しーさるの鉄日記

とことこトレインとか


錦川鉄道の駅巡り2日目、今日は残り3駅を攻めることにした。

朝一番の錦川鉄道の列車は岩国発6時56分、それに乗る前に岩国発6時10分の山陽本線で隣の南岩国へ向かった。南岩国駅は新駅舎が旧駅舎の西側(右側)に建てられ、去年の3月20日から供用を開始した。新駅舎は白い平屋建てのシンプルな造りで隣の仮囲いも相まって、仮駅舎のようにも見える。旧駅舎が解体された跡地は来春を目途に駅前広場を整備するとのことだ。なお、最近までは、この南岩国がICOCAの西端だったが、今年3月からは徳山までがICOCAエリアとなった。

227系運用の普通で岩国に戻り、岩徳線に乗り換え、駅停車中の瑞風に気づいたのは、列車の発車寸前だった。2駅目の川西で下車、錦川鉄道を川西で乗り降りしたことないので、岩徳線から1本落とす形で乗り継ぐことにした。川西からは昨日の続きの錦川鉄道の駅巡り、南河内で折り返したあと、守内かさ神から清流新岩国まで30分近く歩いた。その途中、ちょっとした山道に入ったが、すぐに町の中に出た。

南河内は左側に狭い片面ホームのある構造、ホーム中程の上屋の両側に出口があり、広い駅前広場に出られる。周辺は民家が多く、岩国西中学がある。守内かさ神は右片面、錦町寄りに小さい上屋とホームと垂直方向に28段の階段出口がある。開業は1993年と錦川鉄道になっての新駅だ。駅名の由来となったかさ神神社は、錦町方向へ15分ほど歩いたところにある。

清流新岩国は右側に片面ホームがあり、岩国寄りの階段で東西を結ぶ地下通路に出る構造、地下通路を東側に出ると階段を上がり新幹線の新岩国駅への乗り換え通路となる。岩国寄りには上屋とコンテナ緩急車の車掌室部分を再利用した待合室、待合室には旧駅名である御庄の文字が残っている。以前は島式だったが、右側の線路が撤去されて今の形となった。昔の時刻表を見ても、西岩国が交換可能のためか、御庄での交換は行われなかった。トラブルでダイヤが乱れた時に使われたと思われる。西岩国から御庄まで2駅とはいえ、10分かかるわけだし。清流新岩国発8時44分の列車で錦町へ向かった。

錦町からはとことこトレイン、岩日北線の未成線区間のうち一部を舗装整備して、観光トロッコ遊覧列車を運行させたものだ。車両は二代目で、愛地球博で使われた電気自動車「グローバル・トラム」のうち2編成を客車ごと譲渡してもらったものになる。とことこトレインは、3月下旬から11月下旬の土日や長期休みに3往復運転、GWとお盆は夕方に1往復追加となる。錦川鉄道とは20分前後で接続するのが基本だが、午前の2便からは約1時間の接続となる。午後の5便に至っては、錦川鉄道から2時間近い待ち時間となるが、清流みはらし列車など臨時列車からは17分で接続する。

とことこトレインの錦町駅は、錦川鉄道の駅の先にあるものの、ホームからは直接行くことはできず、下の駅舎から坂道を上がる形となる。上屋付きの低いホームが整備されているが、そこには接続せずに、広場から直接乗り降りすることになる。錦町駅を10時丁度に出たとことこトレイン1便は、すぐに全長1,796メートルのきらら夢トンネル(広瀬トンネル)に入る。そのうち600メートルは、地元の幼稚園児、小学生、大学生が作った6色の蛍光石とブラックライトのイルミネーションによるイラストで彩られていた。天井に太陽のイラストがあるところで停車、乗客全員が下車してイルミネーションを見物した。

きらら夢トンネルを抜けると、高架を走って、国道をオーバーパスする。右下には、道の駅「ピュアラインにしき」を望むことができる。左側は高架の壁が少し高くなる。ここに出市駅を設置する予定だった。高架をしばらく走ると、全長1,158mの第一山根トンネルに入る。このトンネルはコウモリの棲み処で、トンネル上部や出口付近に生息、とことこトレインが通る寸前にはばたくのが見える。第一山根トンネルを抜けるとサクラの木に囲まれるようになる。サクラが満開になるとピンクのトンネルだが、今は緑のトンネルだ。通過するときは後ろを振り向いた方がいい。

周防深川駅の予定地を通過して全長190mの道念トンネルへ、99mの第2宇佐川橋梁で国道の左側に抜ける。全長51mの第1小山トンネルを通過すると間もなく雙津峡温泉駅に到着する。錦町駅から40分、10分くらいの見学時間があったから、実質30分ほどだ。距離は6キロだから平均速度は12キロと自転車並みになる。

雙津峡温泉駅は正八角形の休憩所が特徴、とことこトレインはその周りを廻って折り返すことになる。岩日北線の路盤は続いており、トイレの先にトンネルがある。下の道路へは錦町駅以上の細い坂道を降りることになる。その下の道路から吊り橋を渡って昇ると国道に出て、日帰り温泉はそこをさらに上がったところにある、せっかく、雙津峡温泉まで来たので、日帰り温泉「Sozu温泉」で一風呂浴びた。雙津峡温泉発11時52分の岩国市生活交通バスで錦町庁舎へ、スーパーで昼食を買った後、12時31分の列車で岩国へ向かった。

岩国発13時58分の山陽本線上りに乗換、宮島口で下車、来月1日で使われなくなる広電宮島口駅から14時29分発の広電に乗る。降りたのは次の臨時駅、宮島ボートレース場、広電の駅降りの時に降り忘れたので、今回改めて訪れた。広電宮島口からの駅間距離は200メートルほどなので、乗車時間は1分も満たなかった。宮島ボートレース場は相対式の臨時駅、出口は宮島口寄りに上下別にある。以前は下りホームが踏切の宮島口寄りにある交互配置になっていたが、宮島口駅改良による線路移動に伴い、広島寄りに移動した。下りホームで待つ客は皆無なので上屋はない。上りホームは以前のままなので、広島寄りは高床専用となっており、電車は宮島口寄りに停車する。臨時駅だが、競艇開催日だけでなく場外発売日も営業するので、年間営業日数は300日を超える。ただし、停車時間帯はデータイムに限られる。

宮島ボートレース場から小走りでフェリーターミナルへ、14時40分のJR宮島フェリーで宮島へ渡った。宮島到着14時50分、当初予定では15時40分のフェリーで宮島口に戻るつもりだったが、乗る予定だった宮島口発16時00分の快速、その1本前の15時47分の普通が岩国始発にも関わらず3両運用、それに対し15時34分の普通が大野浦始発の8両運用で混雑を避けられそうなので、早く引き上げることにした。天気が悪いことと、鳥居が改修中というのもあったけど。厳島神社を見てすぐに折返し、15時15分の松大汽船で宮島へ戻る。松大汽船に乗るのは初めて、コンセント付きなので短い時間ながらスマホを充電することができた。

宮島口発15時34分の大野浦始発の糸崎行は思った通りにガラガラ、大野浦で一番遠い岩国寄り先頭車に乗ったら、広島に着くまで貸切状態になってしまった。広島着は予定より19分早い16時01分着、新幹線までは40分くらいあったが、お土産を買っているうちに時間はあっという間に過ぎた。広島発16時42分の福山停車のぞみで東京へ、東京駅では上野東京ラインへの5分乗換をクリアして帰宅した。

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