●データイムの空港急行を毎時2本から4本に増発、所要時間を48分から44分に4分短縮させる。
●難波600発及び関西空港2005発以降のラピートβ7本をラピートαに格上げして、所要時間を最大4分時間短縮させる。
●関西空港2340発難波行の普通を増発する。
●データイムの和歌山市発着の普通を毎時2本から毎時4本に増発する。
●特急サザンを和歌山大学前に停車させる。
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関西空港と和歌山大学前の利便性を向上させたダイヤ改正。まさか、住之江と孝子のデータイムの本数が同じになるとは思わなかった。
現状30分サイクルに、ラ1、サ1、区急み1、空急1、和普1、空普1という体制だが、区急の急行区間を空急に振り替え、各停区間を普通に振り替えて、ラ1、サ1、空急2、和普2になるようだ。空港急行の所要時間短縮というのは岸和田待避の取止め、特急の5分前を先行する形から特急を追う形になる。
急行が特急の5分後を追うと仮定して、普通は堺で特急・急行と接続、高石で特急退避、岸和田と泉佐野で急行・特急と接続といったところか。岸和田で緩急結合したら、井原里~蛸地蔵間から難波までの所要時間が8分短縮されるな。代わりに、和泉大宮、忠岡からは泉大津での緩急結合がなくなる分6分ぐらい余計にかかるけど。
現状、上り普通で堺退避を受けていると、急行が来るまで7分待たなければならないが、急行と特急が逆になれば2分で急行が来るようなる。もし、そうなったら泉大津以北の普通停車駅利用者は恩恵を受けることになる。
夜間上りのラピートα化によるスピードアップは、LCCで空港ニーズは強まったというのが大きいけど、途中駅のニーズがあまりないというのもあるだろう。半数じゃなく全てα化したからな。朝ラッシュ時はともかく、データイムに泉佐野、岸和田からの特急指定券ニーズってどれくらいあるのだろうか。指定で席が保証される午前中はニーズがあると思うのだけど。DAY5回数券で1枚当たり410円か。
関西空港2340発難波行の新設で、上り最終は10分繰下げ。現状の和歌山市発終電は部分廃止になるのだろうか。泉佐野で最終空急に接続する列車だけど、泉佐野以北は関空からの普通に統合する可能性があるからな。
みさき公園~和歌山市間は、現状では土日データイムの一部区急が延長運転して各駅停車が毎時4本体制となっているが、それが平日も拡大。リリースでは一部時間帯となっているのは、この延長運転同様、13時台の普通はみさき公園折り返しになるのではないかと。
この延長運転の一番の要因、和歌山大学前駅。2年前の開業時には毎時2本だったか、今回の改正では特急毎時2本、普通毎時4本という前例のない新駅昇進。そういえば鳥取の方にも特急が全て大学前になった駅があるな。
地方新聞によると、和歌山大学前駅の乗降客数が、平日4000人土休日1500人がイオンモール開業で平日9000人土休日10000人になったとの報道が。これは和歌山市の17000人には及ばないものの、尾崎の11000人に近い。
この改正リリースが発表される直前、8月末をもって和歌山市駅ビルに入居する高島屋が閉店した。デパートをつぶし、最寄駅を昇格させるくらい、ショッピングモールの影響は大きいのだろうな。
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