しーさるの鉄日記

幻の終夜運転


全国的に終夜運転が取り止めになったので、その取り止めとなったダイヤを振り返ってみる。

首都圏のJRで行なう予定だった終夜運転は、前回に比べて本数を減らし、最大運転間隔を増大させている。

まず、山手線は前回の約12分間隔を約13分間隔、京浜東北線の桜木町以北が約20~40分を約20~50分としている。山手線は停車時間を調整して、1周の所要時間を延ばすことで間隔を開けるのだろうか。運用本数10本を維持しながら。

中央快速線は、前回は東京~高尾間で各駅に停車していたのを、東京~三鷹で快速運転を行ない、運転間隔が20~55分だったのを20~40分に短縮させる。一方、総武線各駅停車は中野~千葉での20~50分間隔だったのが、三鷹~千葉での20~60分間隔となる。杉並3駅は快速が通過になった分を総武線でフォローするが、水道橋~東中野間は中央線快速が通過となるので停車本数が半分以下となる。今年は東京ドームのイベントが無観客だから大丈夫だけど、来年は水道橋からの利用客を総武線だけで裁くのだろうか。

横須賀線は品川~逗子での運転を大船~逗子と短縮させている。このことで、西大井~大崎間を走るのは約60分間隔の湘南新宿ラインとなる。京葉線については、沿線でのイベントがないため、今回の終夜運転をとりやめる。

首都圏の大手私鉄については、京成、京急、京王で終夜運転を行なう予定だった。

京急は前回、京急久里浜発1時の特急品川行、品川発2時20分の特急神奈川新町行や浅草橋発4時00分、品川発5時00分の特急初日号を運転したが、今年は品川発5時00分の特急の運転を計画していた。

京王は前回同様「京王ライナー迎春号」4本を運転する予定だった。前回は新宿発0時50分、1時30分、2時30分、3時30分だったが、今回は1時00分、2時00分、2時55分、4時05分と運転時刻を変える。前回設定された上りの「京王ライナー迎春号」は設定されない。また、急行の設定もなく各駅停車のみの運転となる。井の頭線、相模原線では終夜運転を行なわない。

小田急は終夜運転を行なわないが、新宿発4時50分の片瀬江ノ島行「ニューイヤーエクスプレス」、北千住発3時55分の片瀬江ノ島行「メトロニューイヤー」、町田発4時30分の各停片瀬江ノ島行、片瀬江ノ島発時24分の各停藤沢行を運転する。各停藤沢行は藤沢で12分停車して定期の町田行に化けるのだろうか。

東京メトロは、銀座線の運転間隔を前回の浅草~上野間約7分間隔、上野~渋谷間約15分間隔をそれぞれ約10分間隔、約30分間隔に変更、丸ノ内線は池袋~銀座間の列車の設定がなくなっている。

JR西日本の近畿圏ではJRゆめ咲線以外で3時くらいまで運転する予定だったが、15日になって取り止めが発表された。関西の大手私鉄は、阪急、阪神、南海本線で2時くらいまで運転を行う。京阪や近鉄については、終電の繰下げすら行わない。大手私鉄ではないが、水間観音がある水間鉄道は終夜運転を行なう。但し、3時台、4時台の列車については、南海との接続はない。

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