樽見鉄道12/13ダイヤ改正

樽見鉄道では今月13日にダイヤ改正を行なった。今回の改正では、美江寺～北方真桑間で時間短縮を図るほか、データイム時間帯にパターンダイヤを導入する。

まず、朝時間帯上りは、大垣着6時59分、7時22分を、それぞれ6時56分、7時18分に繰り上げる。このことで7時02分の新快速への乗り換え時間を確保し、7時22分の新快速に乗換えが可能となる。一方、7時57分着は59分に繰下げ、新快速豊橋行への接続時間が５分から３分になるものの、６番線から５番線へのホーム上接続だから不便にはならない、8時27分着については、25分に繰上げ、１番線から発車する30分快速大府行への乗換時間を確保する。朝下りは大垣発7時10分の樽見行を7時22分発に繰り下げる。このことで大垣着7時02分の普通からの接続を、7時19分の新快速からの接続に変更、名古屋発6時23分を44分に繰り下げる。大垣発は12分繰り下げたが、美江寺～北方真桑間での時間短縮の他、東大垣、北方真桑での交換時間を見直し、本巣まで35分かかっていたのを26分に短縮、本巣以北では数分の繰下げとなっている。

データイムは元々90分間隔に近かったので、１～６分の繰下げだけでパターンダイヤ化となる。東海道線の名古屋方面からの快速の大垣着は02分、32分、それに対し改正後の樽見鉄道の大垣発は11分、41分だから９分接続で統一される。６分繰下げになるのは大垣発13時台、改正前は35分発だったのを41分発にすることで、32分着の快速から３分しか乗換時間がなかったのを９分に拡大している。また、35分着の米原発列車から新たに接続させる。パターンダイヤから外れた時間帯でも大垣発10時05分の本巣行が08分発となり、04分着の新快速からの乗換に余裕が出てくる。データイム下りの本巣での停車時間は７分、４分、７分だったのが11分、９分、13分と長くなっている。そのため、樽見の到着時刻が繰り下がる。

データイム上りについても本巣発11時08分から15時38分まで90分ヘッドとなるが、改正前から数分の修正程度になっている。樽見鉄道の大垣着が06か36、名古屋方面への新快速の大垣発は11か41なので、接続時間は５分となる。なお、13時06分着、16時06分着以外は、６番線から５番線へのホーム上乗換となる。上りの改正前の樽見から大垣までの所要時間は65～70分だったが、美江寺～北方真桑間での時間短縮だけでなく、本巣での停車時間見直しもあったので、63～64分に短縮されている。

夕方下りは大垣発18時21分、55分、19時18分になっていたのを18時15分、44分、19時13分に繰り上げる。名古屋・岐阜から来た東海道線からの接続を見ると、18時18分着からの３分乗換が、18時03分着からの12分乗換に、18時44分着からの11分乗換が、18時33分着からの11分乗換と１本前の列車からの接続に、19時03分着の快速からの接続時間は15分だったのが10分に短縮する。下りの繰上げに伴い、19時前後の上りも４～９分繰り上げる。

下り22時台は、大垣発18分を13分に繰上げ、02分着の新快速からの接続時間を16分だったのを11分に短縮する。また、最終の55分発を59分発に繰下げ、このことで51分着のホームライナーからの接続時間が４分だったのを８分に拡大する。土日はホームライナーがないから、48分着の新快速からの接続時間が７分から11分に拡大する形だ。

上り最終については、樽見発21時26分、大垣着22時31分だったのを、樽見発21時47分、大垣着22時52分に繰り下げる。このことで、大垣発22時48分のムーンライトながらへの接続はなくなる。といっても需要はほとんどないか。

美江寺～北方真桑間での時間短縮は高架化工事完成に伴うものだ。ローカル線の立体化は珍しいと思うけど、県道53号岐阜関ケ原線が二車線から四車線に拡幅するのに伴う立体化とのことで。県道53号岐阜関ケ原線は３年前に養老鉄道を踏切交差からオーバーパス交差にする工事をしたけど、今回は鉄道の方が高架になったのは何か事情があったのだろうか。
工事の完成で美江寺～北方真桑間において６分近くかかっていたのを４分半に短縮させる。１分以上短縮したけど、徐行区間が長かったのだろうな。