現状より便利になる。新難波のコンコースが、近鉄の西改札コンコースと御堂筋線の南改札コンコースを結べばいいのだけど、上には阪神高速の橋脚があるから、面倒な工事になりそうだ。そこから地上に出るには、南海本線の難波方面線路を西側道路の方に移設、それで空いたスぺースにトンネル出口とアプローチ部分を設置となる。西側道路はそれなりに広いから、東武の押上~曳舟間よりは簡単ではないかと。

なにわ筋線に開業より、ラピートの大阪中心部~関空が時間短縮するという報道はあるのだけど、それ以外の列車はどうなのだろう。それに、開業する頃にはラピートの車齢が40年近いからな。その後継の車両が必要なわけなのだけど。ラピートの後継車両を特別車両と自由席連結タイプにして、自由席だけのと合わせて毎時4本走らせれば、混雑が少し緩和されるし、なにわ筋線から南海系統はこの毎時4本だけでいいと思うのだけどね。北梅田での折り返しに余裕があれば、サザンを毎時2本追加してもいいけど。JRははるか、くろしおの他に、関空快速が毎時4本乗り入れるだろうけど、おおさか東線へ直通するのだろうか。

なにわ筋線の開通予定は2031年春、北海道新幹線が札幌まで延伸する頃だ。北梅田は2023年春の開業予定だから、その間8年間は、『はるか』と『くろしお』は北梅田から西九条までの単線区間を走ることになる。

北梅田から十三までのなにわ筋連絡線は調査・検討をすすめての工事に。新大阪連絡線と絡めることになるのだろうか。十三は淀川をくぐった地下にできるようだけど、あまり深いと天下茶屋での乗り換えの方が便利な気がする。京都線からだけど。


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