駿豆線・富士急行ダイヤ改正

伊豆箱根鉄道駿豆線では本日ダイヤ改正を行った。改正概要は以下の通り。

★17時台から22時台まで、全線で15分ヘッド化させる。
★夜間時間帯に上り２本下り１本を増発する。このことで上り終電が11分繰り下がる。
★三島発955の列車を９分繰下げ、三島着955の上りひかりからの接続を見直す。

また、富士急行も本日ダイヤ改正を行なった。改正概要は以下の通り。

★大月駅でのJRの乗り換え時間に余裕をもたせ、５分以上の乗り換え時間を確保する。
★大月発702の河口湖行、河口湖発726の大月行を増発する。それに伴い大月発622は９分繰上げの613に、653は10分繰上げの633に変更する。また、大月発726を上大月に停車させる。
★下り『ホリデー快速富士山』の所要時間を２分短縮する。
★『富士登山電車』を0.5往復増発して、平日1.5往復、土休日２往復とする。

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駿豆線は夜間の見直しがメイン、17時台以降で16分間隔（一部15分間隔）になっているのを15分間隔に統一させる。田町、仁田、長岡、大仁で行っている交換を、田町、大場、韮山、田京、牧之郷に変更することで、15分ヘッド化が可能になったのだ。大場～韮山間以外は１駅飛ばしの交換タイミング、わかりやすいダイヤになったが、所要時間は下り34分上り35分から上下37分に延びてしまった。大場で上下とも２分停車するからな。大場から三島田町間3.5キロで交換できないのは少し厳しい。広小路のタクシー乗り場と駐車場を潰せば、交換駅にできるけど、踏切に挟まれているからな。
夜上りは運転間隔を短縮させながら２本増発したので、最終列車が三島着2331から2342に11分繰下げ、最終沼津行（金土は快速静岡行）への接続時間が16分から５分に短縮された。
それ以外は、10時前後の列車１本の見直し。時刻を見直すだけでなく、所要時間を38分から35分に短縮させる。修善寺着は1033から1039に６分繰り下げ、それに対し、天城越え下田行バスは1040発か。浄蓮の滝までだったら11時のバスがあるのだけど。

富士急行は、朝の増発や乗り換え時間の見直し。増発は通学需要もある７時台、高尾発614の普通列車から11分で接続させる。休日は東京西部から富士山へ向かう客の需要が見込めるかもしれない。富士山駅では山中湖経由の御殿場駅行バスに接続する。現行の653発の所要時間は51分だが、改正後は65分に延びてしまう。下吉田で河口湖発710と交換したあと、富士山で河口湖発726を待つのだろうか。
一方、河口湖発は７時台が718と748だけだったのが、710、726、745に増発する。改正前の718発は高尾行に23分接続だったが、改正後の710発は５分、726発は８分接続するようになる。但し745発は70分と所要時間が延びるので、接続相手は現行の『かいじ』から10分接続の普通高尾行になってしまう。
『ホリデー快速富士山』は189をE257-500に置き換えることで速達化するのではなく、禾生駅で交換する『富士山ビュー特急２号』を１分繰り上げ、『ホリデー快速富士山』の運転停車をなくすことで速達化するものだと思われる。他社の臨時列車の車両で運転曲線を引き直すというのは考えにくいし。

『富士登山電車』は、平日は河口湖発1017、土休日は河口湖発953が新たに設定されることになる。午前中の回送運用の営業列車化といったところだろうか。平日は同じスジで普通列車が走っているけど、普通列車の置き換えか純増か気になるところだ。
上大月については朝下り１本が停車するように、22時台の夜上り１本も停車するようになるのだろうか。停車させたところで利用客は皆無だと思うけど。大月駅から歩いて10分もかからないし。