茨城県内私鉄の3月13日ダイヤ改正、改正概要は以下の通り。
●つくばエクスプレスにおいて、秋葉原発0時07分の守谷行を0時00分に、0時18分の守谷行を0時07分に繰り上げる。また、北千住発0時25分の八潮行は0時14分に繰り上げる。
●つくば発23時31分の北千住行は23時22分に繰り上げる。また、つくば発23時34分の守谷行を新設する。
●関東鉄道常総線において、1月23日から行っている終電を繰上げを正式に行なう。また、平日ダイヤにおいて下校時間帯に守谷~水海道間で増発を行なう。
●ひたち海浜鉄道において、「美乃浜学園駅」を新設する。それに伴い阿字ヶ浦~那珂湊間の時刻を一部変更する。また、6時台、23時台において、勝田~那珂湊間で1往復ずつ運転を取り止める。
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つくばエクスプレスの北千住発24時台を見ると、1月19日までは05 17 25★ 29となっていたが、1月20日からの緊急事態宣言に伴い、05 17のみの設定に、今回の改正では04 11 14★ 18となった。(★は北千住始発の八潮行)守谷行最終を11分繰り上げた一方、終電に近い時間帯の増発で八潮から先が12分の運転間隔だったのを7分に短縮する珍しいものになった。守谷行最終は常磐線の取手行最終より6分早かったが、常磐線の最終繰り上げで取手行最終より8分遅くなる。
北千住始発八潮行は0時25分から0時14分に繰り上げ、接続するのは北千住着10分の常磐線取手終だけだ。常磐線の松戸終が43分、東武の北越谷終が34分であることを考えると、八潮終を繰り上げる必要はないと思うのだけどね。むしろ、秋葉原始発に延長変更して、秋葉原~八潮で最終4分繰り上げの方がいいと思うのだけど。
終電時間帯に増発した影響なのか、23時台につくば発も増発、14秋 31北 46守 00守となっていたが、14秋 22北 34守 46守 00守となる。北千住行は9分繰り上げ、常磐線に乗り継いで、品川、池袋、南浦和まではその日のうちに行ける。
関東鉄道常総線は、1月23日から取手発0時19分と水海道発0時04分を運休して、最終列車を30分前後繰り上げていたが、3月13日の改正では正式に廃止する。改正後は、取手発23時54分で品川発22時55分の元勝田終から3分接続、守谷発0時13分で秋葉原発23時30分の最終区快から8分接続となる。
また、守谷発15時57分の水海道行を増発、下館発14時39分の水海道行を守谷行に変更する。いずれも去年10月改正で、取手~水海道間で削減したのを、学生需要に応えるために復活させたものだと思われる。守谷発15時57分の設定で、秋葉原発15時13分の区間快速からの接続時間が16分から8分に短縮する。下館発14時39分の水海道乗り換えで守谷着16時02分だったのを、乗り換え不要の守谷着15時50分に繰り上げ、つくばエクスプレスへの接続を、16時08分の区間快速から15時54分の快速に変更して、秋葉原の到着時間を17分繰り上げる。
ひたち海浜鉄道は、平磯駅から1.8キロ、磯崎駅から0.7キロの場所に、美乃浜学園駅を新設した。駅名の由来となった学校は周辺の小学校3校、中学校2校を統合した、市立の小中一貫校で、新駅の海側130メートルの所に位置する。
一昨年5月住民基本台帳を基にした通学基本図によると、525人の生徒のうち、7割に相当する368人が鉄道での通学となる見込みだ。そのうち242人が平磯駅利用、126人が阿字ヶ浦駅利用だが、3年後に延伸となれば、その途中駅に一部が流れる。通学定期代は市が補助してくれるとのことだ。新しい通学客が増えることで、延伸区間の建設も捗るだろう。新駅の新設に伴い、那珂湊~阿字ヶ浦間で一部時刻を変更する。駅が増えた分、下りの磯崎、阿字ヶ浦到着は1分繰り下げ、上りの阿字ヶ浦、磯崎発は1分繰り上げとなっているが、登校時間帯の朝数本は3分の変更、12時台から15時台の下校時間帯は2分の変更となっている。
新駅の開設以外にも、朝夜に1往復ずつ廃止になった。朝の廃止は那珂湊発5時58分の勝田行と、勝田発6時26分の那珂湊行、平日のみの運転だが利用客が少ないためか廃止になった。勝田発6時16分の『ときわ』に乗るには、14分前の列車に乗らなけらばならない。夜については、勝田発23時49分の那珂湊行と、その送り込みの那珂湊発23時29分の運転を取りやめることに、勝田発23時49分の廃止で終列車は27分繰り上がる。那珂湊から先は最終の繰り上げはない。東京方面からも、特急から接続しているのは23時22分の方なので、23時49分が廃止になっても大きな影響はない。
また、那珂湊発15時51分の勝田行と、勝田発16時19分の那珂湊行は、平日のみの運転とする。時間帯と、『ひたち』に15分で接続することから観光客需要があると思うのだけどね。2024年の延伸時には、公園からの観光客だけでなく買い物客も見込んで、土日の運転も再開するだろう。
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