智頭急行は3/17にダイヤ改正を行うことを発表した。改正概要は以下の通り。
●大原駅近くにスポーツ医療専門学校が開校するのに伴い、大原着8時台の下り2本、上り1本と16時台の1往復の時刻を見直し、下り2本を2両編成での運転とする。また、大原駅の窓口営業時間を1時間繰下げ、8:20~7:10とする。
●大原発532の上郡行を13分繰上げ、上郡発600の岡山行に接続させる。また、上郡発840の鳥取行を10分繰下げ、岡山発相生行から接続させる。
●上郡発632の大原行と大原発759の智頭行を一本化し、大原以北で20分以上繰り上げる。
●鳥取発1104の大原行を上郡行に延長変更する。それに伴い、智頭発1251の上郡行を40分繰下げ、大原発1410の上郡行を廃止する。
●鳥取発1907の大原行を上郡行に延長変更する。それに伴い智頭発1915の上郡行を大原止に短縮変更する。
●智頭発718の大原行と大原発821の上郡行を廃止する。また上郡発920の大原行、大原発2120の智頭行を廃止する。
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3セクでは比較的大きい智頭急行のダイヤ改正、通学時間帯の運転時刻見直しの他、一部列車の統合が行なわれることになった。
朝は大原駅から徒歩5分のところに専門学校ができるのに伴う改正。山陰本線の下関口が学校の統合でダイヤを修正したのとは対照的だ。専門学校は初年度は110名募集、最終的な生徒数は320名になるとのことだ。専門学校のHPによると、姫路や鳥取からの通学客を見込む。沿線の高校の規模を見ると、智頭農林が80名、佐用高校が670名、上郡高校が720名、佐用高校や上郡高校の半分くらいだが通学客が増えるのは大きい。2004年のデータで年間の通学客が11万人、毎日300名だから、専門学校の生徒の1/3が利用すれば上出来だと思うのだけど。岡山発、姫路発両方の接続を受ける上郡発713については、佐用での到着時間を15分拡大して大原着を9分繰下げる。姫路発と津山発の接続を受ける上郡発751については、平福での停車時間を短縮させ、大原着を7分繰り上げる。また、夕方に着いても一部列車の時刻を繰り下げる。
データイムは、鳥取発大原行を上郡行に変更、上郡着は1330で相生行には4分、岡山行には12分で接続する。鳥取ではスーパーはくとの20分後に出発、後続のスーパーはくとからは6分差で逃げ切る。鳥取から大阪までは4時間、バスよりは1時間余計にかかるから、バスとの競合がない姫路辺りだったら鳥取から乗りとおす人がいるのではないかと。一方、30分繰り下がった智頭発上郡行は、上郡での接続は両方向とも良くないが、姫新線上りへの接続が良くなった。姫路着は上郡経由と1分しか変わらないが。
夜間上りも鳥取からの列車を直通列車化、このことで、大原以南佐用・上郡方面への最終は智頭で42分、鳥取で74分繰り下がった。智頭発は遅くなるが、あわくら温泉と大原での停車時間を見直しているので、上郡着は2104と10分繰り下がるだけだ。そのため、山陽本線への接続は変わりない。姫新線津山行最終にはタッチ差で接続しなくなるが。
朝と夜は一部列車が見直されることに。大原着744は通学時間帯には早いせいか見直しの対象。大原でスーパーいなばに接続するのに。それに接続する大原発821は31分後続の智頭発が10分繰り上がったので、それに吸収される形で廃止となった。上郡着858が924になることで、岡山方面への接続には影響ない。でも、佐用では4分のタッチ差で姫新線上りに接続しなくなるのだな。上郡経由で姫路に着くのが18分遅くなってしまう。大原発2120の智頭行廃止で、大原からの普通最終は55分繰上げの2025となる。智頭までノンストップの特急は2本あるけどね。
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