しーさるの鉄日記

てっぱく7/14リニューアルオープン


さいたまの鉄道博物館では、本館の一部施設をリニューアルして7/14にオープンすることを発表した。リニューアル施設は以下の通り。

●ジオラマ

リニューアル前のジオラマを全て撤去、よりリアルな鉄道関係施設、風景をジオラマ内に配置する。サイズは横約23m、奥行き10mとリニューアル前と同じながら、仕切りガラスを撤去し、ジオラマを間近に楽しめるようにする。新幹線(E5とE6)の分割併合を模型上で再現し、その様子などを大型プロジェクターで投影、複々線線路上には3つの駅を短い間隔で設置し都市部の通勤路線を再現させる。

ジオラマ上には、水力発電所や変電所を再現、終点駅では蓄電池電車が充電する設備を再現する。さらに現代の施設だけでなく、扇形車庫と転車台を持つ機関区や操車場も再現する。サッカースタジアムのオーロラビジョンには実際に映像を流せるようにし、ループ線には雪崩防止用の設備も設置する。

●鉄道文化ギャラリー
①言葉の表現エリア
鉄道にちなんだ小説・随筆・漫画を、解説端末に表示される場面を通して紹介する。また、プロジェクターで作品本文を抽出投影展示させる。
②絵画の表現エリア
額をモチーフにしたデジタルサイネージに、来館者が選んだ鉄道に関連した絵画を投影させる。
③食の表現エリア
駅弁と駅そばについて、デジタルサイネージなどで展示、駅弁についてはサンプルを60点以上展示し、それをタッチすることでモニタに解説を展示させる。
④映像の表現エリア
鉄道に関連した映画50作品について、あらすじなどを解説する。
⑤音の表現エリア
歌謡曲を中心とした音楽作品に登場する鉄道に関わる表現を紹介、実際の楽曲常時3作品を聴くことができる。

●トレインレストラン日本食堂
車両ステーション2階の『レストランTD』をリニューアルしたレストラン、食堂車をテーマとし車内で食事をしている気分を味わえるようにする。食器は北斗星で実際に使用していたものを使用、日本食堂から受け継がれるビーフシチュー、食堂車で人気のあったビーフカレーを提供する。

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来年夏の新館オープンに先駆け、本館も一部リニューアル、その第1段としてジオラマとレストランをリニューアル、新しく鉄道文化ギャラリーを開設することになった。

ジオラマは、昨年9月5日から10ヶ月かけてリニューアル、開業以来10年使われてきたジオラマは全撤去という大胆なリニューアルになった。交通博物館の時はこんなリニューアルはなかったけど、今は10年違うだけで色々変わるからな。交通博物館時代からあった仕切りガラスは廃止されることになった。その代わりに、糸魚川や嵯峨嵐山、原鉄道記念館のような、子供の背丈ぐらいの柵を設置するのだろう。ガラス仕切りがなくなったことで、HO独特のジョイント音が聞けるようになる。でも、最近はロングレールが主流だから、リアルに近づけるという意味では聞こえるのはおかしいのだけどね。新しいジオラマのもう一つの特徴として、大型プロジェクターがある。これは京都鉄道博物館のように背後に投影する形になるのだろうか。
個人的に注目しているのは、新幹線の分割・併合より、複々線区間上での通勤路線の再現、3つの駅を短い距離で配置するということは、リニューアル前より駅数を増やすのだろう。新幹線も停車する中央駅を挟んで両隣という感じになるのだろうか。車両は、山手線のE235系11両と京浜東北線のE233系10両になる可能性が高い。

終点駅に充電設備ということは、烏山線のEV-301系の模型がジオラマデビューするということか。車両自体も蓄電池式、つまり線路から蓄電池に充電、電気の流れない線路をプラレールのように蓄電池で走らせたら面白いのだけど、技術的に難しいだろう。
扇形機関庫は、万世橋時代にはあったけど、リニューアル前の大宮ではなくなったのね。リリースを見て気づいた。サッカースタジアムのオーロラビジョンは、リニア鉄道館の甲子園のものより大きいものになるのだろうか。フィールドのサッカーチームの人形も気になるところ。大宮という場所柄アルディージャがいいのだけど、JR東日本的にはジェフユナイテッドなんだな。

鉄道文化ギャラリーは、京都鉄道博物館のジオラマの隣にある『鉄道と文化』のようなもの、てっぱくでもスペシャルギャラリーのうち一つを潰す形でジオラマの横に配置される。京都では、食・趣味・映像・音楽・文学・絵画の6つのテーマだけど、てっぱくではそれから趣味が抜けることになる。展示内容は京都より規模が大きくなりそうだけど。食の表現エリアでは、食堂車のメニューやそこで提供された料理のサンプルを展示しないのだろうか。北斗星で提供されていたフランス料理のサンプルとか展示すればいいのにね。

レストランリニューアルは、ハチクマライスじゃない方のレストランか。リニューアルのリリースでレストランがもう一つあったことを初めて知った。食堂車風になるというのは、万世橋時代のレストラン『こだま』のインテリアが151系を模していたことを回帰したのだろうな。リニューアル前の『レストランTD』では、普通の洋食を1000円前後で提供し、ドリンクバーもあったわけだが、リニューアル後のトレインレストラン日本食堂では、ビーフシチュー2000円、ビーフカレー1600円とさらなる高級志向になる。ビーフカレーは北斗星のパブタイムより400円高いが、ビーフシチューはパブタイムのセットより500円安い。店内に小さいジョイント音でも流せば、さらなる雰囲気を楽しめるけど、食堂車と同じものを味わうということが優先なのだろう。

今回のリニューアルを知って、ビューサンクスポイント400を入館引換券に交換、定期券更新だけでも年間500ポイント以上は貯まるから、定期券を使っている以上年に1回は無料で行ける計算となる。

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